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【速報】CRAFT SAKE WEEK 3日目「宮城伊達オールスターズ」に行ってきた!

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中田英寿氏率いるJAPAN CRAFT SAKE COMPANYが主催する、「CRAFT SAKE WEEK@六本木ヒルズアリーナ」の3日目、「宮城 伊達オールスターズ」に行って参りました。

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参加した酒蔵は、以下の10蔵。

仙台伊澤家勝山酒造 「勝山」
墨廼江酒造 「墨廼江」
新澤醸造店 「伯楽星」
山和酒造店 「山和」
萩野酒造 「萩の鶴」
寒梅酒造 「宮寒梅」
川敬商店 「黄金澤」
一ノ蔵 「一ノ蔵」
中勇酒造店 「夢幻」
蔵王酒蔵 「蔵王」

酒蔵ユニット「DATE SEVEN」の7蔵に加え一ノ蔵・中勇酒造店・蔵王酒蔵と宮城を代表する銘酒の大半が勢ぞろいしていました。

早速、主な銘柄を紹介するとともに、お酒の特徴について話してもらいました。

呑み飽きしない日常のお酒・墨廼江酒造

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まずは石巻市で「墨廼江」を醸す墨廼江酒造さん。
東日本大震災の際は蔵が水をかぶって被害を受けましたが、いまは元気に造りを続けています。

「うちのお酒は香りを抑えて、すっきりとした仕上がりになっています。ゆえに呑み飽きしない。食事と合わせて是非、日常の酒として飲んでください」

素直で綺麗な酒質が魅力・川敬商店

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美里町で「黄金澤」と「橘屋」を醸す川敬商店さん。
蔵元令嬢の川名由倫さんが帰蔵し、酒造りに参加してからお酒にも微妙な変化を感じます。

「うちのお酒は綺麗で素直な酒質にしていますので、何杯飲んでも楽しいですよ。食事と一緒にみんなでワイワイ言いながら楽しんでほしい。和食にも合いますが、肉料理との相性もいいんです」

新天地の水で醸す辛口の「伯楽星」・新澤醸造店

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続いて、大崎市で「伯楽星」と「あたごの松」を醸す新澤醸造店さん。
東日本大震災で大崎市の蔵が甚大な被害を受け、川崎町にある廃業した酒蔵を購入して、醸造拠点を移してはや5年。
新しい蔵の水との相性も良く、ますます磨きがかかっています。
今回は「伯楽星」のみの出店です。

「2つの銘柄のうち、よりすっきり辛口なのが『伯楽星』です。冬場であればタラの白子と一緒に飲めば、究極の喜びを感じます」

若き兄弟が醸す洗練された美酒・萩野酒造

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栗原市で「萩の鶴」と「日輪田」を醸している萩野酒造さん。
東日本大震災で蔵が被害を受けて、隣接地にピッカピカの新しい醸造蔵を建てました。
蔵元の若き兄弟が連携して美酒を造っています。

「当たり前のものを高品質に造ろうと努力をしています。派手さはないですが、洗練された酒質を目指しています。うちの蔵は海からは遠く山間にあるので、田舎のお漬物とか、おばあちゃんが作る煮っころがしなどの素朴な和食に合うと思います」

華やかな香りと米の旨味が特徴・寒梅酒造

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大崎市で「宮寒梅」を醸している寒梅酒造さん。
寒梅酒造も東日本大震災で被害を受けて、新蔵を新設しています。
よりよい酒が造れる環境にしようといろいろな設備を加えていますが、一番の大きな投資は建物の完全空調化です。
これにより9月中旬から造りを始めて、7月中旬まで作業ができ、10か月稼働できる体制になっています。

「華やかな香りと米の旨味がバランスよく広がる味わいを狙っています」

ハイクラスで透明感のある旨味・仙台伊澤家勝山酒造

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仙台市で「勝山」を醸す仙台伊澤家勝山酒造さん。
普及価格帯の「戦勝正宗」も造っていますが、やはり、勝山は高級品路線をまい進しています。
ボトルも特製の高級感溢れるものですし、海外市場での受けも良いようです。

「雑味が少なく、透明感のある米本来の旨味がしっかりと表現できる酒を目指しています。合わせてほしいのは旨味のしっかりとある料理です」

若返った新体制での酒造り・蔵王酒造

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白石市で「蔵王」を醸す蔵王酒造さん。
蔵王酒造は地酒蔵としては大手で、長年、酒造りについては南部からやってくる杜氏を筆頭としたグループに任せ、蔵元は酒質には関与しないというスタイルでしたが、2012年に杜氏が杉浦哲夫さんに切り替わったのを契機に、蔵元を筆頭に社員が全員で酒造りに参加するスタイルに切り替えました。
若返りが大きく進み、新しいタイプの挑戦酒も造るなど、変革へ大きく舵を切っています。

「搾りたてのフレッシュな味わいが残るように、努力しています。淡泊な料理に合うと思います。お寿司はお勧めです」

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宮城のお酒は、食事と合わせて飲むとよりおいしさを感じられます。出店しているレストランが提供する料理との相性をみながら、いろいろなお酒を頂く時は至福の時です。

CRAFT SAKE WEEKは14日まで毎日続きます。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

(取材・文/空太郎)

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空太郎

日本酒指導師範(菊正宗認定)&酒伝道師です。1年365日、日本酒を飲んでいます。10人未満で丁寧にお酒を醸す銘酒小蔵がたくさん存在することが、日本酒の多様性と魅力を維持するのには欠かせないと思っています。そんな酒蔵の活動や、それを応援する酒販店や居酒屋の動きをお伝えしていきます。