今回の体験レポートは、兵庫県西宮市の「灘の酒」としても有名な、辰馬本家酒造株式会社「白鹿」の特別酒蔵見学会です。
参加費無料とは思えないほどの豪華な見学メニューで、白鹿のおいしさと人気の秘密が垣間みられました。

迫力満点!樽のこも巻き実演

まずは15分ほどの、酒づくりに関するDVDを鑑賞します。
酒造りの工程や、白鹿の歴史を知ることで、このあとの見学での理解が深まります。
酒は造るのではなく、育てるもの」という白鹿の信念が伝わりました。

その後、樽のこも巻きの実演を見学しました。
軽々と作業をされていたので、中身は空なのかと思いましたが、実際に水を入れて実演されていました。
迫力満点で、これが見られただけでも、参加した価値があります。

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全問正解で豪華景品!きき酒大会

純米酒、吟醸酒、樽酒の3種類をきき酒をしました。
それぞれ香りや味わいに特徴のある酒ですが、寒さによる鼻づまりなどの影響もあり、みなさん苦戦されていました。
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正解はその場で発表され、正解者には豪華景品がプレゼントされました!
「なぜ、同じ日本酒でも、このように幅広い味わいになるのか?」といった解説があったり、参加者からの質問があったり、楽しい雰囲気でした。
このあとの見学へ期待が膨らみます。
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生酒をその場で試飲!醸造工場「六光蔵」

いよいよ醸造工場「六光蔵」の見学です。
髪の毛が落ちないように、頭巾をかぶり、靴にもカバーをつけます。
案内の声が聞こえにくいためトランシーバーを装着し、準備完了!
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いま一度、酒造りの工程をおさらいして、工場の中に入ります。
工場内は写真撮影禁止だったので写真はありませんが、実際にその目で確かめてみてください!
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工場内では、生酒を試飲させてもらえます。
この場でしか飲むことができない貴重な生酒を飲み、そのフレッシュさに、みなさん驚かれていました。

ちなみに、試飲に使ったお猪口は、プレゼントとして持って帰ることができます。

酒造りの歴史を知ろう!「酒ミュージアム」

最後に、酒に関する文献や美術工芸品を展示した「白鹿記念酒造博物館(通称 酒ミュージアム)」を見学します。
酒造りも近代化されていますが、昔の酒造りを知ることで、さらに日本酒の素晴らしさを知ることができますね。
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館内を1周するだけでも、昔の酒造りの多くを学べますが、今回はなんと解説つきです!
特に、白鹿のおいしさの秘密「宮水」をどのように運ぶのか、どのように酒造りに加えていくのかといったことを分かりやすく教えていただけます。
昔も今も、酒造りは簡単なものではなく、蔵人それぞれがおいしい酒を造るのに、奮闘していることが分かります。
伝統的な酒造文化の奥深さを感じることができました。
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最後にまた豪華な記念品をいただき、見学会は終了です。

このレポートを読んでいただくだけでも、少しお分かりいただけたと思いますが、すごく充実した内容です。
なかなか知ることのできないことを、実際に見ることができて本当に貴重な経験でした。

このサービス精神こそが、白鹿の人気を支えているのだと思います。

こちらの見学会は、毎年行われています。

今年度も、あと2回開催されます。
平成28年3月12日(土)9:00~12:00
平成28年4月16日(土)9:00~12:00

お申込みはコチラから!

ぜひその目で、白鹿の魅力を確かめてみてください。

(栗本和紀)

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