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全国45蔵が酒の聖地に集結!「第4回 松尾大社 酒-1グランプリ」に行ってきました

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4月8日、松尾大社(京都府西京市)で開催された「第4回 松尾大社 酒-1グランプリ」に行ってきました。

2014年から毎年春に開催され、今年で4回目。
参加酒蔵・参加者、ともに年々増えており、勢いのあるイベントです。

酒の神様が祀られている松尾大社とは

松尾大社は701年に、文武天皇の勅命を受けた秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を造営し、創建。京都でもっとも歴史のある神社と言われてきました。京都の主要な東西通りである四条通の西端にあり(東端は八坂神社)、平安京の大内裏からみて裏鬼門にあたる位置にあります(鬼門は下鴨神社・比叡山)。

氏神としていた秦氏が酒造りを特技としていたことから、室町時代には「日本第一酒造神」として信仰を集め、酒蔵でも神棚をつくって松尾様を祀ってきました。

境内には「亀の井」という神泉があり、この水を混ぜて酒を造ると腐敗しないといわれていたそう。

近くにある阪急電車の駅名は松尾(まつお)大社駅ですが、公式には松尾(まつのお)大社で、京都の人は「まつのおさん」と親しみを込めて呼ぶことが多いようです。

老若男女、外国の方も多数参加!酒-1グランプリスタート!

当日は、入場を待つ参加者で松尾大社がいっぱいになりました。客層は老若男女幅広く、外国の方も多数来られています。

司会の漫才師・にほんしゅさんと、実行委員長の酒ジャーナリスト・葉石かおりさんによる音頭で乾杯。

スペシャルゲストには、漫画『酒のほそ道』の著者として知られるラズウェル細木さんも。

満開の桜の下、45蔵が並ぶ試飲ブースはお猪口を持つ人で大にぎわい。

順番通りに巡るのもよし、知らない蔵を中心に巡っていくのもよし、もちろんお気に入りを中心に飲み歩くのもよし。蔵の方との会話を楽しみながら自由に試飲していきます。

「弥栄鶴 旭蔵舞 2016」「弥栄鶴 祝蔵舞 2016」竹野酒造(京都)

なんせ45蔵もありますから、全蔵制覇しようとすると、1杯20㎖としても900㎖になる計算。

しかも1蔵あたり2~3種類の酒が用意されており、完全制覇となると軽く2ℓを越えてしまいます。もちろん神様の前で泥酔するのは禁止。適量を試飲しましょう。

「瑞鷹 純米大吟醸 銀」「瑞鷹 純米吟醸 崇薫」「瑞鷹 純米酒 菜々」瑞鷹株式会社(熊本)

参加者みんなが審査員!ついにグランプリ決定

酒-1グランプリで大切なことは、試飲して気に入った蔵を選んで投票すること。参加者一人ひとりの投票によってグランプリが決まります。

第3位 「月の桂」増田德兵衞商店(京都)

過去の大会でも毎回3位以内に入っている常連です。

「月の桂 京都・祝米 純米大吟醸 平安京」「月の桂 稼ぎ頭」「月の桂 京都・祝米 純米大吟醸 にごり酒」

第2位 「澤の花」伴野酒造(長野)

第2回ではグランプリを獲得している実力蔵です。

Beau Michelle」「澤の花 純米大吟醸」

第1位 「神楽」松井酒造(京都)

昨年は第2位だった松井酒造が今年のグランプリに決定しました。地元・京都の蔵がグランプリに輝いたのは今回が初めてだそう。おめでとうございます!

「富士千歳 純米活性にごり生酒」「大吟醸 神蔵 KAGURA 無濾過生原酒」「限定中汲み辛口純米 神蔵 KAGURA 無濾過生原酒」

あいにく天気は不安定でしたが、イベントは今年も大盛り上がりとなりました。グランプリや入賞の有無にかかわらず、日本酒ファンと蔵元がいっしょになってイベントを作り上げていくという雰囲気が評価され、来場者・参加蔵元の数が年々増えていっているのでしょう。

また会場が松尾大社というのも、雰囲気づくりに一役も二役も加わっているのだと思います。酒の神様といっしょにまた来年も楽しみたいですね。

<文/天田知之>

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天田知之

大阪市在住、2013年灘の酒大学卒、日本酒指導師範(菊正宗酒造)。 2005年に飲んだ奈良県の酒に感動し、再び日本酒にどっぷり。 古寺や歴史的建造物、古民家を見るのが趣味であちこちに出かけては酒蔵を巡っています。 勝手に選んだ「近畿100酒蔵御酒飲巡り」を実施中。