こんにちは!SAKETIMES編集部です。
みなさん、日本酒のボトルに注目したことはありますか?
中身に魅力がたっぷり凝縮された日本酒を前にすると、つい、外見の魅力までは追求できず・・・なんて方も多いのではないでしょうか?
そんなみなさまのために、今回は日本酒ボトルについてご紹介いたします!
八海山から「新しいボトルを開発したのでぜひお越しください!」とのお話をいただき、築地にある八海山へ行ってきました!
世界中で愛飲される八海山
八海山、といえば誰もが一度は耳にしたことのある日本酒の銘柄ですよね。
創業は大正11年、新潟県南魚沼市に蔵をかまえる、いわずと知れた酒蔵です。
八海山と聞いて、「普通酒」のイメージが強い方も多くいらっしゃるかもしれませんが、純米酒、吟醸酒はもちろん、貴醸酒、発泡にごり酒、梅酒、焼酎、さらに地ビールなどの酒類から、甘酒などのノンアルコール飲料まで幅広く製造しています。
多種多様なラインナップで、飲む人のこころを上手にくすぐってくれる八海山。歴史もさることながら、新しい試みを常に行っている酒蔵です。ご年配の方から日本酒に親しみの薄い若い世代までファン層を獲得している理由がそこにうかがえます。
また、八海山セミナールームには酒造りの技術から生まれる麹や酒粕、そして「米・麹・発酵」の食文化を伝える八海山の直営店「千年こうじや」のショールームが併設されています。(※こちらでは一般店舗ではないので商品の購入は不可)
→店舗情報はこちら
八海山の蔵がある新潟県南魚沼は、雪国での生活の知恵を生かし、四季と自然に寄り添う暮らしを今も大切に受け継いでいる地域。そこに強く根付く発酵文化から生まれた商品の数々が千年こうじやの魅力です。
発酵セミナーや日本酒セミナーも行われているので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
塩麹づくりや味噌づくりなども体験できますよ!
そんな、魅力あふれる八海山の新しい瓶について、広報担当の浜崎さんにおうかがいしてきました!
広報担当にきく新しい瓶の魅力
浜崎さん:「従来の日本酒ボトルは輸送容器としての用途で完結していました。しかし、今ボトルに求められる用途は変化してきています。
それは、従来の日本酒の飲み方が瓶から酒器に移して味わうものであったのに対し、現在は”瓶をそのまま食卓に置き、提供する”という欧米の文化が浸透したことに由来しています。現代の食卓には、ワインやその他の洋酒が当たり前に並ぶようになりましたよね。最近では、瓶口がスマートな酒瓶や四合瓶など、それ単体で酒器の機能を担うものが好まれる傾向にあります。そのため弊社ではスマートであり、提供もしやすいモデルに新装しました。
そういった、器としての様式美と実用を兼ね備えたスタイルが新しいボトルの魅力です。
”よい”という概念は、その時代、文化に合わせて変化しうるものです。常に作り手側はその変化を敏感にキャッチして、その変化に対応していく必要があります。消費者の方々のニーズを捉えながら、時代に合わせて柔軟に変化していきたいですね。」
実際に、どんなところが変わったの?開けてみました!
まずは、キャップ部分。右が従来のボトル。そして、左が新しく開発されたボトルです。
スクリューキャップから、王冠キャップへ新装しました。
開け方は至って簡単!瓶口を持って、まずは矢印の方向へ。さらに右斜め上に引っ張るだけ。
ぐっとつまんで、
ぐいっと右斜め上に引っ張ります。
ここで引っ張りあげましょう!
くるっとポンで外れます。とても簡単!ワンタッチ!
ここまできたら、いつもの一升瓶を開けるときと同じ工程。
爪をフタと瓶口のすきまにひっかけて・・・キュ、
ポン!気持ちよく外れました!
ご覧下さい!このスマートな瓶口。
従来のねじ山のある瓶口と比較して、なめらかな印象を受けますね。ストレートな瓶口に新装されました。
洗練されたダイニングキッチンにマッチする様式美の高さを感じます。
日本酒の魅力をさらに引きだすボトルの魅力、いかがでしたでしょうか?
時代の変化に応じて味わいの追求だけでなく、お酒の席での様式美も追求する八海山。
このボトルによって、新たな日本酒シーンがまた、生まれそうですね!
【関連】限定50個 17万円の高級酒器「JOIN」の魅力に迫る
【関連】酒処伊丹で開催!出品総数260点日本酒ラベルデザイン展
日本酒の魅力を、すべての人へ – SAKETIMES