みなさま、はじめまして。兵庫県の酒蔵で「女性蔵人」をやっていました。現在は東京都在住、3兄弟の母親でもあります、あつこです。

私は、結婚前の3年間兵庫県、県北部の地酒蔵で蔵人として働いていました。元蔵人として経験したことや、学んだことを皆様にご紹介できればと思います。

醸造業に必要な基礎知識を学べる清酒製造技術講習

 

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入社して2年目、まだ酒造りの経験が浅い私は勤務していた酒蔵の社長さんから「清酒製造技術講習というのがあるから勉強してきなさい」と言われました。

「清酒製造技術講習」とは、「独立行政法人酒類総合研究所」と「日本酒造組合とが共催している酒造業に携わる若い方を対象とした講習です。

元は国税庁の主催で「清酒製造技術中央研修」と呼ばれていたとのことですが、私が学んだ時には「清酒製造技術講習」に変わっていました。

日本酒製造一連の工程を実習し、酒造理論や分析法など専門家の講義を受けるもので、醸造業に必要な基礎知識を1から勉強できますので、日本酒製造に携わる者にはとっても大切なことが学べる貴重な機会です。私自身、社長からの命を受けた時、そんな貴重な機会が体験できる場所に行けるの!と胸がときめいたことを覚えています。

年に2回、酒類総合研究所東京事務所(東京都北区滝野川)で行われるこの講習には全国の酒蔵から16名参加し、40日間一緒に学んでいきます。

○製造実習
○官能評価(利き酒)
○分析
○講義
研修内容は、大きく、この4つに分けられます。

次回からは、それぞれの研修内容について、皆様にもわかりやすく説明していければと思いますので、お楽しみに!

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