銭湯でひと風呂浴びた後に、冷えた日本酒をキュッと一杯。最高のひとときですね。それが休日なら、なおのことでしょう。

ちょっと遅めに起きた日曜の朝に、銭湯と日本酒を楽しんできました。

アメニティが充実!女性ひとりでも気軽に行ける銭湯

やってきたのは埼玉県川口市。JR川口駅の西口を出て公園を通り抜け、住宅街をのんびり歩くこと15分。お目当ての銭湯「喜楽湯」へ向かいます。

「喜楽湯」の外観

1950年代から営業している喜楽湯。川口市の中でも歴史が古い建物として知られています。

「喜楽湯」のフロント受付

平成24年に浴室と脱衣場を改装し、受付が番台からフロント式に。今日の番頭は女性の方でした。通常営業は15時からですが、伺った日曜日は朝8時から12時まで入浴できる「朝風呂キャンペーン」の開催期間中。朝日を浴びながら湯船に浸かるのは最高ですね。

「喜楽湯」の脱衣場

脱衣場も広く、使いやすくて気持ちの良い空間でした。

「喜楽湯」の浴槽

井戸水を汲み上げ、薪を焚いて湯を沸かしている喜楽湯。湯は熱いですが、刺激が少なく心地良く湯船に浸かることができます。曜日ごとの変わり湯も実施中とのことで、この日は漢方風呂。効能のありそうな香りが浴室一杯に広がっていました。

喜楽湯に並ぶ有料のシャンプー

入浴料は430円(川口市内では均一)。タオルは無料で貸し出してくれます。さらに、リンスインシャンプーやボディソープ、化粧水、乳液、化粧落とし、ドライヤーなどのアメニティをすべて無料で借りられるのもポイント。つまり、入浴料さえあれば、ほぼ手ぶらで銭湯を楽しむことができるのです。優雅に楽しみたいという方には、こだわりのあるボディソープのセットが有料で用意されています。

高い天井から注ぐ日差しを浴びながら、大きな湯船でひと風呂。とても贅沢な時間でした。

ピザと日本酒でほろ酔い気分

銭湯で気持ち良くなったところで、日本酒を飲みに行きましょう!

JR川口駅に戻って、駅の反対側・東口の繁華街に向かいます。石窯で焼いた本格ピザと日本酒が楽しめる「掌酒と石窯 ~流~nagare」を目指します。

「掌酒と石窯 ~流~」の外観

カフェと見間違うようなかわいい外観。店内もウッディな雰囲気で温かみがあり、女性ひとりでものんびり過ごすことができます。

「掌酒と石窯 ~流~」の店内

ランチ営業は金・土・日曜限定。お得なセットといっしょに、日本酒やビール、グラスワインを楽しめます。

「掌酒と石窯 ~流~」の石窯

ピザは専用の釜で焼き上げる本格派。美味しそうな香りが漂うなかで、ランチに合わせる日本酒を選びます。おすすめの日本酒は10種類以上。今回は「あさりとトマトクリームのピザ」に「鳳凰美田 WINE CELL 純米吟醸」を合わせました。

「あさりとトマトクリームのピザ」と「鳳凰美田」のペアリング

「鳳凰美田 WINE CELL 純米吟醸」は、ワイン酵母を使って醸造した日本酒。マスカットを思わせるフルーティーな香りに、豊かな甘味と上品な酸のバランス。酸のキレもよく、甘味がほんのりとさりげなく残ります。アサリとチーズの豊かな旨味が感じられるピザに日本酒のやわらかな甘さが加わり、美味しさが倍増。とても良いペアリングでした。

大きな湯船にゆっくりと浸かって、湯上がりからの日本酒でショートトリップ。次の休日は、近くの銭湯とその周辺にあるお店を組み合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

◎店舗情報「喜楽湯

  • 住所:埼玉県川口市川口5-21-6
  • 営業時間:15:00~23:00
  • 定休日:なし
  • 「朝風呂キャンペーン」の詳細については喜楽湯まで直接お問い合わせください

◎店舗情報「掌酒と石窯 ~流~nagare

  • 住所:埼玉県川口市栄町2-1-6 パルクヒサダ1F
  • 電話:048-290-8790
  • 営業時間(ランチ):11:00~14:00(L.O. 14:00/金・土・日のみ)
  • 営業時間(ディナー):月~土 18:00~24:00(L.O. 23:30)、日曜 18:00~23:00(L.O. 23:00)
  • 定休日:火曜日

(文/山本清子)

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