今回は、奈良県奈良市にあります今西清兵衛商店(いまにしせえべえしょうてん)「春鹿酒造 (はるしかしゅぞう)」で、利き酒をしてきました。
奈良の新名所!ワンコインで、利き酒ができる!
近鉄奈良駅から徒歩10分ほどの「ならまち」一帯は、歴史情緒あふれる古民家や、若い女性を中心に人気のカフェや雑貨屋さんが建ち並ぶため、知る人ぞ知る奈良の観光名所です。
なかでも、いま注目を集めているのが、今回訪れた「春鹿酒造」です。なんと、ワンコイン500円で、利き酒ができます。
まず、レジにて500円で利き酒グラスを購入すると、店の奥の席に案内され、利き酒をすることができます。
店内は、老若男女の幅広い年齢層の人で賑わっており、外国の方の姿もチラホラあります。外国(特にヨーロッパ)では、JAPANESE SAKEが人気で、そのワインのようなまろやかな味わいが注目されていますので、大仏で有名な東大寺徒歩圏内であるため、観光したついでに立ち寄る外国人観光客も多いようです。
季節ごとに変わる色を楽しむ!
利き酒グラスは4色あり、季節ごとに選べる色が変わります。
今回、訪れたのは8月だったので、水色でした。グラスの色によって、お酒を注いだときの見え方も変わるので、視覚で楽しむこともできるでしょう。
グラスの底には、鹿があしらわれていて、日本酒ファンなら是非とも全種類集めたい素敵なデザインです。
今回で3回目の訪問なので、3種類の利き酒グラスを所持しています。
まだ持っていないふじ色を手に入れるために、1年後の5月~7月に訪れようと思うのですが、1年間も待ちきれないので、それまでに何回も訪れることになると思います。
だんだんと、部屋のお猪口コーナーが、色鮮やかになっていきます。
バラエティ豊富なラインナップをいざ、利き酒!
全部で5種類の利き酒ができます。
ポピュラーな「超辛口」をはじめとして、季節限定品や、新酒まで、バラエティー豊かなラインナップが用意されており、訪れる度に、また違った味を堪能することができます。
どういったお酒なのか、机上にあるパンフレットに説明が書いてありますが、これは参考程度に。お店の方と、お連れさまと、お酒について語りながら、ゆっくりと味わってください。
途中で、お口なおしの水を注いでいただけるので、ありがたく頂戴しましょう。
酔っぱらいすぎると、話に夢中になりすぎて、せっかくの味が分からなくなるので、ご注意を。
お店の人の話では、毎日のように、この5種類を飲んで、お客様が楽しく利き酒ができるよう日夜、研究を重ねているそうです。聞きたいことがあれば、ここぞとばかりに聞いてみましょう。ひんやりと冷たいお酒とは相反して、お酒に対する熱い想いを持ってらっしゃいます。
奈良ならでは?奈良漬の試食までできる!
5種類の利き酒が終わりましたら、最後に奈良漬の試食もできます。奈良漬が出てくるあたり、奈良ならではですね。
春鹿の酒粕で漬け込んだ奈良漬です。全部で3種類あり、珍しい燻製したうりの奈良漬もあります。
これがまたオススメなのです。奈良漬が苦手な方も、モノは試しに、是非、試食してみてください。これなら!と思うかもしれません。
この奈良漬は、店内の売り場に、ならべられていて購入可能です。
※「奈良」でダジャレを言い過ぎていますが、シカらないでくださいね。
あぁ、おいしかった!
次は、デザートに、ならまちのオシャレなカフェでケーキでも食べようかな……と思いきや。
なんと、このあと、「ときめき」という、デザート感覚で飲める低アルコールのお酒も飲ませていただけるのです!
これまた、さわやかな味わいで、さっぱりおいしいです。この心遣いに、その名の通り、ときめきました。
本当に素敵なサービスの数々。
みなさまも是非、足を運んでみてくだ……あれ?
訪問中は、ほろ酔いだったため気付かなかったのですが……
振り返ってみると……
・春鹿オリジナル利き酒グラス
・5種類の利き酒
・3種類の奈良漬
・低アルコール酒「ときめき」
え!?これだけ付いて、500円!?なんとお得なことでしょう!
おいしいお酒に、おいしい奈良漬。最高の空間を味わってください。
是非、奈良に訪れた際は、「春鹿」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
(文/栗本 和紀)
今西清兵衛商店「春鹿酒造」 公式サイトはこちら。
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