こんにちは!SAKETIMESライターの永木三月です。

普段は「美食」をテーマにした活動をしています。
現在はGalapadishというグルメサイトを基点にお店や製品のレビューを紹介している他、定期的に「おいしいもの味覚鑑賞会」という名前で、食べ比べをテーマにした会の開催も行っています。

前回は「世界最高峰の日本酒はこれだ!IWC2014受賞、プレミアム試飲会レポート」を書かせていただきました。

こちらでは、日本酒と絡めて、さまざまな美味しい情報を発信していけたらと思っています。よろしくお願いします!

 

・はじめに

みなさんは、日本酒を何で飲みますか?

日本では、盃や猪口が主ですが、海外では、もっぱらワイングラスを使っているんだそうです。

食事を楽しむ際には、その道具や作法を守るのが正しいと思いがちですが、あえてそれを外してみることで生まれてくる楽しみもあります。

今回はそんな試みの一つとして、『ワイングラスで味わうおいしい日本酒アワード』という大会を紹介したいと思います。

 

『ワイングラスで味わうおいしい日本酒アワード』とは?

この大会は、2011年に作られ、今年で4回目を迎えました。
世代、料理ジャンル、国、という三つの枠を飛び越え、あらゆる人達に、特に若い人に日本酒がもっと飲まれるように、という願いを込めて創られた大会なんだそうです。

部門もいくつかありますが、メインとなる日本酒アワードの部門では、一升で2500円以内かつ広く流通できるものに限る、という制限がついています。
ジャンルを超えた美味しさの発掘を通して、とにかくいろんなシーン、世代に日本酒を浸透させるのが狙いにした大会だと言えそうです。

 

・ワイングラスならではの楽しみ ~テイスティングの観点から~

日本酒をワイングラスで飲むことは、もちろん味わいの点でも特別な意味があります。
テイスティングの際、日本酒に使われるのは「蛇の目利き猪口」ですが、利き猪口を選ぶ際に重要なのは、厚さと柄の塗り方なんだそうです(参照)。
厚さは口当たりに、柄の塗り方はお酒の見え方に関わっています。
よりよく味わうために、器を整える、ということは猪口でもしっかり考えられています。

しかしワイングラスでは、この二つの要素に加えて、グラスの形が大事にされるという文化があります。
同じ赤ワインでも、地方毎に専用のグラスがあるほどです。
これは果実酒と穀物酒の違い、文化の違いなどもあるでしょうが、日本酒の利き猪口ではあまり気にかけられないことのように思います。

グラスの形状の違いは、見た目と香りに関わっていると言われます。
例えば、シャンパングラスは、細長い形状をしているため、立ち上る泡の様子をじっくり眺めることができます。

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(c) .foto project

また、ブルゴーニュグラスというグラスは、ブルゴーニュ地方を産地に持つワインを楽しむのに最適とされ、液が空気に触れる面積が広いため、香りが引き出されやすくなるという特徴を持っています。

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Photo by (c)Tomo.Yun)

こうした楽しみ方は、まさにグラスならでは。
日本酒をグラスで飲むことは、見た目や香りのさらなる楽しみの発見につながることは間違いないでしょう!

 

・最後に

いかがでしたでしょうか?
日本酒を楽しむ新しい切り口として、『ワイングラスで味わうおいしい日本酒アワード』、非常に面白い試みだと思います。
レストランでも、ワインと同じように日本酒がサーブされる日は近いでしょうか?
この大会の今後に注目です!

みなさんの美味しい体験に出会う助けになれば幸いです!

 

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