「日本酒についてもっと知りたい」と思ったら、日本酒に関わる資格を取得するのもひとつの方法です。
日本酒にまつわる資格や検定は、趣味として知識を深めるものから、プロフェッショナルとして仕事に活かせるものまで、さまざまな種類があります。この記事では、日本酒の資格のひとつ、「唎酒師(ききさけし)」について紹介します。
「唎酒師」とは?
「唎酒師」は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定している日本酒の販売・提供資格のこと。
ひとことでいえば、「飲み手の好みや要望をくみとり、その楽しみ方を提供できる日本酒のプロフェッショナル」を指します。日本酒の資格というと、この資格がもっとも有名かもしれません。2020年5月現在の延べ認定者数は、36004名です。
「唎酒師」の育成カリキュラムや認定試験では、「日本酒や飲料全般や食品に関する幅広い知識」、「日本酒の香りと味わいを判断できるテイスティング能力」、「お客様をもてなすサービススキル」、「季節の行事や気候に応じて日本酒の種類や組み合わせる料理、器などの提案力」などが評価されます。
酒販店や飲食店に務めている方が取得することが多いようですが、受験資格には職業条件はありません。最近では一般消費者である日本酒愛好家の取得も多く見受けられます。
「唎酒師」の受験資格や試験内容は?
受験資格は、申込時に20歳以上であること以外は特にありません。
「唎酒師」になるためには、3つのプログラムがあり、受講受験料はプログラムによって異なります。
- 通信プログラム
- 2日間集中プログラム
- 受験プログラム(オンデマンド受講コース/1日通学コース)
試験内容は、筆記試験とテイスティング試験。造り方などの基礎知識からテイスティングの応用知識まで幅広く出題されます。
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(文/SAKETIMES編集部)