長い残暑もようやく落ち着き、行楽シーズン到来!もう今秋の旅の予定はお決まりでしょうか?せっかく旅に出かけるなら、紅葉狩りや温泉など、この季節ならではのレジャーを楽しみたいですね。
そこで旅先としておすすめなのが、都内からもアクセス良好な観光スポット、新潟県南魚沼郡の越後湯沢です。
豊かな自然とバラエティに富んだ温泉、冬は白銀の世界でスキーも楽しめる越後湯沢。米どころ・新潟の中でも有数の観光地として知られ、川端康成の小説『雪国』の舞台としても有名です。日本酒好きなSAKETIMES読者の皆さんの中には、JR越後湯沢駅直結のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」のイメージが強い方もいるかもしれませんね。
そんな越後湯沢の魅力を体感するべく、SAKETIMES取材班は一路新潟へと向かいました。旅のおともに選んだのは、「上善如水 純米吟醸 ボトル缶(180ml/308円・税込)」です。実は今、ニーズが増えている日本酒のボトル缶。キャップ付きのため少しずつ飲むことができ、軽くて割れにくく携帯にも便利なボトル缶は、日本酒をより手軽に楽しめる容器として注目されています。
愛らしいデザインのボトルに気分も上々、おいしい日本酒と巡る越後湯沢の旅へ、さぁ出発!
一日わずか5本のローカル線に乗って、いざ越後湯沢へ!
旅の始まりは、JR東京駅から。新幹線と在来線を乗り継ぎ約2時間、群馬県の水上駅に到着します。本来であれば、東京から越後湯沢までは上越新幹線一本で行けますが、なぜ一度水上で降りたかというと……
一日5本しか運行しないJR上越線の普通列車に乗って、ローカル線の旅を楽しむため!旅行は目的地に着くまでも楽しいひととき。焦らず急がずのんびりと、窓からの景色を眺めながら越後湯沢へ向かいましょう。
ちなみに、こちらのE129系の車体を彩るラインは、黄色が秋の稲穂を、ピンクが佐渡の朱鷺をイメージしているのだとか。愛らしいカラーリングに気分も上がります。
ゆったりとしたボックス席に腰掛けて、出発進行!目的の越後湯沢駅までは30分ほどの、短い列車の旅です。
一息ついたところで、今回の旅の相棒である「上善如水 純米吟醸」ボトル缶を取り出します。
窓の外を流れるのは、秋の訪れを知らせるススキの穂や、のどかな田園風景(撮影時は稲刈り前でした)。新幹線と比べて一つひとつの景色をゆっくり楽しめるのは、ローカル線ならではの魅力です。美しい自然をバックに、白地に繊細なデザインをあしらったボトル缶がよく映えます。
それでは、まだ午前中ですが本日最初の日本酒をひと口。「みずのごとし」という名前の通り、澄んだ水のようにサラリと喉を通っていきます。明るい時間から、窓の外を流れる景色を眺めながらの一杯。なんて贅沢な時間なのでしょうか……。
恍惚とした時間を過ごしていると、電車はあっという間に目的地へ到着。お酒はたっぷり残っているので、ボトルのキャップをギュッと閉めたらバッグの中へ。旅はまだ始まったばかり、お酒は後のお楽しみに取っておきましょう。
豊かな自然に囲まれて、バーベキュー×日本酒を堪能
今回の旅の目的地、越後湯沢に到着しました。利き酒が楽しめる「ぽんしゅ館」に後ろ髪をひかれつつ、最初に向かったのはこちら!
東洋のマッターホルンとも呼ばれる名峰、大源太山(だいげんたさん)のふもとにある、大源太キャニオンキャンプ場です。緑豊かな林間キャンプ場で、ピザ焼き体験やハンドクラフト体験、近くで川遊びも楽しめます。
実は、駅近くのスーパーであらかじめお肉や野菜を購入済み。キャンプ場でアメリカンスタイルのコンロをレンタルして、秋のバーベキューを楽しみたいと思います!
具材のカットが済んだら、大きなバーベキューコンロで豪快に焼いていきます。子どもの頃、夏休みは毎年家族でキャンプに出かけたなぁ……なんて立ち上る煙に目を細めている間に、みるみる焼き色をつけていく食材たち。焼き上がりをお皿に盛って、持参したマイお猪口に「上善如水」を注いで、賑やかなテーブルが完成です。
それでは日本酒で乾杯!いただきます!
焼きたてのお肉と野菜、これだけでももちろんおいしいのですが、そこに水のようにさらりとした「上善如水」が加わることで、舌の上で旨みが増幅するのを感じます。冬は水を張った鍋をコンロに置いて、ボトルごと湯せんして、燗酒にしても良さそう!(※湯せんでのお燗の際は、キャップを取ってください。)屋外という解放感も手伝い、お皿はすぐに空いて2皿目へ。ついつい杯も進み、1本、また1本とボトル缶が空いていきます。
バーベキューで楽しむお酒といえば、缶ビールや缶チューハイというのが一般的なイメージ。ですが、最近は人気のアウトドアメーカーからチタン製のお猪口や酒ボトルが発売されるなど、日本酒の楽しみ方はアウトドアシーンにも広がっています。瓶の場合、重さや破損の心配があるのでなかなかアクティブなシーンに持ち出すのはハードルが高いかもしれませんが、軽量かつキャップがついたボトル缶タイプなら、それらの問題点を意識せず気軽に持ち運べるのが魅力です。
さて、一通りバーベキューを楽しんだ後は、食後の運動がてら付近の散策に出かけます。キャンプ場周辺の大源太キャニオンは、ネイチャーウォッチングのメッカとしても人気。広大なダム湖・大源太湖を眺めたり、その湖畔に架かる大きなつり橋・希望大橋からは、豪快に流れる四十八滝を見ることができたりと、一歩進むごとに現れる雄大な自然の姿に圧倒されます。
酔い覚ましも兼ねたつもりが、大自然をつまみにお酒をさらにひと口……ほろよい旅も楽しいですが、適度に水を飲んでクールダウンすることもお忘れなく!
世界最大級のロープウェイに乗って、越後湯沢の絶景を見下ろす
お腹がいっぱいになったところで、さらなる絶景を求めて日が暮れる前に湯沢高原へと向かいます。
越後湯沢駅から徒歩8分、湯沢高原の山麓駅舎に到着しました。目指すは、標高1000メートルの場所にある湯沢高原パノラマパーク。山頂駅舎を目指し、乗車定員166名という世界最大級のロープウェイに乗り込みます。
ロープウェイが動き出すと同時に、窓から見えるふもとの様子がどんどん小さくなっていきます。この日はあいにく曇りがちの天気でしたが、晴れた日には谷川連峰や越後三山を広く見渡すことができ、冬は白く雪化粧した山々を楽しむことができます。
山麓駅舎を出てからわずか7分。高山植物や森林浴、開放的なアクティビティが楽しめる、湯沢高原パノラマパークに到着です。
おしゃれなウッドデッキテラスからは、ついさっきまで歩いていたふもとの様子をはるか遠くに見下ろすことができます。標高1000メートルという高さだけあって、ふもとにいたときよりも空気がひんやりと感じられることにも驚きました。
パノラマパークでは、緑豊かな自然の中でさまざまなアトラクションや景観を楽しむことができます。限られた時間ではとても回り切れなかったので、そのほんの一部をご紹介したいと思います。
自然の一部になった気分で空中遊覧!「やまびこリフト」
高山植物園入口から展望台までを結ぶ無料のリフト。上り・下り共に利用可能ですが、特に下りのリフトに乗っているときは、足元に広がる豊かな緑、視界に広がる大自然の姿に、まるで自分も自然の一部になったかのよう。紅葉のシーズンなら、赤く染まった幻想的な景色を楽しめそうです。
落ち着いた気分で楽しめる湿生花園「あやめヶ池」
やまびこリフトを降りてすぐ、花公園「アルプの里」の中にある「あやめヶ池」。天然記念物のモリアオガエルが生息しているほか、池を囲むようにさまざまな草花が植生しています。穏やかな水面を眺めながら、お酒を飲んでひと休み。
絶景を眺めながら旅の疲れを癒す「天空の足湯」
下りのロープウェイを待つ間、山頂駅舎を出てすぐの「天空の足湯」でリラックス。あまりの心地よさに、景色を眺めながらしばらくぼんやりしてしまいます。すぐそばの「雲の上のカフェ」では高原ビールなどの販売もありますが、ここはやっぱり「上善如水」で。旅の終わりが近づいてなお、さらりとした味わいは飲み飽きることがありません。
ここまで旅路を共にしてきた「上善如水」。お気づきの方もいるかもしれませんが、このお酒を醸している白瀧酒造こそ、越後湯沢を代表する酒蔵のひとつです。やはり旅の最後はSAKETIMESらしく、酒蔵を訪ねて締めくくりましょう。
ショールームで試飲体験!ボトル缶も楽しめる白瀧酒造本社へ
越後湯沢駅から徒歩5分の場所にある白瀧酒造本社。受付がある3階へ上がると、従来の酒蔵のイメージとは大きく離れた、華やかなショールームへと案内していただきました。
木目の明るいカウンター、女性らしいピンクのショーケース、初めて来た人も、日本酒をよく知らない人でも、気負わずに過ごせそうな空間です。予約も可能ですが、オープン時間内(土日祝日及び本社休日を除く、10時~12時、13時~15時)であれば予約せずにふらっと立ち寄ってもOKです。
ショールームでは「上善如水」をはじめとする白瀧酒造のお酒の販売、そして無料の試飲が楽しめます。カウンターで好きな銘柄を選び、スタッフさんにお酌してもらいました。
……と、ここでもボトル缶が登場。せっかくなので、現在販売している「上善如水」ボトル缶シリーズをすべて見せてもらいました。
写真左奥が、今日一日旅を共にした「上善如水 純米吟醸」。中身は瓶詰めの同名商品と同じで、高い品質を保ったまま携帯に便利なボトル缶に詰めました。中央の商品は、新潟県内でのみ販売されている「上善如水 純米 ボトル缶」(300ml/540円・税込)。便利な盃型カップがついており、屋外でもお酌の酒を楽しみたいとき、1本を分け合って飲みたいときなどに最適です。手前の商品は「上善如水 純米吟醸 濃醇うまくち ボトル缶」(300ml/567円・税込)。こちらも今夏発売したところ、あまりの売れ行きのよさに急きょ増産が決定したというレアな商品です。
これまでもオリジナリティあふれるデザインボトルで、日本酒業界の中で独自の存在感を放ってきた白瀧酒造。外装フィルムにデザインを大きくプリントできるボトル缶とは、とても相性が良かったといいます。さらにアルミのボトル缶は遮光性、品質保持性も高く、売り手としてのメリットも大きいのだとか。
私たち日本酒ファンにとっても、「軽い・おしゃれ・蓋が締まる」の三拍子がそろったボトル缶の日本酒は、今回のようなレジャーシーンで日本酒を飲みたいときにとても助かる存在です。これからの展開がますます楽しみになるようなお話を聞かせてもらい、試飲も楽しめて大満足。スタッフの皆さんにお礼を言って、ショールームを後にしました。
これにて、「上善如水 純米吟醸 ボトル缶」を片手にめぐる越後湯沢の旅は終了!常にお酒がそばにいる、飲兵衛らしい一日になりましたが、いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した場所以外にも、越後湯沢には魅力的な観光スポットがたくさんあります。ぜひ直接足を運んで、その魅力を実感してくださいね。バッグにはボトル缶の日本酒を忍ばせて、ほろ酔い気分で旅を満喫してみましょう!
(取材・文/芳賀直美)
sponsored by 大和製罐株式会社