全国の約1,700の酒蔵(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)が所属する日本酒造組合中央会は、2023年度(1月~12月)の日本酒の輸出総額が410.8億円(昨対比:87%)、輸出数量が2.9万キロリットル(昨対比:81%)となったことを、2024年2月8日(木)に発表しました。

韓国と台湾は、金額・数量ともに増加

日本酒輸出総額(2023)

国別の輸出金額の第1位は中国で、約124.7億円(昨対比:88.0%)となりました。中国では、日本酒は富裕層を中心に人気を集めていますが、景気の後退や日本産水産物の輸入停止により、現地の高級日本食レストランでの需要が減少したことから減少となりました。香港も、約60.2億円(昨対比:84.7%)と減少しています。

その一方、輸出金額が伸びたのは、韓国の29.0億円(昨対比:115.1%)、台湾の26.8億円(昨対比:120.5%)のほか、イタリア、ブラジル、スペインも昨年の実績を上回りました。

輸出数量の第1位はアメリカで、在庫調整やインフレなどが影響し、6,502キロリットル (昨対比:71.6%)となりました。輸出数量が伸びたのは、韓国の4,192キロリットル(昨対比:103.4%)、台湾の3,104キロリットル(昨対比:100.9%)で、どちらも輸出金額と同じく堅調に増加しました。輸出先国数は過去最高の75ヵ国となり、着実に増加し続けています。

2023年度は輸出金額・数量ともに前年を下回りましたが、 1リットルあたりの輸出金額は2022年に続いて上昇し、過去最高となりました。特に、中国、香港、シンガポールでは、2,000円を超える金額となっています。10年前(2013年)の平均輸出金額は650円でしたが、2023年には1,407円と2倍以上に上昇。比較的高価な日本酒が、世界の市場を牽引しています。

2022年度まで、輸出金額は13年連続で過去最高を更新し続けましたが、今期のマイナスは、輸出金額・数量の約半数を占める中国とアメリカの減少が大きく響いた結果となりました。数量に比べて金額の減少は小さく、引き続き、付加価値の高い日本酒が輸出されています。

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