「夏でも日本酒が飲みたい!」という声を受けて、近年、缶入り日本酒の人気が高まっています。
缶入り日本酒は軽くて持ち運びやすく、酒器や栓抜きが不要でどこでも気軽に開けて飲めるので、キャンプやフェス、花火大会など、夏のレジャーシーンにぴったり。熱伝導率が高いため、冷蔵庫やクーラーボックスに入れて手早く冷やせるのも大きなメリットです。
また、缶入り日本酒には、すっきりとした味わいやフルーティーな香りのものが多く、冷やして飲むのに適しています。夏の暑い日には、キンと冷えた日本酒は格別の美味しさです。
そんな缶入り日本酒の中で、この夏、特に注目したいのが、株式会社WAKAZEの新商品「SummerFall yuzu bubbles」です。
WAKAZEの新たなスパークリングSAKE「SummerFall yuzu bubbles」が、7/8(火)より全国のローソンで先行販売を開始
株式会社WAKAZEは、カリフォルニア発のスパークリングSAKEブランド「SummerFall」の新商品「yuzu bubbles(ユズ・バブルズ)」の先行販売を、2025年7月8日(火)より、全国のローソン店舗(一部店舗を除く)にて開始しました。
「日本酒を世界酒に」をビジョンに掲げるWAKAZEは、2016年に創業したスタートアップ企業です。2019年には、フランス・パリ近郊に醸造所を創立。現在はアメリカにも拠点を構え、日本とフランス、そしてアメリカの3拠点から、ルールにとらわれないSAKEを造り続けています。
そんなWAKAZEは、手軽に飲める新しいSAKEとして、2024年にアメリカでスパークリングSAKE「SummerFall」を発売。2025年1月には日本に初上陸し、星付きレストランや高級ホテルでも採用されるなど、“カジュアルな缶タイプなのに本格派”として高い評価を得てきました。
新商品「yuzu bubbles」は、日本産の柚子果汁を使用した、爽快感あふれるフルーティーな味わいが特徴のスパークリングSAKEです。ワイン酵母と乳酸無添加の白麹酛で仕込むことにより、自然で爽やかな酸味が際立ち、口当たりは軽やか。アルコール度数は発売済みの「classic bubbles」と同様の11%と軽やかながら、しっかりとした飲みごたえもあります。
北イタリアにSAKE醸造所が誕生!
イタリア初となる日本人のSAKE醸造所「Hoshitaro Sake Brewery」が、2025年10月に世界自然遺産・ドロミテに誕生
Hoshitaro Sake Brewery 代表の淺田星太郎さんは、イタリアで日本人として初めて「米ソムリエ(Riso Sommelier)」の資格を取得。2023年からイタリア現地の醸造所の設備を借りながら、SAKEの試験醸造と販売に取り組んできました。
醸造所が建つのは、世界自然遺産・ドロミテ山脈の麓に位置する北イタリアの街、プリミエーロ・サン・マルティーノ・ディ・カストロッツァ。この地は、火山岩と石灰岩という異なる地質が交わり、超軟水と超硬水が共存する稀有な場所で、目的に応じた水の使い分けが可能です。
ドロミテ山脈の天然水とイタリア・ピエモンテ州産の有機栽培米を用いて、グリーン電力を100%使用したサステナブルな酒造りを行い、イタリアの人々にとってのSAKE文化の入口となるような醸造所を目指します。
「能登の酒」復活のためのコラボレーション
能登の復興を願う酒蔵コラボが再び。能登・鶴野酒造店×金沢・福光屋の「共同醸造『鶴と福 2025 純米』」が、6/24(火)より販売中
両蔵の代表銘柄をブレンド!能登・鶴野酒造店×金沢・福光屋の特別限定酒「谷泉×加賀鳶 2025 純米」が、7/1(火)より販売中
鶴野酒造店は、「谷泉」や「登雷」などの銘柄で知られる能登の老舗酒蔵です。2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、酒蔵・店舗の全壊という甚大な被害を受けました。そんな鶴野酒造店を、同じく石川県の福光屋は、酒蔵の復興に向けて共同醸造という形で支援しています。
「共同醸造『鶴と福 2025 純米』」は、昨年に続いて2期目となる共同醸造酒。鶴野酒造店の杜氏・鶴野薫子(ゆきこ)さんの希望である「香り、甘さ、繊細さを感じる味わい」を目指して、福光屋の杜氏・板谷和彦さんと蔵人たちも一丸となって造りあげたお酒です。
鶴野酒造店と福光屋の代表銘柄を1対1の割合でブレンドする「谷泉×加賀鳶」は、鶴野酒造店の蔵元・鶴野晋太郎さんと、福光屋の蔵元・福光太一郎さんの発案で昨年初めて発売され、今回で2年目を迎えます。
新商品情報をピックアップ!
ドジャース公式パートナー・八海醸造グループが、限定デザインの「特別本醸造 八海山 ブルーボトル」を、7/8(火)に発売!観戦チケットが当たるキャンペーンも、7/14(月)まで実施中
Hakkaisan 八海醸造株式会社グループは、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)ナショナルリーグ西地区所属のロサンゼルス・ドジャースとのパートナーシップを記念した、限定デザインの「特別本醸造 八海山 ブルーボトル」を、2025年7月8日(火)に発売しました。
やわらかな口当たりと淡麗な味わいで広く愛される定番酒「特別本醸造 八海山」が、チームカラー「ドジャーブルー(Dodger Blue)」をまとった限定デザインのボトルです。
岩手県・赤武酒造とユナイテッドアローズのコラボ日本酒「AKABU×UNITED ARROWS 別注 純米大吟醸 2025」が、7/26(土)に発売
株式会社ユナイテッドアローズと赤武酒造株式会社との初のコラボ日本酒「AKABU×UNITED ARROWS 別注 純米大吟醸 2025」が、2025年7月26日(土)に発売されました。
初めて日本酒に触れる方にも飲みやすいように、アルコール度数を14度に抑え、華やかでスムーズな飲み口を実現。赤武酒造の魅力を最大限に伝えるため、「AKABU」らしいバランスの取れた味わいを追求しています。
日本酒の味わいをレーダーチャートで可視化!秋田県・天寿酒造が「純米大吟醸 鳥海山 TDK Sake Project 火入」「辛口純米酒 鳥海山 TDK Sake Project 火入」を、6/18(水)に発売
天寿酒造株式会社と世界的な電子部品メーカーのTDK株式会社とのコラボ日本酒「純米大吟醸 鳥海山 TDK Sake Project 火入」「辛口純米酒 鳥海山 TDK Sake Project 火入」が、2025年6月18日(水)に発売されました。
天寿酒造は、2018年から地元・秋田県にゆかりのある世界的な電子部品メーカーのTDK株式会社と協業して、日本酒の味覚・香り・ガス感を数値化し、そのデータに基づいた酒質改善を進めています。
「純米大吟醸 鳥海山 TDK Sake Project 火入」と「辛口純米酒 鳥海山 TDK Sake Project 火入」は、その8度目となるコラボ商品。商品ラベルには、TDKの日本酒評価・解析技術「Sake Sensing SystemR」を活用し、商品の味わいを可視化したレーダーチャートが掲載されています。
福島県・ぷくぷく醸造の初の定番酒「ぷくぷくホップ SuSuSu -Hopped Nigori Sake-」が、6/21(土)に発売
株式会社ぷくぷく醸造(福島県南相馬市)は、初めての定番酒となる商品「ぷくぷくホップ SuSuSu -Hopped Nigori Sake-」を、2025年6月21日(土)に発売しました。
原料米には、南相馬市小高区で有機栽培された「雄町」を使用。日本に自生する野生のホップ「唐花草」を活用した"花酛"と、室町時代に確立された"水酛"という醸造技法を駆使して、酵母無添加で醸しました。
また、クラフトビールのビアスタイル「HAZY IPA」をモチーフに、発酵後期にホップを投入。「カスケード」「ネルソンソーヴィン」を主体に「サブロ」をアクセントとして使い、複雑で華やかな香りを引き出しています。
米の粒感が残るお酒ですが、瓶内二次発酵によるナチュラルな微炭酸で口当たりはさわやか。甘さの中にも酸味やわずかなビターさがあり、マスカットや温州みかんにかぶりついたような果汁感も感じられます。
(編集:SAKETIMES)