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白隠正宗 純米吟醸(高嶋酒造/静岡県沼津市)

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富士の霊水で仕込む銘酒

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文化元年(1804年)創業。現銘柄は明治17年(1884年)に名づけられました。蔵の自慢は何と言っても仕込み水です。富士山の雪解け水が大自然の濾過により磨かれたまろやかな清水が、地下150mから湧き出ています。水量も多く、蔵には水道を引いていません。蔵からパイプを引いて水場を造り、一般の方にも開放しています。

「富士山の霊水」として親しまれ、汲みに来る人々が後を絶たないようです。

白隠正宗は普通酒を中心に地元に根差していた、約200石の小規模な蔵でした。しかし、現蔵元兼杜氏の高嶋一孝さんが東京農業大学在学時に開運での研修で名杜氏・波瀬正吉と蔵人の酒造りへの情熱に衝撃と感銘を受け、良い酒を造りたいとの思いで蔵に戻ってから改革が始まりました。

若き蔵元の改革で酒質一新

杜氏や蔵人スタッフを一新し、自らが招いた南部杜氏のもとで酒造りを学んだ後、蔵元杜氏となりました。普通酒を全廃、全量箱麹造り、槽(ふね)搾り、瓶燗急冷という、すべての商品に吟醸造りと、温度管理を徹底させています。

現在、使用酵母はすべて静岡酵母のNEW‐5を使い、使用米も静岡県産の山田錦、誉富士などが中心で、地産地消にこだわっています。平成24年度からは全量純米酒蔵となりました。

干物に合う静岡酒目指して

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目指す酒質も、地元の酒肴に合わせて上手いと言われるもので、沼津という干物の産地という特性から、えぐみのある味にも合わせられるよう、米の旨みも引き出し、かつ、静岡らしい綺麗な味わいを目指しています。山廃造りや、平成25醸造年度(25BY)から生酛造りにも取り組んでいます。

この純米吟醸は、静岡産の山田錦を50%まで精米し醸されています。静岡らしい、スッキリとした綺麗な酒質ですが、味わいには厚みがあり、余韻も長く、淡麗との一言では語れません。呑み応えのある、淡麗旨口酒と言えるでしょう。干物はもちろん、刺身、煮魚等、魚介系の料理なら何でも合うと思います。

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