2022年5月にSAKETIMESで公開した記事を振り返ってご紹介します!

フルーツやハーブなどの「副原料」を活かした酒造り─福岡県の街中にある醸造所「LIBROM Craft Sake Brewery」(5/10公開)

LIBROMの商品

清酒造りにはない“副原料”という「その他の醸造酒」免許のメリットを活かして、フルーツやハーブなどを使ったSAKEを造る、福岡市の「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム クラフト サケ ブリュワリー)。

無色透明で背の低いボトルは、一見すると蒸留酒のよう。「若者や日本酒になじみのない人でも気軽に飲めるお酒」というコンセプトのもと、従来の日本酒のイメージを払拭する彼らの酒造りに迫りました。

日本酒業界の商慣習「桶買い・桶売り」は本当に悪なのか?―「剣菱」と「楽の世」の関係性からみえたパートナーシップ(5/12公開)

「楽の世」と「剣菱」

ある酒蔵が造った酒を他の酒蔵に売り、その買い手の酒蔵の商品として販売する日本酒業界の商慣習のことを「桶買い・桶売り」といいます。売り手の酒蔵は酒税を納める必要がないため、「未納税移出(みのうぜいいしゅつ)」とも呼ばれています。

1505年に創業した兵庫県の剣菱酒造は、2020年に全量を自社醸造に切り替えるまで、社内で造る酒に加えて、歴史的にこの桶買いを行ってきました。この桶売り・桶買いという商慣習は、どのように誕生したのでしょうか。また、このような取引には、どのようなメリットやデメリットがあったのでしょうか。

剣菱酒造株式会社 代表取締役である白樫政孝さんと、「剣菱」の桶買い先のひとつだった「楽の世」醸造元・丸井合名会社の代表である村瀬幹男さんにお話をうかがいました。

【速報】IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022「SAKE部門」のメダル受賞酒が発表されました!(5/12公開)

IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022

2022年5月12日に、「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022」のSAKE部門におけるメダル受賞酒が発表されました。世界最大規模のワイン品評会「IWC」は毎年ロンドンで行われ、"世界でもっとも大きな影響力を持つ"といわれるワインのコンテストです。

2022年のSAKE部門は、1,732銘柄が出品。そのうち、80点がゴールドメダルに輝きました。受賞したみなさま、おめでとうございます!

外資系製薬会社から「獺祭」醸造元・旭酒造の広報へ─日本酒業界への転職の本音(5/17公開)

旭酒造株式会社 広報 千原英梨さん

近年、異業種から日本酒業界へ転職をする人が増えてきています。みなさんは、日本酒業界にどのような魅力を感じて転職を決めたのでしょうか。そして、働き始めた後には、何にやりがいを感じ、どんなことに苦悩しているのでしょうか。

連載シリーズ「日本酒業界への転職の本音」は、異業種から日本酒業界への転職について、本音で語っていただく企画です。

第1回は、世界に誇る「獺祭」で知られる旭酒造の広報・千原英梨さんにお話をうかがいました。医療業界から日本酒業界へ転職したという千原さん。「もともと日本酒が特別に好きなわけではなかった」と話す、その転職の背景に迫ります。

【速報】IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022「SAKE部門」のトロフィー受賞酒が発表されました!(5/17公開)

IWC2018

2022年5月17日に、「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022」のSAKE部門におけるトロフィー受賞酒が発表されました。世界最大規模のワイン品評会「IWC」は毎年ロンドンで行われ、"世界でもっとも大きな影響力を持つ"といわれるワインのコンテストです。

2022年のSAKE部門は、1,732銘柄が出品。そのうち、32点がトロフィーに輝きました。受賞したみなさま、おめでとうございます!

結城酒造(茨城県)の蔵2棟が火災によって全焼─復旧を支援する義援金募集のお知らせ(5/17公開)

茨城県結城市の日本酒 結ゆいのあかいわおまちを使用した お酒のボトルの写真

2022年5月11日午後2時半ごろ、「結ゆい」の醸造元である結城酒造(茨城県)にて火災が発生し、国の登録有形文化財となっている2棟の蔵が全焼しました。

これに伴い、茨城県酒造組合では義援金の受付を開始しました。火災は、翌日早朝に鎮火し、幸いにも、死傷者はいなかったとのことです。

結城酒造の浦里美智子さんに、現在の状況と今後の予定についてお伺いしました。

8季目のテーマは「バッチバーチ」─長野の酒蔵ユニット「59醸」が”火花”を散らす意気込みで挑んだ酒造り(5/18公開)

「59醸酒2022」

長野県の酒蔵後継者たちが結成したユニット「59醸(ごくじょう)」。メンバー全員が「昭和59年度」生まれであることがユニット名の由来で、毎年決められたテーマをもとに、それぞれが独自の造りにチャレンジしています。

8季目は、「59%精米した長野県オリジナルの酒造好適米『しらかば錦』を使う」というのが共通のルール。同世代ということもあり、“バチバチ”と火花を散らすくらいの意気込みで酒造りに挑みました。

杜氏制から社員一丸の酒造りへ─ 山の壽酒造(福岡県)が目指すのは、ひとくちでわかる独創的な味わい(5/24公開)

山の壽酒造の日本酒

福岡県久留米市にある山の壽酒造(やまのことぶきしゅぞう)は、2017年に片山郁代さんが8代目社長に就任してから、杜氏制の廃止やブランドの大幅リニューアルなど、蔵の200年の歴史を塗り替えるような変革に挑んできました。

従来の日本酒ではオフフレーバーだと考えられてきた味わいに挑戦した「ヤマノコトブキフリークス」シリーズで注目を集めるなど、固定観念に縛られない酒造りで、日本酒の新しいファンを着実に増やし続けています。

【速報】令和3酒造年度(2021)全国新酒鑑評会の審査結果が発表されました!(5/25公開)

全国新酒鑑評会の金賞受賞酒
2022年5月25日に、「令和3酒造年度全国新酒鑑評会」の審査結果が発表されました。今回は826点の出品があり、その内405点が入賞。さらにその中で205点が金賞を受賞しました。受賞したみなさま、おめでとうございます!

「日本酒と出会う機会をつくる伝え手を増やしたい」SAKEジャーナリスト・木村咲貴さんインタビュー【SAKEの時代を生きる vol.9】(5/31公開)

SAKEジャーナリスト・木村咲貴さん

「可能性の見本市」をキーワードに、日本酒の新しい価値を提案しようとする人にフォーカスする連載「SAKEの時代を生きる」。今回ご紹介するのは、SAKEジャーナリストとして活躍する木村咲貴さんです。

アメリカでの留学・就業経験をもとに、とりわけSAKEの海外醸造や流通を専門に編集者・ライターとして活動している木村さんは、2022年4月に、お酒とメディアのオンラインサロン「Starter(スターター)」を立ち上げ、日本酒の知識とメディアの発信力を兼ね備えた人材の育成にも取り組んでいます。

木村さんに、自身のキャリアを振り返りながら、日本酒の情報流通の現状やその活動の原動力についてうかがいました。

(文:SAKETIMES)

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