ワインセラーメーカー・さくら製作所が発売した日本酒&ワインセラー「氷温M2」シリーズ。設定可能な温度が「-2〜22℃(※)」と、0℃以下の温度(=氷温)にまで下げられる高い機能性に加えて、収納力やデザイン性など、たくさんの魅力を兼ね備えている一台となっています。
そんな「氷温M2」を使用している日本酒ブランドのひとつが、高価格・高付加価値の日本酒を展開する「SAKE HUNDRED」です。
「SAKE HUNDRED」のフラッグシップ商品「百光(びゃっこう)」は、販売を再開するたびにわずか数日で完売。また、フランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master 2022」では、「百光」をはじめとする計4銘柄が金賞を受賞したほか、2022年の海外コンペティションではブランド全体で20以上の賞を獲得するなど、国内外においてその品質の高さが認められています。
品質への徹底したこだわりを持つ「SAKE HUNDRED」は、数あるセラーの中から、なぜ「氷温M2」を選んだのでしょうか。今回は、「SAKE HUNDRED」の商品開発を担当しているプロダクトディレクター・河瀬陽亮さんにお話を伺いました。
(※)上段は「-2℃〜22℃」、下段は「0℃〜22℃」に設定可能。
「-2℃」まで設定できる上位モデル
日本酒&ワインセラー「氷温M2」は、2020年に発売された日本酒セラー「ZERO CHILLED」の上位機種にあたるセラーです。
冷却力などの機能性を筆頭に、デザイン性や静音性、省エネ性も重視して開発された「ZERO CHILLED」の魅力を引き継ぎつつも、「氷温M2」では、より上級者やプロのニーズに応えられるセラーへと進化。
設定できる温度が「-2℃」まで引き下げられたほか、収納本数や温度維持性能の向上、断熱性に優れた真空断熱ガラスを採用するなど、大幅なアップデートが行われました。
また、上下の棚で異なる温度を設定できる「2温度管理」の機能が備わっていることに加えて、棚を入れ替えれば日本酒とワインを同時に保管することもできるため、上段では-2℃で日本酒を冷やし、下段では15℃でワインを熟成させるといった使い方も可能。一般家庭から飲食店まで、幅広いシーンで活躍できる一台となっています。
氷温で保管し、本来の味わいを保つ
「SAKE HUNDRED」は、世界中の人々の「心を満たし、人生を彩る」ことをブランドパーパスに掲げる日本酒ブランド。フラッグシップ商品「百光」をはじめとする高価格・高付加価値の日本酒を展開し、世界に誇れるラグジュアリー日本酒ブランドを目指しています。
最高品質の日本酒を最高な状態で届けるために、品質管理には一切の妥協がありません。
醸造を依頼するパートナー酒蔵を検討するタイミングでは、お酒の温度管理体制をはじめ、ブランドで設計したコンセプトを実現できる技術の高さや蔵人たちの造りに対する姿勢、パーパスへの共感など、あらゆる面を重視。また、酒蔵から商品が出荷されたあとの品質にも気を配り、一部商品では、複数の温度帯での品質変化を検証しています。
例えば、「常温で保管してしまったのですが......」といった問い合わせが寄せられた際、その場合の酒質の変化や、適切な飲み方を案内できるように、5℃・15℃・25℃といった温度別で商品を保管。週単位・月単位で品質テストを行うなど、徹底した品質管理のもとでブランドが運営されています。
「氷温M2」が置かれているのは、「SAKE HUNDRED」を運営する株式会社Clearのオフィス内。もともと、以前のオフィスで「ZERO CHILLED」を使用しており、現在のオフィスへの移転を機に「氷温M2」を導入したのだそう。
通路に沿って設置されている3台の「氷温M2」には、「SAKE HUNDRED」の商品がずらりと並びます。その用途について、河瀬さんは次のように話してくれました。
「基本的には、試飲用の商品を保管しています。レストランや百貨店、お取引先などの方々にブランドの説明をする際、試飲も兼ねて、オフィスにお越しいただくことが多いんです。その時に『氷温M2』から商品を出して、ご提供しています」
「温度は、上段が-2℃、下段が0℃と、それぞれ最低温度に設定しています。試飲では本来の味わいを体験していただきたいので、できるだけ熟成が進まないようにしているんです。飲む時には冷たすぎない方がいいので、注いでから少し説明などをしていると、ちょうどいい温度になっていますね。また、温度が上がるにつれて味わいも変化するので、その点も楽しんでいただいています」
ブランドイメージと調和するデザイン
特に気に入っているポイントを伺うと、河瀬さんは「デザインが素晴らしいですね」と話します。
「『氷温M2』は、オフィスの入り口から試飲ルームに続く通路に置いてあります。その時に目を留めてくださる方が多いんです。『SAKE HUNDRED』は高価格帯のブランドですから、もし一般的な冷蔵庫で保管していたら、お客様のイメージとは異なる印象を与えてしまうかもしれません。シンプルでありながら高級感もあり、私たちのブランドイメージにぴったりのセラーだと思っています」
「氷温M2」をはじめ、さくら製作所のすべてのセラーは、代表の穂積亮雄さんが自らデザインを手がけています。流行りの家具や家電、最新のビルなどからインスピレーションを得て、ひとつのインテリアとして生活に溶け込むようなデザインを生み出してきました。
「SAKE HUNDRED」のオフィスでは、より大容量の他社セラーも使用しているとのことですが、来客の方の目に入る場所に置いてあるのは「氷温M2」だけなのだそう。
「左右にLEDが付いているので、ボトルに光が反射して、より高級感を引き立たせてくれるんです。先ほど、セラーに目を留めてくださる方が多いとお話ししましたが、振り返ってみると、『氷温M2』のおかげで成功した商談もあったのではないでしょうか。私たちにとっては、心強いパートナーのような存在ですね」
結露を防ぐことで、「使いやすさ」を追求
さらに河瀬さんは、機能面で「イチオシ」だというポイントを教えてくれました。
「温度の安定性など、ほかにも気に入っている部分はありますが、特に嬉しかったのは『結露がほとんどない』という点ですね。これまで色々なセラーを使ってきましたが、これは本当に感動しました。
以前、オフィスで使っていた他社のセラーは、結露した水を溜める受け皿があり、その水を定期的に捨てなければならなかったんです。単純に手間ですし、捨てるのを忘れるとカビや虫の発生につながる恐れもあるので、衛生面でも心配がありました。『氷温M2』はほとんど結露がないですし、水を捨てる必要もありません」
「氷温M2」には、水分が溜まりがちな箇所にヒーターが設置されています。すぐに水分を蒸発させているので、水を捨てる手間もなく、より使いやすさに配慮した設計となっています。
また、ドアに使われている真空断熱ガラスも結露防止に大きく貢献。セラーの結露は、外から暖かい空気が入り、それが内部で冷えることにより発生します。ガラスの表面は特に結露が起こりやすい部分ですが、住宅の窓などにも使用されている真空断熱ガラスを採用することで断熱性を高め、結露を防いでいるのです。
「棚を入れ替えることで、庫内のレイアウトを自由に変えられるところも気に入っています。日本酒は基本的に縦置きですが、『SAKE HUNDRED』にはコルク栓のスパークリング商品もあります。縦置きでコルクが乾燥すると、炭酸ガスが抜けやすくなってしまうので、スパークリング商品では横置きを推奨しているんです。どちらの置き方にも対応しているのは、とても便利ですね」
デザイン性と機能性を併せ持つセラーとして
最後に、「氷温M2」ならではの魅力を伺うと、河瀬さんは「バランスに優れた一台ですね」と話を続けます。
「確かに、もっと低い温度に設定できる冷蔵庫やセラーはあります。ただ、日本酒には『珍しい銘柄をコレクションする』『お気に入りの銘柄を眺める』といった、所有感や高揚感につながる楽しみ方もあると思いますし、『SAKE HUNDRED』もそのような体験を大事にしています。
その点、『氷温M2』は日本酒を引き立てるデザイン性と、安心して保管できる機能性を兼ね備えているので、とてもバランスに優れたセラーと言えるのではないでしょうか」
河瀬さん自身も、もし自宅に「氷温M2」を導入するとしたら、とっておきのコレクションを入れて、それを眺めながら日本酒を飲みたいのだそう。「ホームパーティーなど、人が集まるときに『氷温M2』があると、さらに盛り上がりそうですね」と、微笑みながら話してくれました。
最高峰の日本酒を提供するブランドも認めるセラー「氷温M2」。シンプルで高級感のあるデザインが日本酒を引き立て、高い温度管理機能のもとで安心して味わうことができる。日々の日本酒ライフが、ますます豊かになることは間違いなさそうです。
(取材・文:藪内久美子/編集:SAKETIMES)
◎商品概要
- 商品名:「氷温M2」(LX63DM2Z)
- カラー:ブラック/ホワイト
- 価格: 189,000円(税込)
- 収納本数:
・ワインのみ:63本
・一升瓶のみ:27本相当 - 温度管理の種類:2温度
- 設定温度:
・上段:-2〜22℃
・下段:0〜22℃
- 商品名:「氷温M2」(LX95DM2Z)
- カラー:ブラック/ホワイト
- 価格: 289,000円(税込)
- 収納本数:
・ワインのみ:95本
・一升瓶のみ:36本相当 - 温度管理の種類:2温度
- 設定温度:
・上段:-2〜22℃
・下段:0〜22℃
sponsored by さくら製作所株式会社