ひょんなことから日本にやって来た、ハネオツパイのハネオくん。地元・マレーシアでは、花の蜜からできたお酒を飲んで暮らしていました。

日本でも美味しいご飯(お酒?)がないかと探し回って見つけたのは、日本酒。でも、なんだか難しいことがたくさんで、失敗ばかり......。そんな日本酒の道を奔走するハネオくんの日常を覗いてみましょう。

ハネオツパイのハネオくんがゆく、SAKETIMESオリジナル日本酒マンガ「ハネぽん」の第8話

(漫画/erina)

編集部のひとこと

ラベルに「生酒」と書いてあったり、ボトルに「生」というシールが貼られていたりする日本酒が「生酒」です。一般的に流通している日本酒は「火入れ」と呼ばれる加熱処理を行い、日本酒の品質を変化させる酵素の働きを止めてから出荷されるものがほとんど。「生酒」は、この加熱処理を加えてない日本酒のことを指します。

生酒はフレッシュな味わいが特徴で、ボトルの中ではまだ酵素が働いているため、酒質が変化し続けています。なかには炭酸ガスが豊富に溶け込み、シュワシュワとしたのどごしの日本酒もありますが、決して生ビールのような泡が出るわけではありません。

「生酒」と「火入れ」の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

◎ハネオツパイとは

ハネオツパイとは、ツパイ目に属し、羽のような尾っぽが特徴的な手のひらほどの小さな哺乳類。マレーシアの森林に住み、主食はヤシの花蜜で、この蜜には自然発酵によるアルコール度数が3.8%ほど含まれているのだそう。人間以外に飲酒行動を確認された初めての哺乳類なのだとか。

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