台湾在住のライター、謝ひかりです。

前回の記事、伊丹市立工芸センターの華麗なる取り組み【前編】

に引きつづき、伊丹市立工芸センターの向井智子さんにお話を伺っています。

伊丹市立工芸センター主催の公募展、「伊丹国際クラフト展・酒器・酒盃台」の受賞作品は、伊丹市のレストランやバーで実際に使用できる機会もあるそうですね。

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向井: 展覧会場で以前から「このうつわで実際にお酒を飲んでみたい」とのお声を多数いただいておりました。

そこでお店や作家さんのご協力のもと、会期中には近隣の飲食店で入選作品などで伊丹のお酒が飲める、という企画を行いました。

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評判はいかがでしたか?

向井:目あたらしい酒器でお酒を飲むことで会話もはずんだようで、お店・お客様・作家さん皆さんに大変喜ばれる企画となりました。

お寿司屋さんで使われた漆の酒器を、実際に購入されたお客さまもありました。

私もいただきましたが、器によって口あたりもちがい、お酒の印象も変わるように感じました。

◎ 酒器:「COCO」 
作家名:松浦健司

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◎ 酒器:ミメヨイ  
作家名:片瀬有美子

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ここで脱線!

伊丹で行われているもうひとつの華麗なる取り組みが、地元の飲食店同士が伊丹酒(白雪、老松)に合う最高の「アテ」を競い合うイベント、その名も「ATE-1(アテワン)グランプリ」!!!

アテワンって(笑)しかも「ATE」って「EAT=食べる」の過去形ですね(って関係ないか)

関西弁でいうと「食べたったで~」って感じでしょうか。

でもこれ、知りたいですよね、グランプリ。

というわけで、今年(3回目開催)の栄えあるグランプリは

「練りかに味噌寄せマヨ仕立て」

店名:鮨 千寿

住所:伊丹市伊丹1-13-56
電話:072-782-3084
営業時間:11:00~22:00 (LO21:30)
定休日:月曜日

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う~ん、贅沢な。

日本海側に行けば「蟹どころ」としても知られる兵庫県。間違いなく素晴らしい「アテ」のはず。

向井さんのお話の中で出てくる「お寿司やさん」もこちらの「千寿」さんでしょうか。

というわけで、再び向井さんのお話へ戻ります。

お気にいりの伊丹酒は?

向井:まずは、小西酒造株式会社さんの吟醸ひやしぼり

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そして、老松酒造株式会社さんの吟醸酒などがお気に入りです。

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ほかにも奈良漬け甘酒・酒まんじゅうなど、伊丹にはお酒に関連したおいしい食べ物も沢山あり、とても好きです。

またもや脱線!

奈良漬け!!!(兵庫だけど)でましたね伊丹の奈良漬け。

ちなみに、昨年(2回目開催)のグランプリ「ATE」は奈良漬けを使ったこちら・・・・・

「帆立しぐれ煮と奈良漬け和えたん」

店名:ほこ~魚菜と地酒~

住所:伊丹市中央2-4-12
電話:072-775-2918
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜日(営業の場合も有)

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これ、絶対おいしいと思います。すぐさま「ほこ」さんにダッシュしたくなる呑べえ多数と見ました。帆立の香りが絡みつく奈良漬のカリコリ感でぐいっと一杯。たまりませんね。

「和えたん」=「和えたの」。

独断的ですが、何かと何かを「和えたん」ってホントお酒に合います。

ねぎやイカとからし味噌和えたん(=ぬた)とか、豆腐と何かを和えたん(=白あえ)とか。

奈良漬けと聞いて思わずまた脱線してしまいました、というわけで向井さんに最後の質問です。

これからの展望をお聞かせください。

向井:これからも国内外の様々なジャンルの工芸を紹介していくほか、特に伊丹の特色である「酒器」と「ジュエリー」には一層力を入れていきたいです。

伊丹は清酒発祥の地ということでお酒と密接な関わりがあり、最近は「日本酒で乾杯条例」が施行されるなど、日本酒への関心がさらに高まってきています。

この機会に「うつわ」にもみなさんの関心が向くような提案をしていけたらと思います。

◎ 「The Space 2013」 (ジュエリー)
作家名:YEH Wen-Miao [TAIWAN]
素材:Plastic, copper, paint

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向井さん、ありがとうございました!
前・後編に渡ってお届けした「酒どころ伊丹の華麗なる取り組み」
伊丹空港利用の際には、まずは伊丹の街へ繰り出して、ここで育まれた清酒の歴史とあらたな挑戦に触れてみてはいかがでしょうか。

今年開催予定の「伊丹酒ラベルデザイン展」についても、また是非ご紹介できたらと思っています。

<ご協力>

伊丹市立工芸センター/事業担当:向井智子

NPO法人 いたみタウンセンター

 

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