こんにちは、SAKETIMESライターの三浦環です。
秋田県出身の大の日本酒好きです。イベントを催すなどの活動で秋田の地酒や食を応援しております。どうぞよろしくお願いします。

現在、日本酒の人気は高まりつつあり、各所でイベントが開かれています。その形は様々ですが、皆様も一度は何かで情報を目にしたことがあるのではないでしょうか?
私もここ数年でそのようなイベントに参加する機会をたくさん得ることできました。しかし、その中で失敗したこともありますし、最初は参加することにも緊張や戸惑いを感じました。(ちなみに、日本酒イベントの「種類」についてはこちらをご覧ください。→『【こんなイベントもあるの!?】日本酒イベント紹介5選』)

今回はまだ参加したことがない方や興味はあるのに気後れしてしまうという方に、どんな形のイベントに参加したらいいのか、そしてどのような楽しみ方があるのかをお伝えできればと思います。

 

初めての方にオススメ

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気軽にいろんな日本酒を飲める!好きな銘柄を見つけられるかも?!
初めての方には多くの酒蔵が参加するイベントや各都道府県の酒造組合が関わるイベント、大手の酒販店が開催するイベントなど規模が大きなものをオススメいたします。

そのようなイベントは試飲会という雰囲気のものが多く各自のペースでそれぞれの酒蔵ブースでお酒を愉しむことができます。お食事付きでも立席の場合が多いのも特徴です。自分で動き回れる分、たくさんのお酒を試すことができます。日本酒とひとくくりに言っても様々な香りや味があります。飲み手の好みも千差万別。どのお酒が好みに合うのか、それは飲んでみるまではわからないものです。好きなお酒を見つけるのにはピッタリの企画です。

このようなイベントは人口が多い都市部で春~秋にかけて多く開催されています。
e+(イープラス)での取り扱いや各都道府県の酒造組合のHPに記載されることも多いので是非検索をしてみてください。
e+ → http://eplus.jp/sys/main.jsp
イベント例:若手の夜明け、大江戸日本酒祭り、純米酒フェスティバル、新潟酒の陣、秋田の酒を楽しむ会など

 

お酒の選び方

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大きなイベントでは会場に入るとたくさんのブースが立ち並び、どのお酒を飲もうか?と迷ってしまうほど...。
特にこれと決めたものがない場合、どの都道府県の酒蔵のお酒を飲んでみようかな?、から始めてみるのもいいかもしれません。

自分の地元や好きな地域のお酒というのは帰省や旅行先での愉しみの一つとなることもあるでしょう。ブースにはそのお酒を造っている酒蔵の方がいらっしゃいます(都合がつかずスタッフの方がいる場合もあります)。そのお酒について気軽に質問ができる絶好の機会でもあります。
人気のお酒を知りたいというのであれば、ブースを回り、列が出来ているブースのお酒を頂いてみるのがオススメです。服にも流行があるようにお酒の味にもまた流行があります。

また、ラベルのデザインで選ぶというのも選択肢もあります。酒蔵では味や作るお酒のイメージに合わせて瓶のラベルをデザインします。さわやかな色、重厚感を感じる色、華やかな絵柄、力強い文字など様々なデザインを眺めつつ味わうというのも愉しみの一つとなりますよ!

以上、選択方法の一例ですが、今日はこれで攻めてみようというテーマを作ることもこのようなイベントの楽しみ方の一つになります。

 

参加する際の注意点

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このようなたくさんのお酒をいただく機会に恵まれるイベントですが、その分お酒をいつもよりも多く飲むことにも繋がります。全く日本酒を飲んだことがない方が急にたくさん飲むことは大変危険です。

アルコール度数で言うとその日本酒により異なりますが、日本で作られているビールの約3倍ほどあります。ゆっくりと少量ずついただくのが体にも優しい飲み方です。お酒を注いで貰うときに、「少しだけ」と前もって伝えることもより多くの種類を愉しむのには良い方法です。

会場には必ずと言っていいほどお水が用意されています。これは日本酒を飲む時にはチェイサーの役割を果たす「和らぎ水(やわらぎみず)」と呼ばれるものがあり、そのためのお水です。アルコールを体内で分解するのには大量の水が必要とされます。色々なお酒を飲む中で、口の中を一旦リフレッシュしたり、杯を洗うついでにお水を飲んだり...上手にお水を飲みながらお酒を愉しみましょう!
また酒蔵のラベルが貼っているお水の場合は、その蔵でのお酒を仕込むのに使われている仕込み水となります。お酒を造るのにはお水もとても大切です。色々な蔵のお水を味わうとその味の違いに気づくことでしょう。空腹ではなく少しお腹に入れてからお酒を飲むこともあまり酔い過ぎないポイントにも繋がります。

 

初めて日本酒のイベントに参加する時のいくつかの楽しみ方や注意点について書かせていただきました。ご参考になりましたでしょうか?
最近は若い女性の参加者の姿も目立ちます。まだイベントには行ったことのない方も気軽に参加してみませんか?

 

以上です!
少しでも興味を持ったという方シェアお願いいたいます。