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【美しき酒器の世界】錫(すず)グラスの魅力に迫る!

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日本酒を飲むときはどんな酒器で飲んでいますか?実は、飲むときに使う酒器によってお酒の味わいが変わるのです。同じお酒でも酒器によってさまざまに魅力を引き出してくれます。

その中でも、日本酒好きの方々から特に支持のされている酒器が「錫の酒器」なのですが、今回は錫の魅力をご紹介したいと思います。

日本酒を飲むには錫グラスがいい?

通の日本酒好きの方に聞くと「錫の酒器はいい」と言われたり、また高級料亭でも錫の酒器が使われていたりします。
そもそも、この「錫」とはどのようなものなのかご存知でしょうか?

錫とは金属の一種で、他の金属に比べると柔らかく、磨くと美しい銀色に輝きとても美しいです。ずっしりとした重みがあることも錫の特徴ですね。

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(出典:能作

このように、見た目はおしゃれで美しい酒器に見えるのですが、日本酒に向くと言われる理由がほかにもあるようです。さて、どんな理由があるのでしょう。

錫の酒器が人々の心掴んで離さない理由

◎割れない、錆びない

金属なので、陶器やガラスなどのように割れることがありません。また、錫は金属のなかでも非常に特殊な素材で、空気中でも水中でも錆びません。そのため有害物が溶け出るようなことがなく、人体に悪影響を与える心配も無いのです。

この錫の特徴は、家庭で使う際にも使いやすいということですね。

◎熱伝導率が良い

熱伝導率がとても良いということも大きな特徴の1つです。「熱伝導率が良いと日本酒を飲むときにどんなメリットがあるの?」と思う方もいるかも知れませんね。熱伝導率が良いことで、すぐに器の温度を変えることができます。例えば、湯煎で燗を付けるとき(お酒をあたたるとき)など、周りのお湯の温度が錫の器に伝わりやすいのでお酒が温まりやすくなったりします。また、錫の器を手で温めることで温度変化をつけたりできることも錫の器の持つ特徴です!

◎優れた殺菌・鮮度保持の機能

錫は高いイオン効果による優れた殺菌・鮮度保持の機能を持っています。古くから「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒の雑味が抜けておいしくなる」などと言われており、酒器や茶器に使用されてきたのです。また、錫の器の中に入れた切り花が、他の素材でできた花瓶にくらべ長持ちすることからも、その効果がわかりますね。

◎口当たりがまろやかになる

そして、錫はお酒の口当たりをまろやかにすると言われています。これは、錫とフーゼル油が関係しているようです。
フーゼル油とはアルコールを醸造するときに生成される揮発成分であり、特に日本酒とワインに多いと言われています。錫はフーゼル油を溶かす作用を持っています。この作用によって日本酒の味がまろやかになると言われているようです。

おすすめの錫の酒器

ここまで錫について知ると、錫の酒器が欲しくなってしまうのではないでしょうか?
そんなみなさんに、おすすめの錫の酒器をご紹介したいと思います!

◎能作

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(出典:能作

「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」という想いのもと、富山県高岡市、この地に400年続く伝統を活かし職人の手によって造られています。

 

◎大阪錫器

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(出典:大阪錫器

大阪における錫の器造りの起源は1679年。それから今に至るまで、時代を経るとともに、技術・技法は洗練されてきました。その伝統的なモノづくりの技と精神は今も引き継いでいるのです。

ぜひ、錫の酒器で日本酒を飲んでみてください。きっとあなたも錫の器に魅了されてしまうことでしょう。

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