こんにちは、イタリア在住SAKETIMESライター永野薫です。

現在イタリアでは、食の祭典ミラノEXPOが開催されています。イタリア一の大都市であるミラノでは、元サッカー選手の中田英寿氏プロデュースの日本酒バーが用意されるなど、少しずつ本物の日本酒と出会える機会が増えていることを耳にしますが、その他のイタリアの都市ではまだまだ、日本酒の認知度も低いのが現状です。

フィレンツェ初の試み

sake_g_firenze1 (1)

観光都市としては世界随一の古都フィレンツェ。毎日世界中からたくさんの観光客が訪れ、街は国際色豊かなように見えますが、暮らしてみて1年と約半年。おいしい日本酒が飲める場所は見つけられないのが少し残念ではありました。

2015年6月、そんなフィレンツェで、初めての日本酒輸入を成功させたイタリア人ジョヴァンニ氏と奥様ミキコさんが企画する日本酒のお披露目会にお邪魔することができましたので、その様子をお伝えします!

真剣に日本酒について知ろうとする参加者

sake_g_firenze2 (1)

日本酒とはどういういう飲み物か、その歴史と造り方を丁寧に説明されるところから始まり、参加者は興味津々!「SAKE」という言葉を聞いたことのある人は多くても、日本酒って何?というところからスタート。「酒」というの漢字の成り立ちを日本語の先生が説明する場面や、ジョヴァンニ氏も、日本酒の醸造方法などを丁寧に説明されており、日本酒への情熱が伝わってきました。

私にとっては、日本酒をイタリア語で説明することの難しさと面白さを深く感じた時間でした。

質問も積極的!

sake_g_firenze3 (1)

日本との文化の違いでしょうか、議論するのが大好きなイタリア人。説明の後の質疑応答の時間はとても活発!

・日本酒のアルコール度数は?

・地域別に特徴はあるのか?値段の差はどのように決まるのか?

・梅酒を飲んだことがあるけど、日本酒とどう違うの?

・ワインのように熟成させて味わいが変わったりするの?

などなど、質問に花が咲きます。

試飲会!初めての「日本酒」に衝撃!

sake_g_firenze4 (1)

今回ご紹介されたのが4つの酒蔵からの4種類の日本酒。

どれもジョヴァンニさんたちが直接酒蔵さんと連絡をとり、苦労の末に輸入された、思い入れの強いお酒です。

初めての“SAKE”に会場が湧きます。

「こんなにおいしいと思ってなかった」「米からできてるなんて信じられない」「なんでこんなに甘いのか」

日本酒と一緒にスルメいかなども振舞われ、見たことのない食べ物にもみんな興味津々。日本酒だけでなく、日本の文化、食文化を同時に紹介することの大切さを実感しました。

試飲会後は直接販売も行われ、私もイタリアで初めて!日本酒を購入させていただきました。飲むのが勿体ない!

これからが本番!

sake_g_firenze5 (1)

「まだまだスタート地点。」と、ジョヴァンニ氏。

近いうちに、日本酒への情熱と日本酒を輸入するに至った彼らの物語をインタビューさせていただき、SAKETIMESでもご紹介させていただきたいと思います。

 

◎輸入元酒蔵/銘柄

有光酒造場(高知県安芸市)銘柄「安芸虎 純米吟醸」

岡村酒造(兵庫県三田市)銘柄「千鳥正宗三田壱 純米酒」

皇国晴酒造(富山県黒部市)銘柄「幻の瀧 純米吟醸」

冨田酒造(滋賀県長浜市)銘柄「七本鎗 大吟醸」

 

【関連】イタリア人にも人気!「月の桂」の増田德兵衞商店が醸す新しいタイプの日本酒「稼ぎ頭」の魅力!
【関連】スペインの和食レストラン「リカルド・サンス氏」にインタビュー【前編】
【関連】スペインの和食レストラン「リカルド・サンス氏」にインタビュー【後編】

 

日本酒の魅力を、すべての人へ – SAKETIMES