レアな日本酒といっても、世の中にはたくさんレアな日本酒がありますよね?今回は、日本中のレアな日本酒の中から5本、紹介します!(ちなみに10年以上の長期熟成酒などというと果てしなくたくさんあるので、今回は5選のなかに長期熟成酒は入れませんでした。)
みなさんはいくつ知っているでしょうか?
1. 黒龍 二左衛門(にざえもん)
黒龍は皇室御用達であることでもよく知られている酒蔵で有名ですが、「二左衛門」という銘柄をご存知でしょうか?控えめなフルーツのような香りとシルクのように舌触りのよいこのお酒。とっても上品な味わいです。1年の熟成を経て出荷されているお酒です。(複数年に渡って熟成しているわけじゃないので長期熟成酒にカウントしないでくださいね♪)
ちなみに、黒龍では二左衛門に似たお酒で、「石田屋」というレアなお酒もあるのですが、こちらは3年以上熟成させたものなので今回はランクインさせませんでした!
2. 醸し人九平次 純米大吟醸 別誂(べつあつらえ)
国内外で大人気「醸し人九平次」シリーズのフラッグシップとなるこのお酒。華やかなフルーツの香り、繊細でクリアな味わいが本当にエレガントです。まるで、みずみずしいフルーツにかぶりついたような感覚にさえなります。「これぞ醸し人九平次の最高峰」と舌鼓を打つこと間違いなしです。これを飲めばなぜ九平次が国内外で人気を集めているのか納得できるでしょう。
3. 村祐(むらゆう) 黒 無濾過本生
新潟といえば越乃寒梅(こしのかんばい)・久保田などを代表とする「淡麗辛口」のお酒で有名な地ですが、村祐は新潟は新潟でも甘口を貫くお酒です。その村祐の中でも、1番甘口で1番きれいな味わいなのがこの村祐 黒なのです。しかし、甘口と言っても、その甘さだけが強調されることは一切ありません。甘口なのにさっぱりと口の中で消えていくのです。「辛口好き」と豪語するみなさん、ぜひ一度飲んでみてください。甘口の良さに気付かされることでしょう。
4. 鍋島 純米大吟醸 鍋島米
幻の酒米(さかまい・日本酒造り専用の米)である「鍋島米」を使っで造られた純米大吟醸。鍋島米は明治時代の品種で、現代ではもう造られていない品種だったのですが、奇跡的にも種もみが7gだけ保存してあったのを佐賀県の無農薬農家や佐賀県農業試験場がそれぞれ増やすことに成功。そして酒造りが可能になった、という背景があります。米作りから酒造りまで関わる全ての方々の情熱が詰まってできたこのお酒は、旨味と酸味が調和したお酒です。
5. 勝駒(かちこま) 特吟大吟醸
知る人ぞ知る富山県の美酒といえば「勝駒」。日本酒ファンの中にも勝駒好きがたくさんいると思いますが、勝駒の中でも10月上旬にのみ少量発売されるのがこの「特吟大吟醸」です。華やかな香り、そしてその清らかな味わいは日本酒のファンなら一度は飲むことをおすすめします。気品あるその味わいに「勝駒」の酒造りの真髄を感じることができるでしょう。
以上です!
今回ご紹介した5種類の日本酒は「レア」ゆえに、なかなか見かけることが少ないと思います。どこかで偶然見かけた際は、ぜひ飲んでみてください。これらのお酒が、なぜレアなお酒として日本酒好きの憧れの的でいられるのかがわかることでしょう!