最近では、飲みやすく見た目もかわいらしい日本酒が、さまざまな酒蔵から発売されています。今回ご紹介する「高清水 デザート純吟」もそのひとつ。
秋田酒類製造株式会社が造るこのお酒は、女性の飲み手を意識した新しい味わいのデザート日本酒。お米と米麹だけを使い、独自の製法によって上品な甘さと酸味を引き出した、「デザートワイン」の味わいに近い日本酒です。
ひとりでゆっくり、恋人や友人たちといっしょに、さまざまなシーンで楽しむことができるこのお酒に、おうちで簡単に作れるチーズフォンデュをあわせてみたいと思います。
甘さと酸味のバランスがとれた「高清水 デザート純吟」
「高清水 デザート純吟」のコンセプトは、「私がえらんだ、新しい週末」。黒いボトルにゴールドのラベルというリッチなデザインが印象的です。
そんな雰囲気にあわせてグラスに注いでみます。ほんの少し黄味がかったお酒からは、花のような甘い香りが漂ってきます。口に含むと、ほどよい酸味と甘みを感じます。
ふわっと広がるように香りが鼻を抜けていきますが、後味は想像以上にさらりと軽い印象。とても飲みやすいお酒です。
カマンベールチーズでつくる、簡単チーズフォンデュ
この「高清水 デザート純吟」にあわせる酒肴は、チーズフォンデュ。
チーズフォンデュは女性人気の高いメニューですが、チーズを溶かして器に入れて......と手順を踏むのは意外と手間がかかるもの。今回ご紹介するのは、カマンベールチーズをそのまま器にしてしまう作り方です。
チーズは、市販のカマンベールチーズを丸ごと使います。最初にチーズの上の部分だけを丸く切り取り、側面をアルミホイルで巻きます。
あとはオーブントースターに入れるだけ。ときおり様子を見ながら、くり抜いた部分のチーズがとろけるまで焼きます。
チーズが溶けたら、お好きな具材をチーズにつけてどうぞ。今回はトースターを使いましたが、ホットプレートの上に置いて熱を加えると、ホームパーティーにもぴったりです。
ワイン感覚で味わえる「高清水 デザート純吟」だからこそ、チーズフォンデュとの相性は抜群。お酒も進みます。
〆の一品は、残った具材でつくる濃厚チーズリゾット
最後に、〆の一品を作りましょう。チーズフォンデュの残りの材料を使って作るチーズリゾットです。材料は以下の通り。
<材料>
- フォンデュに使った具材(今回はアスパラガスとウインナー)
- オリーブオイル:大さじ3
- 水:70ml
- 牛乳:50ml
- ごはん:1膳分
- 塩、こしょう:適量
まず、チーズフォンデュで残ったチーズを4等分にして、オリーブオイルに浸します。
残った具材(アスパラガスとウインナー)を一口大に切り、炒めます。
続いて、ごはんとチーズを加え、さらに炒めます。
チーズが溶けたら、水と牛乳を加えて煮込み、塩・こしょうで味を調えたらできあがりです。
切って炒めて煮込むだけの簡単レシピですが、オリーブオイルに浸したチーズの味わいが濃厚で、お腹も大満足。余った具材の有効活用もできます。
今回は「高清水 デザート純吟」とあわせてみましたが、フルーティーな味わいの日本酒や甘みのある日本酒に合わせるときに、チーズフォンデュはおすすめです。ぜひお試しください。
(文/鈴木紗雪)