日本酒への扉を開く"入門編のお酒"として、1990年の発売以来、多くの人に支持されている「上善如水」。 その蔵元である新潟・白瀧酒造が、日本酒造りの技術を応用して「コスメ」をつくっていることをご存知ですか?

昔から、日本酒と肌の相性については「蔵人の手は白くてきれい」「酒風呂に入ると肌がすべすべになる」などとさまざまな形で言及されてきましたが、いざ"酒蔵がつくるスキンケア製品"と聞くと、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「上善如水スキンケア」の魅力をご紹介します!

商品数は25種類!「上善如水スキンケア」のラインナップ

2017年6月現在、上善如水スキンケアは「モイスチャーシリーズ」「フォアメン」「クリアスキンシリーズ」の3シリーズを展開。

「モイスチャーシリーズ」は、その名の通り保湿機能を重視したシリーズで、ローションやエッセンス、ハンドトリートメントなどの12製品を展開。保湿成分として、米を発酵した「コメ発酵液」を中心に、コメヌカエキス、コラーゲン、ヒアルロン酸などを配合することで、肌本来の"自活力"を引き出してくれるのだそう。やみくもに保湿するのではなく、水分バランスを適正に保ってくれる効果も期待できます。

「フォアメン」は、そんなモイスチャーシリーズの男性版で、女性の肌と比べて皮脂が多く、かつ乾燥しやすい男性の肌に対応した商品。モイスチャーローションとウォッシングリキッド、スキンゼリーの3製品を提供しています。保湿力はそのままに、よりさっぱりとした仕上がりになるのだとか。化粧水を使用する習慣がない男性にとっても、保湿力の高い洗顔料があるのはありがたいですよね。

最後にご紹介するのは、「クリアスキンシリーズ」。「モイスチャーシリーズ」よりも保湿成分であるアミノ酸が約4倍含まれており、加齢による角層の乱れや乾燥を防ぐエイジングケアの効果が期待できます。その高い保湿力のヒミツは、酒粕を植物性乳酸菌で発酵させた自社開発の「酒粕発酵エキス」。そこにビタミンC誘導体、ペプチド、プラセンタ、セラミドなどを配合することで、使用した翌朝すぐに肌の変化を感じられる即効性を実現したのだといいます。

化粧品会社に引けをとらないラインアップとクオリティの高さからリピーターも多いという上善如水スキンケア。確かに「コメ発酵液」や「酒粕発酵エキス」など、自然由来のものを使った保湿は肌にも良さそう。これを聞いただけでも、試してみたい気持ちが高まってきます。

上善如水のブランド価値を高めたい──スキンケアシリーズが誕生するまで

美しいパッケージと品質の高さに定評がある「上善如水」の魅力がそのまま化粧品になった「上善如水スキンケア」ですが、そもそも白瀧酒造はなぜスキンケアシリーズの開発に踏み切ったのでしょうか。

その理由は、清酒ブランド「上善如水」のブランド価値とロイヤリティを高めることにあったそう。「食生活や飲酒スタイルが変わり、日本酒を飲む機会が減った現代において、派生商品を通じて日本酒の良さを知ってもらうことで、5年後・10年後の上善如水ファンを獲得していく」ための方法のひとつとして、基礎化粧品に取り組むことにしたのだと言います。

ですが、スキンケア事業の立ち上げ期には、白瀧酒造はもちろん委託製造工場にも清酒スキンケア製造のノウハウがなかったため、コメ発酵液の特性を把握することに手間取り、企画から開発まで1年近くもの時間がかかったそうです。

そんな白瀧酒造の努力の結晶ともいえるスキンケア商品への思いを聞いてみたところ、事業担当の松村舞子さんから「基礎化粧品という単なる"ハードウェア"を超え、白瀧酒造の酒造りや化粧品に対する思い、そして越後湯沢の美しい環境で育まれた産物であることを感じとっていただきたいですね」とコメントをいただきました。

素材や造りにこだわるプロセスは、まさに「上善如水」そのもの。スキンケア製品にも、しっかりと"白瀧酒造の酒造りのDNA"がつむがれていました。

また白瀧酒造では、「日本のマーケットは世界の一部である」という考えのもと、スキンケア製品が発売された当時からアジアを中心に海外展開もしてきました。

その結果、中国、台湾、シンガポール、香港といったアジア諸国に進出。今期からはベトナムとマレーシアでの販売をスタートさせるなど、酒、化粧品ともに、着々とグローバル規模での「上善ファン」を増やしています。今でこそ日本酒を使った基礎化粧品や"SAKE"が注目を集めていますが、7年前の発売当時の状況を考えると、かなり先駆的な試みですよね。

「乾燥する作業場でも"しっとり"にビックリ」

「上善如水スキンケア」のファンは、一般のお客さんだけではありません。実は、白瀧酒造の社員にも愛用している方が多くいらっしゃるのだそう。「上善如水」のことを誰よりも知る社員であれば、スキンケア製品の魅力もより深くご存じなはず。というわけで、「上善如水スキンケア」を長く愛用されているという、2名の女性にお話をうかがってみました。

最初にお話をうかがったのは、ボトリングの部署で働く宮田えり子さん。入社29年目になるベテランです。

宮田さんが使っているのは、クリアスキンシリーズのフェイスクリームとアイセラム。かれこれ3年ほど使用し、その間に何度もリピートしているといいます。これほどまでに商品に惚れ込んだ理由は、宮田さんの仕事環境にありました。

「最初は自社製品だから使ってみようかな、という感じで使い始めたんです。でも、使ってみたらすごく良いんですよ。何が良いかって、保湿力が他の商品とは全然違うんですよね。ボトリングの作業場はどうしても乾燥するので、あれこれ試してみたのですが、なかなか自分に合ったものが見つからなくて......。クリアスキンシリーズのフェイスクリームは化粧ノリも良くなりますし、これひとつを塗れば他の下地も必要ないくらいで。ずっと探し続けたスキンケア商品が、こんなに身近なところで見つかるなんてビックリでした」

さらに「クリアスキンクリームを付けたあとにファンデーションを使うと、毛穴がよく消えるのでオススメです」と話してくれた宮田さん。「仕事柄、乾燥が長年の悩みだった」というお話にリアリティがあり、製品への興味がますます湧いてきます。

次にお話を聞かせてくれたのは、製造の研究室で働く宮内きよ子さん。入社からずっと研究職として日本酒の品質維持に貢献してきました。スキンケアシリーズの開発にも携わっていたそうで、なかでも「ハンドトリートメント」には特別な感動を覚えたといいます。

「今までにない感触だったんですよね。仕事柄、水仕事が多く手が乾燥しがちなのですが、かといってベタつきはご法度なんです。でもハンドトリートメントは、ベタつきがないのにきちんと保湿できるので感動してしまいました」

ハンドクリームのほか、「ウォッシングクリーム」も泡立ちが良くてお気に入りなのだそう。

開発にあたっては、女性社員がいちモニターとして意見を出し合いながら妥協せずにつくっていくのが"白瀧酒造流"。社員が一体となり、自信をもって自社製品を世に送り出せる体制を続けてきたことが、「上善如水スキンケア」が広く長く愛される商品に成長した所以なのかもしれません。

広がる日本酒の"可能性"

"酒蔵×スキンケア化粧品"という組み合わせは一見意外なようにも思えますが、日本酒のもつ豊富な栄養成分や、造りの発酵技術の高さ、そして妥協のない蔵人たちの職人魂を鑑みれば、まったく不自然なプロダクトではありません。

「上善如水スキンケア」は日本酒醸造技術を応用した成功例のひとつですが、日本酒の持つポテンシャルと培ってきた技術は、まだまだ他のプロダクトに発展する可能性が高いように思います。

今後、"日本酒造り"を通してどのような応用製品が生み出されるのか。今から楽しみでなりません。

(取材・文/佐々木ののか)

sponsored by 白瀧酒造株式会社

 

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