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鋳物のまち富山・高岡で、錫のぐい呑みを作ってみた!

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富山県高岡市で、錫(すず)のぐい呑みの手作り体験をしてきました。

錫のぐい呑みを手作りできる工房は「はんぶんこ」。ものづくりを軸にした図工室兼セレクトショップ兼図書室で、「知る・作る・使う」を体験し、学ぶことができる素敵なスペースです。

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富山県高岡市は、400年にわたる鋳物産業の歴史があります。元々は、生活用品や仏具の製作が中心だったようですが、最近は「能作」に代表されるお洒落なテーブルウェアが全国的にも人気ですね。

今回は砂型鋳造製法に挑戦!

このワークショップで体験できるのは「砂型鋳造製法」といって、砂で抜き型を作り、溶かした錫を流し込んで器を成型する技法です。作業の前半で型作りをし、後半では出来上がった器を自分好みに磨きます。

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こちらは型作りに使う道具。

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まず、先生の指示のもと、抜き型を作るためのプラスチックの型を木枠の中央にうつ伏せて配置。木枠には真ん中に留め具がついていて、上下二段に分かれるようになっています。

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こちらは、ルトロンサンドという砂。ぎゅっとにぎると固まります。

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プラスチックの型を配置した下枠がいっぱいになるまで、隙間ができないように砂を詰めます。そして、底にある型が上にくるようにひっくり返して上枠を留め具でつなぎます。

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次に、上枠に錫を流し込む通路を作るため、透明なプラスチックの筒を片手で固定しながら周りに砂を詰めます。再び留め具を外して上下に分け、すべてのプラスチック型を慎重に取り外した後、あらためて上下枠を重ね合わせて抜き型完成。この作業、あんまり重たいので落としてしまわないかヒヤヒヤしました。

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型作りが済んだら、溶かした錫を流し込みます。錫は約230℃で溶けるのだとか。

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溶けた錫を流し込む作業はスピード勝負。これらの作業は難易度が高すぎるのでプロにお任せ。

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あっという間に固まるものの、冷めるまで5〜10分ほど待ちます。

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器が完成すれば、あとは自分好みに磨くだけ。異なるタイプのヤスリが4〜5種類用意されているので、仕上がりをイメージしながら表面を削ります。柔らかいヤスリだと、表面がマットで滑らかになり、荒いヤスリを使うと凹凸がはっきりしてエッジの効いた仕上がりに。私は口当たりの良さにこだわって、フチは特に念入りに磨きました。

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完成!

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このように、世界にひとつだけのマイぐい呑みが手軽に作れて、大満足です。手のひらにちょうど収まるサイズといい、金属ならではの重量感といい、文句なしの出来栄えです。ひとり3,000円(税抜)で、気軽に体験できます。

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ぐい呑みは、作ったその日に持ち帰ることができるので、帰宅後に家族揃って富山の地酒をいただいたのは言うまでもありません。

北陸新幹線に乗って、鋳物と地酒の町・高岡市に立ち寄ってはいかがでしょうか。きっと素敵な思い出になると思いますよ!

◎体験教室情報
錫のぐい呑みをつくろう
・1個:3,000円+税
・製作時間:約2時間?
・受入可能人数:2~6人/回
※最少催行人数が2名様以上になりますので、お一人様の場合はお断りすることがございます。予めご了承ください。対象年齢は中学生以上の方のご参加をおすすめします。 ※製作終了後すぐにお持ち帰りいただけます。

会場:株式会社 はんぶんこ
住所:富山県高岡市小馬出町63
電話番号:0766-91-8380
※各種体験は、事前予約が必要です。

(文/沼田まどか)

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沼田 まどか

那覇在住。2015年5月まで、香港の小売店で和酒バイヤーとして勤務していました。11年間の香港生活で試飲したお酒は星の数。日本酒、焼酎、泡盛、ワインなど、美味しいお酒なら何でもいただきます!