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日本酒を使ったカレーをご紹介!

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こんにちは!SAKETIMESライター永木三月です。

『永木三月のテイスティングログ』というブログを拠点に、<お店や製品のレビューを紹介している他、定期的に「おいしいもの味覚鑑賞会」という名前で、食べ比べをテーマにした会の開催を行っています。テイスティングの楽しさ、面白みを伝えることが、私のテーマです!以前、茨城のアンテナショップで頂いた日本酒を紹介しました。今回のテーマも味比べです! 

日本酒を使ったレトルトカレーを2種類紹介します!

 はじめに

みなさんは、日本酒を使ったレトルトカレーがあるのをご存知でしょうか?
「カレーにお酒?」と思う方も多いかもしれません。確かにスパイスを主体としたインドカレーでお酒を使うことはまずないでしょう。ただ日本のカレーライスの元となったのは欧風カレーであり、そちらでは旨味を増すためにワインを使用するのはそれほど珍しいことではありません。
数ある日本酒カレーの中から今回選んだのは2品。
神戸の菊正宗酒蔵「菊正宗 酒蔵の酒カレー」と、広島にある日本三大銘醸地の1つ、西条のご当地カレー「美酒カレー」です。(画像右「酒蔵の酒カレー」左「美酒カレー」
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①菊正宗「酒蔵の酒カレー」(432円)

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酒蔵で職人さんが食べている、まかないカレーをベースに作ったという1品。
実際にそのまかないカレーは日本酒がたっぷり使われているそうで、それに忠実に作ったのであれば期待が持てそうです。
色は黄色みがかった茶色というところで、マイルドな味を想像させます。
香りにはスパイスと一緒に、フルーティな甘みを感じ、吟醸香を連想させます。
味の方はタマネギやりんごの甘みを前面に感じますが、ボディにお酒の旨味がぎゅっと詰まっていて、味わいの後半にキリッとしたコクを感じます。
具材は牛すじとこんにゃくで、くにゅっとしたゼラチン質の食感。これはやや脇役の印象が強いですが、野菜や肉がごろごろと入る必然性も感じないので、悪くありません。

②「美酒カレー」(620円)

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広島の日本酒どころ、西条の「美酒カレー」。
こちらは酒蔵がプロデュースしている訳ではなく、地方のご当地カレーという色合いが強いです。
地元の特産物「安芸津じゃがいも」をルーに練り込んだというところが、このカレーのイチ推しポイントです。見た目は焦げ茶色で、市販のルーを使ったカレーに近い色です。
味の方はと言えば、じゃがいものペーストが入っているせいか、ぽてっとした食感で、日本のカレーライスという印象が強い。具材も牛肉や野菜、ジャガイモなど、カレーライスの定番が中心です。

1品目と比べてスパイシーで、単純に辛いのもこちらですが、辛さが味の中で突出していて、少しバランスが崩れている印象を受けます。

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・より美味しかったのは……「酒蔵の美酒カレー」(画像右)

2品を食べ比べてみて、より美味しく感じたのは菊正宗「酒蔵の美酒カレー」でした。
酒蔵のまかないカレーをベースにしたということもあるのでしょうか、こちらの方が、味全体にまとまりを感じます。
「日本酒を使ったカレー」というコンセプトの面から考えても、こちらの方がよく練られたレシピでしょう。特に味のボディの作り方や、具材のチョイスなどに、きちんとしたこだわりがありました。

最後に

 いかがでしたでしょうか?
レトルトカレーなので、そのおいしさに限界はありますが、しっかり日本酒を活かした作りになっていて驚きました。
お酒のせいもあってか少し値段は高めですが、興味のある方はぜひ1度試してみてください!人気の日本酒「獺祭」「田酒」などを使ったカレーもあるそうで、そちらも近いうちに食べ比べてみたいと思います。
スーパーなどにはあまり売っていませんが、お取り寄せはできます。
僕は今回、池袋の東武百貨店地下「北野エース」で購入しました。こちらはレトルトカレーの品揃えが非常に良いのでお勧めです。
個人的にはこの発想を活かして、自分でも日本酒を使ったカレーを作ってみたいですね。
みなさんの、さらに豊かな日本酒ライフに貢献できれば幸いです!「面白そう」「おいしそう」、そう思ったら、シェアしてもらえると嬉しいです!

 

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永木 三月

テイスティング専門家として活動中。ライターとしての活動の他、「おいしいもの味覚鑑賞会」という食べ比べの会を開催しています。 日本酒はもちろん、日常を支える家庭料理の楽しみから高級レストランの味わい深さまで、あらゆる食の楽しみを伝えるべく日々活動しています。

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