天保年間から地元に根付く蔵

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天保11年(1840年)創業。栗原市金成有壁地区はかつて旧奥州街道の宿場町として栄えました。また、萩の花の美しさで知られたことから「萩の村」と呼ばれていました。そこから「萩」をとり縁起の良い鶴を組み合わせた銘柄となりました。創業からの銘柄として地元民にも親しまれています。

自らが呑んで旨いと思う酒を醸したい

8代目蔵元の佐藤燿平氏と蔵人は目指す酒として、100人中100人が旨いと言える酒が理想としつつも、究極的には自分が呑みたい、呑んで旨いと思う味を造りたいとのコンセプトを持っています。それは料理を生かしつつも、料理と共に記憶に残る呑み飽きないお酒です。

お日様と田んぼの恵みをみんなで「輪」になって味わう酒として、平成14年(2002年)から全量純米造りにこだわり、山廃酛造りも行い、特約店限定による「日輪田」の販売をスタートさせています。「萩の鶴」は宮城らしいスッキリとした綺麗な呑み飽きしない食中酒、「日輪田」は米の旨みを生かした食中酒として、カジュアルな純米酒を目指しています。

酒米は宮城県が開発した「蔵の華」を中心に「美山錦」「雄町」「山田錦」等を使用しています。平成26酒造年度の全国新酒鑑評会で純米大吟醸が金賞を受賞しています。

小気味よい酸が料理を引き立たせる食中酒

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この銘柄は「美山錦」を50%まで精米しています。涼やかでフルーティーな香りを感じながら、滑らかで丸みを感じる味わい。また、この蔵は宮城県の酒蔵の中ではしっかりとした酸を効かせている印象で、このお酒も綺麗で小気味の良い酸が、料理を引き立たせ、なおかつ後味を引き締めてくれます。

食中酒ながらも単なる引き立て役では終わらない、爽やかな余韻を残していきます。綺麗な酒質ながらこの酸が味わいに幅を持たせ、白身のお刺身から濃い目の煮つけや肉料理まで幅広く合わせられると思います。

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