はじめまして。SAKETIMESライターのsatopeです!
生まれはネズミと落花生で有名な千葉県で、現在は愛知県で会社員としてほのぼのと暮らしております。両親は父母共に新潟出身でして年1回お墓参りに行く時は、到着してすぐにぽん酒館で利き酒&お酒購入といったSAKE一家に生まれております。

お酒というと今やネットショップで買うことも増えましたが、みなさんの街にもまだまだ熱い思いでおいしい日本酒を販売する酒屋があるのではないでしょうか?

私の住んでいる地域にもそのようにな酒屋があります。
今回は、愛知県新城市にある酒専門店「だわり屋」(酒のリカ・プラ 新城店)に行き、社長に「今おすすめの日本酒」をインタビューしてきました!

ぜひご覧ください!

 

1. 今年で開店20周年!

「だわり屋」さんは愛知県新城市という自然に恵まれたのどかな街にあります。
その豊かな自然は日本酒造りにも活かされており、「蓬莱泉(ほうらいせん)」「朝日嶽(あさひだけ)」といったお酒を造っている酒蔵もある場所です。

そんな新城市で産声を上げた「だわり屋」さんですが、開店20周年記念企画としてこんなイベントをしたそうです!

 

2. 全国酒蔵巡り in 新城

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そのイベントが「全国酒蔵めぐり in 新城」。なんでも社長の鈴木さんが、昨年の10月に愛知県の豊橋市で行われた日本酒の大試飲会に感動を受け「地元である新城のお客様にもこの雰囲気を味わっていただきたい!」という思いから開催に至ったのだとか。

北は宮城、南は山口まで、居酒屋メニューで一度は見たことがあるであろう蔵元が一同に集まったこのイベント。
店内にはその時の様子が分かるコーナーが作られていました!行きたかった・・・。

 

3. 社長に聞いたおすすめ日本酒

社長の鈴木さんに直接、今おすすめの3本の日本酒を紹介していただきました!

 

【若竹 純米吟醸 呑切(のみきり)】

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酒蔵には「呑切」という行事があるそうで。
それは年明けに搾り火入れ(加熱処理)をし、貯蔵したお酒を半年過ぎた6~8月に熟成具合をチェックする行事。
「おんな泣かせ」「若竹 鬼ころし」で有名な静岡県の大村屋酒造場では、複数の銘柄の中から、呑切に参加した酒類関係者が一番「おいしい!」と思った銘柄に投票し、得票数が一番多かった銘柄が『若竹・呑切』の名前で販売されるのです。言うなればNMK(呑切・NoMiKiri)総選挙ですね!
鈴木さんはこの大村屋酒造場の呑切に参加し投票したところ・・・、見事!その年の一番おいしいお酒を選び当てたというエピソード。

その場に参加した関係者しか仕入れられない超・限定品です!

 

【育もと 純米吟醸 真秀 中汲み(そだてもと じゅんまいぎんじょう まほ なかぐみ)】

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話を聞いててよだれが出そうになったのはこちら。
日本酒を造るとき乳酸菌が必要なのですが、ほとんどのお酒は乳酸菌を添加してお酒を仕込んでいます。しかし、中には蔵内に棲みつく自然の乳酸菌を育てて仕込むお酒もあります。また、このお酒は搾る際にも一工夫されています。通常圧力をかけて搾るところを、このお酒は全く圧力をかけず自然に出てくるお酒のみを集めています。
それだけでも贅沢なのに、その中でも「中汲み」と呼ばれる一番香り高く味に深みの出る部分だけを瓶詰めした希少品なのです!

 

【蓬莱泉(ほうらいせん)純米大吟醸 吟】

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東広島市で毎年開催される全国新酒鑑評会という日本酒のコンテストがあります。全国の蔵元が金賞獲得のために蔵で一番のお酒を出品するのですが、その新酒鑑評会用の非売品を本数限定で並べていました。こちらは飲むのがもったいないと思えるほどですね、、、!

 

だわり屋

住所愛知県新城市杉山字大東23-6
TEL0536-23-2211
営業時間9:00〜20:00

 

 

以上です!

突然の訪問にも関わらず快く対応してくださった社長をはじめスタッフのみなさん、ありがとうございました!
熱く、そのお酒の良さを語る社長の姿がとても印象的でした。

みなさんもお酒を買うときは、お酒の専門店で店員さんに直接聞いてみると、それぞれのお酒のエピソードも聞けて楽しめると思いますよ!
(ちなみに私は悩んだ挙句「若竹 純米吟醸 呑切」を買いました!)

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