三が日が終わり、空いた一升瓶の数を数えて自分でも驚いているまゆみです。
さて、2016年初の記事は、やはり新年に相応しいお酒をピックアップしようと思います。
京都の木下酒造からの新酒。どの蔵からも新酒が出てきていますが、新酒は今年度のお酒の出来を味わったり、熟成された時をイメージしたり、今後の期待感を持たせる楽しいお酒であります。
こちらの木下酒造から出た新酒、名前からしてもワクワクするうえ、本当に期待を裏切らないお酒でした。
本日のお酒は「福袋 純米吟醸 無ろ過生原酒」
爽やかですっきりとした香り。とろみのある口当たりで、まろやかな酸。微かにフルーティーさも感じられますが、その香りはすぐに消え、米のすっきりした甘味が出てきます。後味は軽い旨味がありつつ早めに切れていきました。すでにひやおろしか!?と思うほどのまとまり感。これは、今年もよい酒が続々と出てくるであろうと確信するような、そんな仕上がり。他のお酒も楽しみであり、今から秋が待ち遠しくなっちゃいます。
そして新年初レシピは、冬に美味しくなり酒呑みには特に嬉しい肴を。
自家製あん肝
<作り方>
1. あんこうの肝は筋と血合いを取り除く。
2. 塩を大目にふり、ザルなどに乗せて冷蔵庫へ1~2時間入れておき、臭みと水分を抜く。
3. さっと酒で洗い、薄皮を取る。
4. ラップに乗せ、丸めて形を作る。アルミホイルを巻く。
5. 蒸し器の中火~強火で20分ほど蒸す。
薄皮は綺麗に取ったほうが良いですが、それほど口に残る訳ではないのでほどほどでも。下処理をしている時に形が崩れるものの、それは気にしなくても大丈夫。蒸す時に形を調えますし、多少、粗めに刻んだ方が成形しやすいかもしれません。
好みで大根おろし、万能ねぎ、ポン酢などを添えて召し上がってくださいね。
自家製のあん肝は、それはそれはふんわりとして口当たりなめらか。臭みも無く、肝独特の風味と旨味が広がります。酒の肴にはたまらない1品で、しかも好みの大きさにカットできるのが魅力。
このあん肝を食べ、福袋を一口呑むと、旨味が倍増し甘さも感じられ、それでいて福袋の酸がすっきりと流してくれます。あん肝、福袋、あん肝、福袋とエンドレスになるほど全くもって危険な組み合わせ。なので、みなさんも福袋を開けて新酒とあん肝を楽しもうではありませんか。
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