こんにちは!SAKETIMES編集部です!
奥能登酒蔵学校の第3回講義が行われましたので、その模様をお伝えいたします。
奥能登酒蔵学校とは?
奥能登酒蔵学校は能登半島の北端に位置する奥能登の酒蔵6蔵がチームを組み、「石川県能登の魅力を伝えることにより能登に愛着を持ってもらうこと」を目的とする日本酒講座を行っている学校です。東京では座学、石川ではフィールドワークで酒蔵での貴重な体験ができるという講義内容となっています。
奥能登酒蔵学校についての概要、そして前々回の講義の様子も記事化されていますので、こちらも合わせてご覧ください!
前半は奥能登に伝わる伝統産業の講義!
酒匠、山口奈緒子さんによる奥能登について、そして酒器についての講義が行われました!
さらに、石川県庁の杉本拓哉さんから奥能登の伝統産業輪島塗(わじまぬり)、珠洲焼(すずやき)についての講義も!
◎ 輪島塗(わじまぬり)
・ 木地に特定の天然の木を使う。
・ 質の良い“うるし”を使う。
・ 100回をこえる手作業をして、 堅くて丈夫な塗りを行う。
・ 沈金、蒔絵など美しい装飾をする。
・江戸時代享保期頃より技術が確立。
◎ 珠洲焼(すずやき)
・須恵器の系統を継ぎ、釉薬を使わずに穴窯で焼き締める技法を用いる
・鉄分を多く含んだ土が 熱を加えることによって溶け、 鉄分が炭素と結合して 黒い地肌になる。
・平安時代末期から室町時代中頃
みなさん、メモを取りながら真剣に聴講していました!
「ほお〜」「へえ〜」の声が会場のそこかしこから!みなさん奥能登について興味津々です!
その地域の伝統文化について学ぶ機会は貴重ですよね。
そして、興味があっても、自分自身で勉強時間を確保するというのはなかなか難しいものです。注目の集まっていることがらについてコンパクトに学べる環境というのは、いま、多くの方が求めている形態なのかもしれません。
3つの酒器の違いで味の変化を楽しむ!奥能登のお酒を利き酒!
今回この日のために用意されたお酒は以下の6銘柄です。
・数馬酒造 竹葉 能登純米
・櫻田酒造 特別純米酒 大慶
・松波酒造 大江山 能登䛾酒
・櫻田酒造 能登上撰 本醸造 能登 初桜
・松波酒造 つづらの波 吟醸
・数馬酒造 竹葉 大吟醸
そして今回、飲み比べのために用意された酒器のひとつはもちろん・・・輪島塗!
ご覧ください!この美しい光沢感と繊細な色彩。こちらでいただくお酒はどんなお味なのでしょうか?
そして、各酒蔵オリジナルおちょこ!こちらは、数馬酒造さんのものです。かわいらしいですね。ほしい!
上記の2つの他にプラカップで飲み比べが行われました!
みなさん、3種の器による飲み比べを真剣に行っています。
後半は奥能登の伝統食品についての講義
こちらが、今回ご用意した奥能登の伝統食品です!いわゆる珍味と称されるものですね。
時計回りに、
・塩せんべい
・ふぐ卵巣ぬか漬け
・いか麹漬け
・一口柚餅子
どれもそれぞれの旨みが凝縮されていて、とってもお酒に合うものばかり!
みなさん、奥能登のお酒と一緒にしっかり伝統食品も味わっていました。さすが、お酒の講義に参加される方々ですね!
ちょっとクセのある珍味もペロリでした!
酒蔵の方々による奥能登各蔵の日本酒紹介!
こちらは、柔らかな笑顔が魅力の松波酒造さん。
こちらは、若い力で奥能登清酒を盛り上げる数馬酒造さん。
そしてこちらは、親しみやすい雰囲気で日本酒を語ってくれる櫻田酒造さん。
それぞれの酒蔵の方々が、奥能登の魅力、奥能登清酒の魅力についてたっぷり語ってくださいました。
懇親会でさらに奥能登が身近に!
懇親会には、約20名の方が参加されました!懇親会から参加される方も!
みなさん、奥能登談義で盛り上がっています!第2回のフィールドワークに参加された方も多くいらっしゃったので、そのお話でも盛り上がっていました!
次回は2月のフィールドワーク!みなさん是非ご参加を!
次回の奥能登酒蔵学校は、2月6日、2月7日を予定!奥能登へフィールドワークの回なので、盛り上がること間違い無しですよ!楽しみですね!ぜひご参加くださいね!
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