春は出会いの季節。仕事やプライベートで、環境が変わるのをきっかけに、新しいことを始める人も多いかもしれません。

この春から新社会人になった若者のみなさん。ちょっとだけ大人になった気分で、日本酒デビューに挑戦してみてはいかがでしょうか。

「甲子春酒 香んばし」で日本酒デビュー!

そんな出会いの季節を演出してくれるのが、千葉県酒々井市の老舗酒蔵・飯沼本家が造る「甲子春酒 香んばし(きのえね はるざけかんばし)」です。この春、商品としてのコンセプトやボトルデザインをリニューアルして、発売されました。華やかな香りと、フレッシュ感が特徴の季節限定酒です。

「甲子春酒 香んばし」のキービジュアル

桜の花びらをモチーフとした透明感のあるボトル。初めて日本酒を飲む人でも、気軽に手に取れそうなデザインです。

今回は、この春に社会人デビューを果たした新入社員の方々に、この「春酒 香んばし」を味わっていただきました。協力してくれたのは、サイボウズ株式会社のみなさん。「春酒 香んばし」を飲みながら、新生活や日本酒との出会いについて、伺いました。

社会人デビューへの期待と不安

サイボウズの渡邊義さんと國弘遥さん

「甲子春酒 香んばし」を飲んでもらうのは、今年4月に社会人になったばかりの渡邊義(写真右)さんと國弘遥(写真左)さん。取材当日は入社からまだ10日目とあって、「きょうが初めての名刺交換です!」と初々しい雰囲気でした。

サイボウズ株式会社は、オンラインのグループウェアや業務改善サービスを軸に、社会のチームワーク向上を支援する会社です。スムーズな情報共有によってチーム全体が団結できるように、"チームワークあふれる社会をつくる"ことを目指しているのだそう。

サイボウズ株式会社のロゴ

国内では東京・愛媛・大阪など、海外ではアメリカ・上海・ベトナムなどに展開しています。すべて含めると社員数は約760人。また、平均年齢は約35歳と若手が多く、オフィスにも活気があふれているようです。

サイボウズの渡邊義さん

オーストラリア人と日本人のハーフで、中学校から大学までオーストラリアに住んでいたという渡邊さん。現地でサイボウズを知り、ここで働きたいと思うようになったのだそうです。

「サイボウズという会社が日本にあることは知っていました。パートナー会社がシドニーにでき、そこでインターンとして働いているうちに興味をもち始めたんです。提供しているサービスそのものにも魅力があるし、新しい取り組みに積極的な雰囲気にも惹かれました。僕も新しいことにチャレンジするのが好きなので、自分にも合っていると感じました」

渡邊さんは、サイボウズへの就職をきっかけにオーストラリアから日本へ。ひとり暮らしも初めてだそうです。この春から新しく挑戦していることを聞くと「漢字の練習です! 日本に来てから、漢字が書けなくて苦労したので......」

海外生活の長い渡邊さんならではのチャレンジですね。仕事での目標は「もっとサイボウズを世界に広めたい」とやる気に満ちた表情でした。

サイボウズの國弘遥さん

京都で大学生活を過ごした國弘さんは、中学校から大学まで吹奏楽やオーケストラを続けてきたことが、入社のきっかけになったと話します。

「吹奏楽やオーケストラでは、みんなの意思を統一することが求められます。どうやったら上手く合わせられるかが、いつも課題だったんです。特に、大学のサークルでは、120人のメンバーをまとめていかなければならなかったので、意思疎通や情報共有の難しさを感じていました。就職説明会でサイボウズを知ったときに、率直に自分のサークルで使いたいと思って、興味をもったことが入社のきっかけです」

大学時代は中国へ留学した経験もあるという國弘さん。「サイボウズでも、中国に関わる仕事に挑戦したい」と話してくれました。

ふたりとも、世界を股にかけた活躍が期待できるような頼もしさが感じられますね。

新社会人と日本酒の出会い

さて、そんなふたりに「甲子春酒 香んばし」を飲んでいただきましょう。開栓してグラスに注ぐと、フルーティーで華やかな香りが一面に漂います。

「甲子 春酒香んばし」を飲む渡邊義さんと國弘遥さん

「すごく良い感じ!甘さがありますが、スッキリしています。オーストラリアでは、なかなか飲めないタイプの日本酒ですね」と、気に入った様子の渡邊さん。

「甘口の日本酒が得意ではなかったのですが、これは飲みやすいです。次のもうひと口がまた飲みたくなりますね」と國弘さんも笑顔を見せてくれました。

「春酒 香んばし」は口当たりがなめらかで、フレッシュな味わい。シュワッとした刺激は、搾りたてのお酒をそのまま瓶詰めする「直汲み製法」によるものです。スッキリとした純米大吟醸酒ですが、無濾過生原酒らしい旨味もしっかりと味わうことができます。香りや味わい、そして余韻のバランスが良く、日本酒ビギナーが初めて出会う1本にぴったりです。

日本酒の話で盛り上がる渡邊義さんと國弘遥さん

日本酒との出会いについて、ふたりに伺いました。

酒処・広島県出身の國弘さんにとって、日本酒は身近なものだったようで、初めて飲んだときも自然に受け入れられたのだそう。

「両親が美味しそうに飲んでいるのを、小さいころから見ていました。それを見て『いつか飲んでみたいな』と思っていたんです」

若い人にとっては、"大人のお酒"という印象の強い日本酒。國弘さんにとっては、初めから"美味しいもの"というイメージがあったようですね。

渡邊さんは、オーストラリアで18歳の誕生日を迎えたときに初めて日本酒を飲んで、興味をもったのだとか。

「日本人の友人がシドニーの居酒屋に連れて行ってくれて、お祝いに日本酒をもらったんです。そのときに『日本酒ってこんなに美味しいんだ』と、興味をもちました。その後、ひとりで岡山を旅したとき、お客さんが年配の男性ばかりの小さな日本酒バーを見つけて、せっかくだから地元の日本酒を飲んでみたいと思って、勇気を出して入ってみたんです。すると、まわりの人たちがみんな優しくて、おすすめのお酒を教えてくれました。初めて会った人でも良い関係を築けたり、仲良くなれたりするのが日本酒の魅力なんだと感じて、もっと好きになりましたね」

お酒がつなぐ、人と人

サイボウズの綱嶋航平さん

ふたりの先輩、人事部の綱嶋さんは大学時代から日本酒を好きになり、唎酒師の資格も取得。SAKETIMESのライターとしても活躍しています。

「新入社員が仕事で会うのは、目上の方々ばかり。そのときに『日本酒が好きで、実は唎酒師なんです』という話をすると、すごくウケが良いんです。相手の出身地の日本酒について話すと喜んでもらえて、お酒が好きな先輩方とも、すぐに距離を縮めることができましたね。社内外問わず、お酒の好きな人と仲良くなるきっかけになりました」

日本酒が共通の話題になることで、コミュニケーションの和が広がっていったようです。そんな綱嶋さん、日本酒を飲む上で、気を付けていることも多いのだとか。

「社内の飲み会、すごく楽しいんですよ。すいすいとお酒が進んでしまって、帰りの電車ではいとも簡単に寝過ごしてしまいます(笑)。自分の適量を把握したり、お酒と同量の和らぎ水を飲んだりすることが大事ですね」

サイボウズでの取材風景

その話には、場にいる全員が大きくうなずきました。國弘さんも飲み会の帰りに寝過ごして電車で何度も往復してしまったこと、渡邊さんも21歳の誕生日に飲みすぎた失敗談を披露。ほろ酔い気分で、笑いの絶えない会になりました。

「人が集まるところに酒がある」飯沼本家の目指すお酒

「甲子 春酒香んばし」を造る飯沼本家が大事にしているのは「人が集まるところに酒がある」という思い。さまざまなシーンで、主役になるのではなく、コミュニケーションの潤滑油となるお酒を目指しています。情報共有を円滑に進めることでチームワークを良くしたいと考えるサイボウズの考えと、共通するものがありました。

今年の新入社員を迎えての飲み会は、初めての機会だったそうですが、仕事のこと、趣味のこと、お酒のこと......たくさんの話題で盛り上がり、時間があっという間に過ぎてしまいました。

サイボウズ・「甲子春酒 香んばし」のボトルを持つ渡邊義さんと國弘遥さん

「今度はみんなで新橋へ行こう」「赤提灯の店で日本酒を飲んでみたい」と、お互いの距離がさらに縮まった様子でした。明るく希望に満ちた新入社員のみなさんが、これから社会で活躍できるように、美味しい日本酒とともに応援しています。

(文/橋村望)

sponsored by 株式会社飯沼本家

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます

株式会社飯沼本家 / IINUMAHONKE Co., Ltd. 連載記事一覧