ひょんなことから日本にやって来た、ハネオツパイのハネオくん。地元・マレーシアでは、花の蜜からできたお酒を飲んで暮らしていました。

日本でも美味しいご飯(お酒?)がないかと探し回って見つけたのは、日本酒。でも、なんだか難しいことがたくさんで、失敗ばかり......。そんな日本酒の道を奔走するハネオくんの日常を覗いてみましょう。

ハネオツパイのハネオくんがゆく、SAKETIMESオリジナル日本酒マンガ「ハネぽん」の第9話

(漫画/erina)

編集部のひとこと

「ご飯のおとも」として人気のある納豆は発酵食品のひとつ。納豆のおいしさは、納豆菌が大豆に含まれるタンパク質を分解することで生まれます。酒蔵で納豆が嫌われる理由のひとつは、この納豆菌が「酒造りに必要な微生物の働きの邪魔をするから」です。

たとえば、納豆菌が麹のなかに混ざってしまうと、その繁殖力の強さから麹菌より先に納豆菌が繁殖してしまい、ヌルヌルとした納豆のような麹ができあがります。当然、これではよいお酒が造れません。

普段から食べる機会の多い納豆ですが、見学やイベントで酒蔵を訪れる際には、食べるのを控えてうかがいましょう。

酒造りと納豆の関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

◎ハネオツパイとは

ハネオツパイとは、ツパイ目に属し、羽のような尾っぽが特徴的な手のひらほどの小さな哺乳類。マレーシアの森林に住み、主食はヤシの花蜜で、この蜜には自然発酵によるアルコール度数が3.8%ほど含まれているのだそう。人間以外に飲酒行動を確認された初めての哺乳類なのだとか。

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