日本酒好きの人と一緒に飲んでいると、お酒の味について、すごく上手い表現に出会うことがあります。
自分が、ただ「おいしい」とだけ言いながら飲んでいたものが、その表現で急に表情豊かにみえてくる、みなさんはそんな経験がありませんか?

そんな時、日本酒好きの人なら、うれしい反面「自分もこんな風に表現できるようになりたいな」と、少しうらやましい気持ちになるものだと思います。

今回は、そんな一歩ステップアップしたい人のために、日本酒でよく使われる表現5つに分けて紹介してみたいと思います。

・表現① 甘いフルーツに例えてみる。

吟醸や大吟醸などの甘い香りは、フルーツの香りに例えられることがよくあります。
中でも、まったりとした香りに使われるのが「りんご」「バナナ」「メロン」「洋ナシ」「白桃」などのフルーツ。こうして並べてみると、例えば「あのお酒の香りはバナナに近いかも」と、イメージがわいてきませんか?

 

・表現②.酸っぱいフルーツに例えてみる。

フルーツの香りでも、もう少しフレッシュな香りがするものには「オレンジ」「レモン」などの柑橘系を代表として、酸っぱいフルーツに例えてみたりするとよいと思います。
具体的には「レモン」「オレンジ」「グレープフルーツ」「イチゴ」など。口の中で果汁がはじけているような、甘酸っぱいイメージで使ってみましょう。

 

・表現③.お米に例えてみる。

純米酒など、お米の美味しさが直に楽しめるようなお酒では、思い切ってお米の味で例えてしまうのも王道の表現です。
お米の味、というだけではピンとこなければ、「お餅」「炊き立てのご飯」など、具体的な状態を思い浮かべてみると、しっくりくる表現をさがし当てられるかもしれません。

 

・表現④.植物に例えてみる。

生酒(火入れの工程を一部、あるいは全部省いたお酒)などのお酒にある軽やかな香りをはじめとして、ハーブや草花を使って香りを例えると、いい表現に出会えることがあります。
普段植物の香りなんて気にしてないという方も、「ミント」「シナモン」「ジャスミン」「煎茶」など、普段の食事にも使われているものから、少し思い当たる名前が見つかるのではないでしょうか。

 

・表現⑤.触感に例えてみる。

ここまで挙げてきたものとは少し違いますが、「どんな味なのか」を表現するのに、「触感」のイメージを使うと、より表現がわかりやすくなります。
具体的には「べたっとした」「やわらかな」「軽い」「ふんわりとした」などですが、フルーツの香りなどと比べれば定番の表現がないので、飲む人にとっては、一番の腕の見せ所です。

 

 

最後に

お気に入りのお酒にしっくりくる表現はありましたか?

使える表現が増えると、お酒を飲むのが楽しくなりますよね。
今回紹介した表現を参考に、さらに日本酒の世界を楽しんでもらえれば幸いです!

 

 

以上です!
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