日本一おいしい市販酒を決める「SAKE COMPETITION(サケ・コンペティション)」は、2012年から回を重ねるごとに規模を拡大し、8回目の開催となった2019年は、総出品数1,919点という世界最大のコンペティションとなりました。(新型コロナウィルスの感染拡大により、2020年、2021年、2022年は開催中止)

日本全国はもとより、世界中から集まった出品酒は、「純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」「吟醸」「Super Premium」「スパークリング」「海外出品酒」の7部門に分かれてブラインドで審査されます。

審査の基準は、お米でできたお酒らしい香りや味わいから逸脱していないかを問う「清酒としての品格」と、飲んで楽しむお酒として優れているかを問う「飲用酒としての適性」の2点。各部門の上位10点にはGOLDが授与され、順位も発表されます。GOLD以下の上位10%にはSILVERが授与されます。

この記事では、SAKETIMES編集部がこれまでに取材したSAKE COMPETITIONの受賞蔵をご紹介します。

三重県・清水清三郎商店「作」

三重県・清水清三郎商店

「SAKE COMPETITION」において、2017年に純米酒部門、2018年に純米吟醸部門、2019年に純米大吟醸部門で1位を獲得し、初の三冠を達成した「作」を醸す三重県・清水清三郎商店。

全国新酒鑑評会では過去10年で金賞を7回獲得し、2019年の全米日本酒歓評会では4部門のうち2部門でグランプリに輝いた実力蔵です。

福島県・廣木酒造本店「飛露喜」

福島県・廣木酒造本店

1999年の大ブレーク以来、高い人気を維持し、今なお入手が困難な人気酒のひとつである福島県・廣木酒造本店の「飛露喜」。

「SAKE COMPETITION 2012」の純米酒部門で1位に輝いて以来、何度も10位以内に入賞し、2019年には純米吟醸部門でも1位を獲得しました。

広島県・宝剣酒造「宝剣」

広島県・宝剣酒造

広島県呉市に蔵を構える宝剣酒造は、「SAKE COMPETITION 2019」の純米酒部門で、「宝剣 純米 レトロラベル」と県内で開発された酵母を使用した「宝剣 純米 広島夢酵母」が、それぞれ1位と3位を獲得するという快挙を成し遂げました。

福島県・宮泉銘醸「冩樂」「會津宮泉」

福島県・宮泉銘醸

「SAKE COMPETITION」全8部門のうち、もっとも出品数が多い純米酒部門。そんな数多の酒蔵がしのぎを削る純米酒部門で、1位を2度、しかも二枚看板である「冩樂(しゃらく)」「會津宮泉(あいづみやいずみ)」の両銘柄で栄冠を獲得したのが、福島県会津若松市にある宮泉銘醸です。

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(編集:SAKETIMES)

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