花いっぱいの春の華やかさを感じさせてくれる「花酵母」を使ったお酒を紹介します。
(※本記事で紹介されている銘柄は執筆時点で発売されていた商品です)
地域色が生かされた花酵母はなんと20種類以上も!
「花のお酒」と言われると花の香りのするあまいリキュール系をイメージしがちですが、さっぱりとした酸味のある爽やかな味のお酒から、甘やかな香りを持つものまでその味わいはさまざまです。
花酵母を使うことで、お酒に思いがけない個性が生まれる可能性を秘めています。そのため、大学や全国の酒蔵で研究開発がされているそうです。
花酵母を使ったお酒は大学の農学部が手がけたものが多く、付加価値のモノ作りとして町おこしや地域ブランドの創出に利用されています。「東京農業大学 花酵母研究会」では花酵母の研究だけではなく花酵母を使用したお酒が楽しめるイベントも開催しています。
日本の花・桜を使った酵母のお酒はお花見に最適!
愛知県では盛田株式会社から「なないろ桜」、勲碧酒造から「五条川桜」など地域色のある桜の花酵母のお酒があります。また、山口県では山口県酒造組合/山口県酒造共同組合にて「やまぐち・桜酵母」を使った日本酒や焼酎など数多くの桜酵母のお酒が開発されています。
花酵母はたくさんの種類があるのでお酒のバリエーションも豊かです。蔵独自の個性と花酵母により引き出される香味を掛け合わせると、どんなお酒になるのか、考えるだけでとてもワクワクします。さらに、花酵母のお酒はパッケージデザインが華やかで可愛らしいモノも多く、見て華やか、飲んで華やか。
寒い冬の間は暖かい部屋で花酵母のお酒で春を想い、春になったら花酵母のお酒をお供に花見を満喫したいものです。
花は季節も感じさせてくれるので日本の四季を楽しむのにも花酵母のお酒はもってこい。日本酒の新しい可能性を感じさせてくれながら、日本の四季の良さも実感させてくれる花酵母のこれからに期待です!
(文/やいち)