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最優秀賞は新潟・樋木酒造「鶴の友」!関東信越国税局が主催する「第87回酒類鑑評会」結果発表

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関東信越国税局が主催する「第87回酒類鑑評会」の審査結果が、11月1日に発表されました。

出品状況は、同局管轄の6県(茨城・栃木・群馬・埼玉・新潟・長野)の酒蔵から「吟醸酒の部」に197点、「純米酒の部」に182点。「吟醸酒の部」では最優秀賞1蔵、優秀賞59蔵が、「純米酒の部」では優秀賞56蔵が選ばれました。「純米酒の部」は精米歩合の差が大きくナンバーワンを公平に決めるのは難しいため、最優秀賞は選ばないことになっています。

「吟醸酒の部」197点の頂点に立ったのは「鶴の友」を醸す新潟県の樋木(ひき)酒造でした。樋木酒造がナンバーワンの栄冠に輝いたのは、平成8年春の鑑評会以来2度目。出品したお酒は新潟県の酒造好適米「越淡麗」を39%まで磨いた大吟醸です。

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樋木酒造の樋口杜氏は次のようなコメントを寄せています。

「この度は、歴史ある鑑評会で評価をいただき、たいへん光栄に思っております。新潟県オリジナルの酒米『越淡麗』が誕生して10年。この酒米で新潟らしさに磨きをかけようと、官民一体となり研究を重ねてきました。最優秀賞を受賞できたことは、新潟県全体での取組が評価され、その代表として弊社がいただいたものと思っております」

優秀賞を獲得した酒蔵は以下の通りです。県別に銘柄名・酒蔵・杜氏を紹介します。

茨城県

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茨城県総代・愛友酒造

吟醸酒の部/

  • 月の井 (月の井酒造店・菊池正悦)
  • 一品 (吉久保酒造・鈴木忠幸)
  • 白菊 (廣瀬商店・小松徳継)
  • 御慶事 (青木酒造・箭内和広)
  • 徳正宗 (萩原酒造・萩原康久)
  • 武勇 (武勇・保坂大二郎)
  • 松盛 (岡部・藤坂信一)
  • 久慈の山 (根本酒造・菊池道郎)
  • 愛友 (愛友酒造・多田一郎)

純米酒の部/

  • 稲里 (磯蔵酒造・石川博之)
  • 一品 (吉久保酒造・鈴木忠幸)
  • 大観 (森島酒造・森嶋正一郎)
  • 白菊 (廣瀬商店・小松徳継)
  • 御慶事 (青木酒造・箭内和広)
  • 結ゆい (結城酒造・浦里美智子)
  • 来福 (来福酒造・佐藤明)
  • 久慈の山 (根本酒造・菊池道郎)
  • 愛友 (愛友酒造・多田一郎)

栃木県

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栃木県総代・惣譽酒造

吟醸酒の部/

  • 惣譽 (惣譽酒造・秋田徹)
  • 桜川 (辻善兵衛商店・辻寛之)
  • 燦爛 (外池酒造店・小野誠)
  • 旭興 (渡邉酒造・石井浩)

純米酒の部/

  • 菊 (虎屋本店・天満屋徳)
  • 開華 (第一酒造・二ノ宮俊一)
  • 惣譽 (惣譽酒造・秋田徹)
  • 燦爛 (外池酒造店・小野誠)
  • 東力士 (島崎酒造・大内勝美)

群馬県

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群馬県総代・浅間酒造 第二工場

吟醸酒の部/

  • 清リョウ ※瞭のへんが目ではなく口 (町田酒造店・町田恵美)
  • 船尾瀧 (柴崎酒造・福島崇)
  • 誉国光 (土田酒造・星野元希)
  • 鳳凰聖徳 (聖徳銘醸・瀧澤幹夫)
  • 草津節 (浅間酒造 本社工場・小林孝博)
  • 秘幻 (浅間酒造 第二工場・櫻井武)
  • 貴娘 (貴娘酒造・吉田和宏)

純米酒の部/

  • 町田酒造 (町田酒造店・町田恵美)
  • 桂川 (柳澤酒造・柳澤圭治)
  • 船尾瀧 (柴崎酒造・福島崇)
  • 大盃 (牧野酒造・岩清水文雄)
  • 巖 (高井・山口和典)
  • 平井城 (松屋酒造・松原広幸)

埼玉県

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埼玉県総代・釜屋

吟醸酒の部/

  • 菊泉 (滝澤酒造・滝澤英之)
  • 力士 (釜屋・松沼宏顕)
  • 寒梅 (寒梅酒造・鈴木隆広)
  • 文楽 (文楽・村上大介)

純米酒の部/

  • 日本橋 (横田酒造・関根清夫)
  • 秩父錦 (矢尾本店・矢尾博之)
  • 寒梅 (寒梅酒造・鈴木隆広)
  • 文楽 (文楽・村上大介)

新潟県

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新潟県総代・朝日酒造 朝日蔵

吟醸酒の部/

  • 越乃寒梅 (石本酒造・竹内伸一)
  • 越路吹雪 (高野酒造・石川博規)
  • 麒麟山 (麒麟山酒造・長谷川良昭)
  • 朝日山 (朝日酒造 朝日蔵・山賀基良)
  • 朝日山 (朝日酒造 松籟蔵・郷正博)
  • 想天坊 (河忠酒造・野水万寿生)
  • 越乃景虎 (諸橋酒造・田中政之)
  • 越後 五十嵐川 (福顔酒造・入江篤)
  • 越の誉 (原酒造 和醸蔵・石黒芳和)
  • 王紋 (市島酒造・田中毅)
  • 菊水 (菊水酒造 二王子蔵・伊藤淳)
  • ふじの井 (ふじの井酒造・小池悟)
  • 鶴齢 (青木酒造・今井隆博)
  • 高千代 (高千代酒造・阿部茂夫)
  • 長者盛 (新潟銘醸・細川忠清)
  • 八海山 (八海醸造・田中勉)
  • 霧の塔 (津南醸造・滝沢昌哉)
  • 〆張鶴 (宮尾酒造・吉田修)
  • 君の井 (君の井酒造・早津宏)
  • 雪中梅 (丸山酒造場・村山俊郎)

純米酒の部/

  • 笹祝 (笹祝酒造・畠山洋一)
  • 朝日山 (朝日酒造 松籟蔵・郷正博)
  • 清泉 (久須美酒造・石井敏智)
  • 越の鶴 (越銘醸・浅野宏文)
  • 越乃景虎 (諸橋酒造・田中政之)
  • 越乃雪椿 雪椿酵母仕込み (雪椿酒造・飯塚泰一)
  • 越の誉 (原酒造 和醸蔵・石黒芳和)
  • 越乃日本桜 (越後桜酒造・大竹豪)
  • 菊水 (菊水酒造 二王子蔵・伊藤淳)
  • ふじの井 (ふじの井酒造・小池悟)
  • 上善如水 (白瀧酒造・山口真吾)
  • 巻機 (高千代酒造・阿部茂夫)
  • 越の初梅 (高の井酒造・木村明裕)
  • 霧の塔 (津南醸造・滝沢昌哉)
  • 松乃井 (松乃井酒造場・古澤裕)
  • 〆張鶴 (宮尾酒造・吉田修)
  • かたふね (竹田酒造店・小林義男)
  • 雪中梅 (丸山酒造場・村山俊郎)

長野県

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酒長野県総代・千蔵野

吟醸酒の部/

  • 川中島 幻舞 (酒千蔵野・千野麻里子)
  • 信濃光 (西飯田酒造店・飯田一基)
  • 秀峰 アルプス正宗 (亀田屋酒造店・清都幸大)
  • 高波 (丸永酒造場・永原元春)
  • 亀齢 (岡崎酒造・岡崎美都里)
  • 秀峰喜久盛 (信州銘醸・工藤有通)
  • 喜久水 (喜久水酒造・川口久雄)
  • 高天 (高天酒造・高橋美絵)
  • 真澄 (宮坂醸造 真澄諏訪蔵・平林和之)
  • 夜明け前 (小野酒造店・佐相道宏)
  • 白馬錦 (薄井商店・松浦宏行)
  • 明鏡止水 (大澤酒造・大澤実)
  • 佐久の花 (佐久の花酒造・井上辰幸)
  • 寒竹 (戸塚酒造・西村和彦)
  • 木曽路 (湯川酒造店・湯川慎一)

純米酒の部/

  • 川中島 (酒千蔵野・千野麻里子)
  • 豊賀 (高沢酒造・高沢賀代子)
  • 松尾 (高橋助作酒造店・駒村浩司)
  • 喜久水 (喜久水酒造・川口久雄)
  • 高天 (高天酒造・高橋美絵)
  • 北光正宗 (角口酒造店・村松裕也)
  • 志賀泉 (志賀泉酒造・中山佳紀)
  • 縁喜 (玉村本店・山本司)
  • 旭の出乃勢正宗 (丸世酒造店・関晋司)
  • 大雪渓 (大雪渓酒造・長瀬護)
  • 北安大國 (北安醸造・山崎義幸)
  • 姫奏 (芙蓉酒造・柳澤清)
  • 中乗さん (中善酒造店・山口孝)
  • 七笑 (七笑酒造・柳沢悟)

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昨年、最優秀賞に輝いた長野県の岡崎酒造は「吟醸酒の部」で優秀賞を獲得。また、多くの酒蔵が「吟醸酒の部」と「純米酒の部」の両方で優秀賞を受賞しています。出品蔵はいずれも実力のある酒蔵ばかりです。

造り手の傾向をみると、女性杜氏や蔵元自身が杜氏として活躍している酒蔵の受賞が目立ちました。酒造りの世界も若返りが進み、女性進出も顕著になってきているようです。

(文/空太郎)

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空太郎

日本酒指導師範(菊正宗認定)&酒伝道師です。 1年365日、日本酒を飲んでいます。 10人未満で丁寧にお酒を醸す銘酒小蔵がたくさん存在することが、 日本酒の多様性と魅力を維持するのには欠かせないと思っています。 そんな酒蔵の活動や、それを応援する酒販店や居酒屋の動きを お伝えしていきます。