日本初の生原酒缶(2010年1月株式会社コミュニケーション科学研究所調べ)として誕生した「ふなぐち菊水一番しぼり」。かつて、酒蔵でしか飲めなかった搾りたての美味しさは、40年以上に渡って日本酒ファンを魅了し続けてきました。

「ふなぐち菊水一番しぼり」「菊水の辛口」など、全国のコンビニやスーパーで買うことのできる人気商品

一般的には200ml缶が多く流通している「ふなぐち」ですが、なんと3月5日に500ml缶が新発売。

ふなぐちといえば金色に輝く200ml缶をイメージする人がほとんどでしょう。スーパー、コンビニを中心に全国に流通しており、いつでも気軽に手に取れる日本酒としてたくさんのファンに愛されてきました。

そんなふなぐちから、このたび新たに500ml缶が登場。大好きな「ふなぐち」をたっぷり楽しめると、発売直後から大きな話題になっています。

実は、これまでもさまざまな活動でファンを喜ばせてきた「ふなぐち」。ここまでファンに愛される秘密とは何か、近年の取り組みから紐解いていきましょう。

販売数が3億本を突破!記念キャンペーンに応募が殺到

1972年に誕生した「ふなぐち菊水一番しぼり」は、2018年8月に累計販売本数が3億本を突破しました。これを記念して、菊水酒造は「おかげさまで3億本ふなぐち菊水一番しぼりキャンペーン」を企画。「ファンの方々がひと缶ずつ買ってくださったからこそ、今がある」という感謝を込めたプレゼントキャンペーンでした。

、「ふなぐち菊水一番しぼり200ml缶」が並んでいる写真

当選者に贈られたのは、10年以上貯蔵されたヴィンテージの「ふなぐち」。この機会でしか飲めない珍しい「ふなぐち」とあって、全国のファンから応募が殺到。20代から80代まで幅広い層が参加したとのこと。全国47都道府県から応募があったそうです。

プレゼントが発送されると、「ふなぐち」を楽しむ様子が次々とSNSに投稿されました。

「菊水酒造さんありがとう!」「とっておきの料理と飲もう」「もったいなくて開けられない」......喜びの声は全国から届きました。コメントを読んでいるだけで、いかに「ふなぐち」が愛されているかがわかります。

毎月27日は「ふなぐちTwitter飲み会」

続いて紹介するのは「ふなぐちTwitter飲み会」。27日は「ふな(27)ぐちの日」という語呂合わせから始まった企画で、毎月27日の午後8〜10時、菊水酒造が幹事となってTwitterで飲み会を開催します。「#ふなぐち」というハッシュタグを付けてツイートすれば、誰でも参加できます。

開催のきっかけは「ふなぐち」ファンのツイートでした。

「ふなぐち」がさまざまに楽しまれている様子を見て、「Twitterでみなさんとつながれば、もっと盛り上がるのでは......?」という思いが生まれ、2015年から「ふなぐちTwitter飲み会」が始まりました。多い回には、100名以上が乾杯するのだとか。

https://twitter.com/maru_sanka9_4/status/1045268388941987841

食卓の写真を投稿するファンも多く、どんな料理やおつまみと合わせているのか、「ふなぐち」のどんなところが好きなのか......さまざまなコメントが寄せられます。

この飲み会を通じて、菊水酒造はひとりひとりに"私のふなぐち"があることを実感したといいます。どこで、誰と、どんなおつまみといっしょに「ふなぐち」を楽しむか。その楽しみ方はファンの数だけ存在します。このひとつひとつが積み重なって、3億本という途方もない数字に届いたのです。

菊水酒造×SAKETIMES「リアルふなぐち飲み会」を開催!

「ふなぐちTwitter飲み会」の盛り上がりを聞きつけたSAKETIMES編集部。そこで、編集長である小池が新潟県新発田市の菊水酒造へ伺い、Twitterでの盛況を見ながらライブ配信を行うことになりました。まさに「リアルふなぐち飲み会」です。

菊水酒造の営業部・先川彰一さんとSAKETIMES編集長・小池

菊水酒造 営業部・先川彰一さん(左)とSAKETIMES編集長・小池潤(右)

いっしょに飲んでいただいたのは、菊水酒造の営業部を統括する先川彰一さん。Twitter飲み会が始まる午後8時に合わせて配信をスタートし、ファンのみなさんと乾杯。「配信を見ながら飲んでいます」というツイートも寄せられました。

ライブ配信という初の試みに緊張気味の2人でしたが、「ふなぐち」を飲み進めるにつれて、どんどん場がほぐれていきます。当日のおつまみは、それぞれが持ち寄ったもの。先川さんは「炙りベーコン」と新潟県のご当地米菓を、小池は「クリームチーズ 酒盗のせ」と「フライドチキン」を選びました。

菊水酒造 営業部・先川彰一さん(左)とSAKETIMES編集長・小池潤(右)

また、先川さんからは「実はぬる燗もおすすめです」と意外な提案がありました。「ふなぐち」の魅力やおつまみとの相性、気になったツイートなどについて語り合い、30分の配信はあっという間。「もっと見たかった」という声もあり、もしかしたら第2回の日も近いかもしれません。

この日の「ふなぐち飲み会」に参加した人はおよそ100名。乾杯前にフライングで飲み始める人、ふたりのトークを肴にする人、新幹線の車内で飲み始める人など、さまざまな投稿が寄せられ、あらためて「ふなぐち」ファンの熱を感じた時間でした。

ファン垂涎の500ml缶は3月5日の発売!

そしてこのたび「ふなぐち菊水一番しぼり」の500ml缶が3月5日に発売されます。特徴的なのは、リキャップできるボトル型容器。飲みたい量だけ楽しむことができ、いつでも搾りたての美味しさを味わえます。

「ふなぐち菊水一番しぼり」の500ml缶

コンセプトは「お気に入りを極める」。大好きなお酒をゆっくりじっくり楽しんでほしいと、「ふなぐち」ファンのために誕生した商品です。実際に、新商品が発表されると「待ってました!」「発売日に買います」など、ファンの間で話題になりました。

「家で飲んでも、外に持ち出してもいい。1回で飲み切っても、数回に分けて飲んでもいい。どうぞ、好きなように楽しんでください。これを機に『ふなぐち』をもっと気軽に飲んでいただければ、こんなにうれしいことはありません」と、先川さんは語ります。

持ち歩きが簡単で、これからやってくる春の行楽シーズンにもぴったり。500ml缶の「ふなぐち」を味わって、あなたの楽しみ方を「#ふなぐち」でぜひシェアしてください。

(取材・文/藪内久美子)

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