日本酒には「おりがらみ」と呼ばれる種類があります。

今回はそのおりがらみについてご説明しようと思います。

1. おりがらみとは?

おりがらみとはうっすらとにごっているお酒のことです。

もろみをしぼった直後の状態だと、まだできあがったお酒のなかには細かくなったお米や酵母などの小さいな固形物が浮遊しています。この固形物のことを「おり」といいます。

しぼった後タンクに入れ少し放置しておくことで、おりを沈殿させ上の澄んだ部分のみ使用するためおりが含んでいない透明なお酒ができあがるのです。そして、おりが沈殿した部分を混ぜたものがおりが絡んでいるお酒=おりがらみということです。

また、おりがお酒をかすませているように見えることから、かすみ酒などとも呼ばれます。

2. おりがらみの味わい

おりがらみでも、火入れと生では味わいは異なりますが、透明のお酒よりもお米の旨味が感じられるものが多いです。とくに生酒であればその傾向は強く、微発泡を感じるものもあります。

にごり酒が苦手な方でも、おりがらみのようなうっすらとしたにごりであれば飲めるという方もいらっしゃいます。ぜひどこかで見かけたら召し上がってみてくださいね♪

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