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丹後天酒まつり体験レポート!

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利き酒師協会研究室専属テイスターの石黒建大です。

今回は、517()に開催された、酒蔵ツーリズムの丹後天酒まつりについてレポートします!

 

丹後天酒まつりの概要

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516()517()2日間、丹後鉄道沿線の10の酒蔵が参加し、丹後天酒まつりが開催されました。

近畿地方では播磨地方についで行われた酒蔵ツーリズムで行われている地域の広さでは過去最大規模丹後酒蔵ツーリズム運営委員会の代表を務める、利き酒師協会専属テイスターでSSI関西地区役員の古田豊弘氏が関係市町、各地商工会と京都丹後鉄道、京都交通バス、日本酒学講師の会などと連携を取り、開催されています。

今回は、京都丹後鉄道の丹後天酒まつり切符を利用し福知山市の東和酒造さん京丹後市の白杉酒造さんに行ってまいりました。

東和酒造さん

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福知山市にある酒蔵さん代表銘柄は福知萬二千石の酒蔵さんです。

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3種類のお酒(特別純米酒・純米吟醸酒・濁りの微発泡酒)と濁り酒のリモネードのカクテルをテイスティングしました。

酒質的には、最初に甘味がありながらすっきりした飲み口の柔らかい爽酒系の味わいのお酒で、地鶏の塩焼とフキの山椒の佃煮と合わせてみましたがお酒が見事に食材の旨味を引き出していて素朴ながら非常に満足感があり、ほぼ家族経営で地元産の酒米を使用するなど地に足の着いた酒造りをしていて、派手さはないもののしっかりした酒造りを行っている酒蔵さんでした。

リモネードのカクテルは、微発泡性にごりのお酒とレモンの味わいが見事に調和し、爽やかでスッキリした味わいのカクテルに仕上がっています。

実際に食べた地鶏やフキの佃煮以外にも色々お惣菜の販売をしていましたが、こちらもほぼ地で取れた野菜を使用したお惣菜が販売されていて、地域密着度の高い酒蔵さんでもあります。

最近は蔵開きに行くと、結構な割合で販売しているのが、地の食材を使用した料理を少しと焼きそばやおでん等、正直どこでも食べられる料理が販売していることが多いですが、東和酒造さんは惣菜も手作り感があって人の温もりを感じることが出来て、なおかつお惣菜は品質の高さを感じさせるお酒との相性も良く、どことなくホッとする居心地の良い雰囲気を持っています。

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機会があればまたいきたいと感じることの出来る酒蔵さんでした。

白杉酒造さん

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京丹後市にある酒蔵さんで代表銘柄は白木久の酒蔵さんです。

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こちらは5種類のお酒レッドトニックのカクテル(純米酒とカシスリキュールをベースにトニックウォーターで割ったもの)をテイスティングしました。

酒質的には全体として苦味がはっきりしていて非常にキレが良く、なおかつ淡い果実の香りとハーブの香りを感じ取れる爽やかな味わいになっています。

日本酒というよりもイタリアのDOCGの白ワインを思わせる味わいの女性向けの日本酒でした。

お惣菜は、イタリアン系のトマトや生ハム、マッシュルームのおつまみをいただきましたが、こちらも地元の素材を生かした料理がお酒の味わいとの相性が非常に良かったです

こちらの酒蔵のお酒は、地元の食材との相性もさることながら和食だけでなく洋食と普通に合わせたくなる幅広い味わいになっていると感じました

まとめ

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(真ん中の女性は地元ケーブルテレビリポーターの義村さん、両隣は「漫才師にほんしゅ」のおふたり。)

今回、初めて酒蔵ツーリズムに参加しました。

実際周ることができたのは2軒だけでしたが、地元の酒蔵さんと地域の方々と丹後鉄道をはじめとする観光業の期待の高さを肌で感じるとともに、非常に温かみのある酒蔵ツーリズムになっていて、来年以降も是非参加したいと思います。

大阪から丹後地方へは丹鉄に変わった影響もあるとは思いますが、電車の接続スムーズで、交通費に関して、駅から酒蔵のバス代を合わせて総額1万円以内で収まり、またそれ以外の費用を合わせてもほぼ12,000円程度で収まっていますから、非常にコストパフォーマンスが高いと感じました

また、大阪からは日本旅行さんのバスツアーもあり、こちらは日本酒学講師のナビゲートもあって9,980円で3蔵周れますから、お得感がすごい!

ただ、実際に自分の目で見て歩いて考えるという意味では、丹鉄の電車代金込のツアーにしてみて値打ちがあり、ライターとして自分の目で見て歩いて考えることの意味の重要性には改めて気づくことが多かったです。

 

丹後天酒まつり詳細HPはこちら

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石黒 建大

SSI研究室専属テイスター。酒匠、日本酒学講師、SSIの日本酒地酒検証研究員、日本酒香味検証研究員、日本酒セールスプロモーション研究員。 第2回、第3回世界利き酒師コンクールセミファイナリスト。現在は大阪の某有名料理店に勤務。