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食中酒の真髄。料理とともに味わい、山廃仕込み「Any.」の真価を知る。

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宏和日立酒造(茨城県日立市)が挑戦する新銘柄「Any.」の開発を追うドキュメンタリー連載第5回は、ついに完成した「Any.」を一足先にレビューいたします!どんな味わいに仕上がっているのか、どんな料理との相性がよいのか、その魅力をたっぷりご紹介します。

なお、「Any.」はクラウドファンディング「makuake」だけの限定商品です。
プロジェクト時間は残り僅か!お買い求めはこちらのプロジェクトページよりどうぞ。

「Any.」は、いつでもどこでも側にいて欲しい、そんなお酒

届いた時に驚かれることでしょう。
一見日本酒とは思えない透明ボトル。チェイサーが入っているようなカジュアル感もありつつ、デザイン性の高い瓶です。呑み終わった後も、それこそ水をいれたり花瓶にしたり調味料をいれたり、そのまま飾っても格好良くキマる、価値のある瓶です。

透明ボトルは紫外線の影響を受けやすいため、アルコール飲料ではあまり使用されませんが、Any.はあえて透明ボトルを使用。お酒を呑んでみると、このデザインとボトルがよく合っているのが分かります。配送の際は、紫外線カットの状態になっているそうなので安心。

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現在、日本酒造りのほとんどが乳酸を添加する速醸もとで造られていますが、このAny.は山廃(山卸廃止)仕込みです。山廃とは、自然の乳酸菌の育成を導き、雑菌を死滅させ、酵母の育成環境を整えて醸造していく方法です。自然の摂理にかなった造りではありますが、速醸と違って仕込み日数も多く、手間もかかり、そして何より、一つ一つの作業が本当にていねいに行わなければならないという、大変な仕込みなのです。

そんな山廃仕込みの「Any.」を呑んでみました

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●まずは20度くらいの常温で

ほんの僅かに山吹色がかっていますが、無色に近い透明。開けたての香りは弱めでシンプル。上新粉や葛のようなすっきりとした印象です。
ところが口に含むと、滑らかな口当たりの中に複雑な香りがあります。とろみが出てきて、葉野菜のような爽やかな苦味と根菜にも似た旨みを含んだ渋み。その後はきな粉のようなコクが出てきて、後半は穏やかな甘味が募っていきます。
カッテージチーズのようなすっきりとした酸もまとっていて、搾りたてとは思えないほどの色気のあるお酒でした。この複雑さが、山廃造りのなせる技なのでしょう。

●ぬる燗にすると違った印象に

吟醸酒を温めるなんて!とお叱りを受けそうですが、わたしは吟醸酒の温度を上げて呑むのが好きなのです。無論、Any.も試さない訳にはいきません。
40度のぬる燗にしました。
最初に軽い酸がきますが、すぐにまろやかになり、クリーミーな風味。苦味は減り、栗のようなコクと旨みが出てきて、全体的に丸みのある印象です。常温ではあまり感じなかった果実感がしっかり出てきました。

●冷酒もまた良し!

口に含むと、冷たいなと感じる程度の温度。冷蔵庫に入れて10~15度くらいまで冷やしてみました。
最初にキレのよい酸を感じます。その後は、口の中で温められるせいか他の温度帯にもあるふくよかさとまろやかさが出てきます。後半は青りんごのようなフルーティーな香りが頭角を現し、程よい甘みがきれいに消えていきます。
全体的に酸が少なめなAny.なので、少しキリリとした感触が好きな方は冷やした方が好みかもしれません。

どの温度帯でもバランスよく呑めるお酒というのはそうありません。Any.の素晴らしさを実感しました。
これは、どんな料理とも合わせやすい、食卓には欠かせないお酒となることでしょう。

「Any.」と一緒に味わって欲しい料理

日本酒と肴は切っても切れない関係。味わいを同調させるか、足りない部分を補って完成させるか。そんなことを考えながら、日々、日本酒と料理の関係を探って調理しています。

今回は、Any.と相性のよい料理を考案しました。何の料理と合わせるのかを考えるのも楽しい食中酒で、本当に嬉しい限りです。
プロジェクトのリターンでもある茨城の野菜セット・酒粕セット・チーズセットそれぞれにに合わせて、3種類の料理を提案します。

●「常温のAny.」と「れんこんの酒粕和え」

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常温の味わいに合うのは和風の献立。酒粕セットを購入した方は、ぜひその酒粕でお試しいただきたいです。茨城県産有機米コシヒカリを使用しているので、酒粕も美味しいのは間違いないでしょう。Any.とAny.の酒粕。相性が良いのは一目瞭然です。
レンコンは塩ゆでし、酒粕とみりん、薄口醤油、少々のオイルで和えるだけ。同じ味わいを増幅させる、スペシャリテです。

●「ぬる燗のAny.」と「ピーマンの花椒漬け」

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丸みがあってコクのあるぬる燗のAny.に中華風のスパイスとお酢を合わせました。油との相性も抜群です。米酢、醤油、ごま油、花椒などを混ぜあわせ、素揚げしたピーマンを浸すだけ。ピーマンだけでなく、他のお野菜でもどうぞ。

●「冷酒のAny.」と「干し芋のクリームチーズ和え」

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チーズセットを選択された方にぜひお試しいただきたいメニュー。
茨城は干し芋の生産量がダントツ。これを使わない手はありません。
甘味が凝縮しているので味付け不要。小さめに切り、常温で柔らかくしたクリームチーズと和えるだけ。仕上げに白胡椒を軽く挽きます。食感のアクセントのために、クラッカーやトーストを添えましょう。
Any,は冷やすと華やかさは増しますがクリーミーさはやや減るので、チーズでその部分を補給。Any.のフルーティーさと干し芋の甘みがとても良く合います。クリームチーズの他に、カマンベールの中心部分を使ってもコクが増えて美味しい。

プロジェクトはまもなく終了!

「Any.」はクラウドファンディングだけの限定商品です。プロジェクト期間は残り僅かとなっています。

*プロジェクトページはこちら

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どの温度帯でも美味しく、どんな料理とも合わせやすい。そして毎日呑んでも呑み飽きない、日常に寄り添ってくれる日本酒です。味もボトルも様々なシーンにしっくりと馴染んでくれるAny.は、ぜひ多くの方々に呑んで欲しい。毎日お酒を呑んでいる方はもちろんのこと、淡麗ですっきりしたお酒を入り口にしていた方にもおすすめです。日本酒の呑み方が、一歩進むはずですよ!

(文/まゆみ)

sponsored by 宏和商工

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