おもちゃメーカー・バンダイの「ガシャポン」と日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」がコラボしたコレクションフィギュア『日本の銘酒 SAKE COLLECTION』の第2弾が、2021年11月第4週から順次、販売されます。

SAKETIMESが厳選した全国の銘酒の一升瓶をミニチュア化(全長約6㎝)し、ガシャポンとして、全国のおもちゃ売場・量販店・家電店などに設置されたカプセル自販機にて販売します。

第2弾として選ばれたのは、以下の6種類です。各地を代表する地酒を選定しました。

  • 「朱泉 本仕込」賀茂泉酒造(広島県)
  • 「九頭⿓ 逸品」黒龍酒造(福井県)
  • 「真澄 真朱 AKA」宮坂醸造(長野県)
  • 「特別本醸造 八海山」八海醸造(新潟県)
  • 「出羽桜 雪女神 四割八分」出羽桜酒造(山形県)
  • 「高清水 純米大吟醸」秋田酒類製造(秋田県)

第2弾の参加酒蔵を紹介!

『日本の銘酒 SAKE COLLECTION』の第2弾としてSAKETIMESが厳選した日本酒について、その商品の特徴や酒蔵としてのこだわりを各社の担当者にお伺いしました。

「朱泉 本仕込」賀茂泉酒造(広島県)

賀茂泉酒造の創業は1912年。醸造アルコールや糖類、酸味料などが多く添加された「三増酒」が主流だった時代に、いち早く純米酒の復興に取り組んだ酒蔵のひとつです。

「朱泉 本仕込」は、賀茂泉酒造を代表する商品。米本来のふくよかな旨味や、しっかりとしたコクが特徴で、ゆっくりと染み入るようなおいしさを味わえます。

「朱泉 本仕込」

「『朱泉 本仕込』のラベルは細かい文字が多いので、どこまで再現できるのか、最初は不安でした。しかし、完成したミニチュアのラベルを虫眼鏡で拡大してみると、はっきりと文字を読むことができ、クオリティの高さに驚きました。お客さんが手に取ったときの反応が気になります。

日本酒は敷居が高いと言われますが、文化を守るという観点で考えると、敷居は高くてもいいと思っています。ただ、現状維持では文化は広がりません。このミニチュアがきっかけとなって、少しでも日本酒に興味を持っていただけたらうれしいですね」

「九頭⿓ 逸品」黒龍酒造(福井県)

黒龍酒造が創業したのは1804年。福井県の一級河川・九頭竜川の扇状地に蔵を構え、良水に恵まれた土地で酒造りを行なっています。

九頭竜川の伏流水で仕込んだ「九頭⿓ 逸品」は、黒龍酒造のラインナップの中でいちばん手頃な商品ですが、飲み飽きしない酒質を追求しました。冷やして良し、燗して良し。自由な温度で楽しめる一本です。

「九頭⿓ 逸品」

「ミニチュアはとてもクオリティが高く、満足できる仕上がりになっています。日本酒と触れ合う機会が少なくなってきている中で、今回の取り組みを通して、新しいお客さんとの出会いがあるとうれしいですね。より身近な存在として、日本酒に興味を持ってほしいと思っています」

「真澄 真朱 AKA」宮坂醸造(長野県)

宮坂醸造は1900年代に廃業の危機に見舞われたものの、それをバネに品質第一の酒造りを追求。全国新酒鑑評会で高く評価されるまでに酒質を向上させました。また、「きょうかい7号酵母」の発祥蔵としても有名です。

「真澄 真朱 AKA」は、「真澄らしさとはなにか」を見つめ直し、2019年に新たな代表商品として発売された一本。山廃仕込みから生み出される、心地良い酸味や深みのある味わいが特徴です。

「真朱 AKA」

「近年、人々の生活と日本酒との距離がどんどん遠くなっていると感じています。そんな中で、特に日本酒に触れる機会が少ない、若い世代の方々へのアプローチが必要なのではないかと考え、参加を決めました。

正直、『どこまで再現してもらえるのだろう』と不安な気持ちもありました。でも、担当者の方と何度もコミュニケーションを重ねることで、お互いに満足のいく仕上がりになったと思います。

もし、このミニチュアから『真澄 真朱 AKA』に興味が湧いた方がいたら、ぜひこの機会に飲んでみてください。ミニチュアと同じくらい、もしくはそれ以上のこだわりが詰まっている日本酒です」

「特別本醸造 八海山」八海醸造(新潟県)

2022年に創業100周年を迎える八海醸造。日本酒造りで培った技術を用いて、米焼酎やクラフトビール、甘酒などの製造も手がける酒蔵です。

「特別本醸造 八海山」は、40年以上も前から販売を続けているロングセラー商品。“よい酒を、より多くの人に”という考えから、八海醸造では蔵のすべての酒造りに大吟醸酒の製造技術を応用しています。やわらかい口当たりが特徴で、淡麗な味わいの中にも日本酒らしい旨味があり、冷やしても温めても楽しめます。

「八海山 特別本醸造」

「今回の話をいただいて、非常にうれしく思いました。ミニチュアを通して『八海山』を知っていただけるのは、とても良い機会だと感じています。

サンプルが送られてくるたびにクオリティが上がっていったので、毎回、サンプルを見るのが楽しみでした。実際に酒造りをしている蔵人からも好評です。どのように楽しんでいただけるのか、早くお客さんの反応を見てみたいですね」

「出羽桜 雪女神 四割八分」出羽桜酒造(山形県)

1892年、山形県天童市で創業した出羽桜酒造。吟醸酒ブームの火付け役となった蔵としても有名で、「吟醸酒と言えば出羽桜」と言われるほど、そのイメージを確固たるものにしました。

「出羽桜 雪女神 四割八分」は、山形県が開発した酒米「雪女神」で造られた純米大吟醸酒です。山形県産の原料にこだわり、山形県産の日本酒を保護する地理的表示制度「GI山形」にも認定されています。

「出羽桜 雪女神 四割八分」

「ボトルがミニチュア化されることで、ふだんはお酒を飲まない方にもブランドを知っていただくきっかけになると思い、参加を決めました。

ここまでクオリティが高いとは思っていなかったので、ただただ驚きです。裏ラベルに書かれている商品への想いまで再現していただきました、これをきっかけに、実際に本物の商品も飲んでいただけたらうれしいですね」

「高清水 純米大吟醸」秋田酒類製造(秋田県)

秋田酒類製造が発足したのは1944年。秋田県内の12蔵が完全企業合同を行なったことで誕生しました。県を代表する銘酒「高清水」を醸す蔵として、広くその名が知られています。

「高清水 純米大吟醸」は、「良い日本酒を少しでもリーズナブルに」をコンセプトとした、蔵を代表する商品。秋田県産の酒米にこだわり、秋田流の寒仕込みで造られています。華やかすぎない吟醸香で、食中酒としても楽しめるお酒です。

「高清水 純米大吟醸」

「若い日本酒ファンも増えてきているものの、まだまだ日本酒に対して前時代的なイメージを持っている方も多いと思います。そんな中で、ミニチュアなら日本酒に馴染みのない方にもアプローチができると思い、参加しました。

とにかく、手にとっていただけるのが本当に楽しみです。ラベルの文字や瓶の色合いなど、細かいところまで作り込んでいただいて、本物そっくりに仕上がりました。ほかのフィギュアといっしょに写真を撮って、SNSに投稿するなどして楽しんでほしいですね

全国のおもちゃ売場・量販店・家電店などで順次販売!

『日本の銘酒 SAKE COLLECTION 2』は、全国のおもちゃ売場・量販店・家電店などで、順次販売されていく予定です。日本酒好きの方も、ガシャポン好きの方も、ぜひ買ってみてください。

(文/SAKETIMES)

◎ 商品情報

  • 商品名:日本の銘酒 SAKE COLLECTION 2
  • 発売日:2021年11月第3週より順次発売
  • 販売価格:1回300円(税込)
  • 対象年齢:20歳以上
  • 素材:フィギュア本体・お猪口ともにMABS
  • ラインナップ(全6種):
    ・「朱泉 本仕込」賀茂泉酒造(広島県)
    ・「九頭⿓ 逸品」黒龍酒造(福井県)
    ・「真澄 真朱 AKA」宮坂醸造(長野県)
    ・「特別本醸造 八海山」八海醸造(新潟県)
    ・「出羽桜 雪女神 四割八分」出羽桜酒造(山形県)
    ・「高清水 純米大吟醸」秋田酒類製造株式会社(秋田県)
  • 主な販売場所:全国のおもちゃ売場・量販店・家電店などに設置されたカプセル自販機

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