消費量の減少による経営難や蔵元の高齢化による後継者問題で酒蔵の廃業が相次ぐなか、歴史ある酒蔵を事業承継で引き継ぐ事例も増えています。
新潟県長岡市にあった旧・高橋酒造株式会社もそのひとつです。
旧・高橋酒造は、江戸時代末期に創業し、地元・長岡の別名を冠した「長陵(ちょうりょう)」を代表銘柄に持つ酒蔵。2024年12月に事業承継により新社長と新杜氏を迎え、新たな体制での酒造りをスタートしました。
新潟県長岡市・高橋酒造が、2/2(日)付で社名を「葵酒造(あおいしゅぞう)」に変更(2/18公開)
2025年2月2日付で、社名を「葵酒造株式会社(英語名:Aoi Brewery, Inc.)」に変更。
新社名に冠した「葵」は、現在の蔵のメンバー全員の名字から1文字ずつとった言葉であり、各メンバーの個性と才能、経験を活かしながら、新たな酒造り・酒蔵づくりのために協力していくという意味が込められています。
葵酒造として初めての新酒「Maison Aoi Untitled 01」は、2025年2月末に発売。今後は、日本酒の魅力を国内外の人へ伝えるための取り組みや、新たな酒造りのプロジェクトも積極的に展開していく予定です。
ワイングラスだから感じられる日本酒の新たな魅力
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2025」の審査結果が発表されました!(2/25公開)
2025年2月25日(火)に「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2025」の審査結果が発表されました。
15年目となる今年は、全国254社から1,091点の出品があり、347点が入賞。最高金賞が56点、金賞が291点という結果になりました。
「SAKETIMES NEWS」から新店舗情報をピックアップ!
SAKETIMES編集部に届く最新の日本酒情報のなかから、特に注目された新店舗のニュースを紹介します。
常時20種類ほどの日本酒をセルフスタイルで!日本酒バー「ENOSHU BAR-江乃酒場」が、1/10(金)に湘南江の島駅にオープン(2/3公開)
全国から厳選された常時20種類ほどの日本酒を、地元の産品を活かしたおつまみとともに楽しめる、セルフスタイルの日本酒バー「ENOSHU BAR-江乃酒場」が、2025年1月10日(金)に、神奈川県藤沢市・湘南モノレール「湘南江の島駅」2階にオープンしました。
料金は、日本酒1合で1,000円(税込・ミニおつまみ付き)。そのほか、3種類の飲み比べセットや、120分制の飲み放題メニューも用意されています。
また、限定コラボメニューも季節ごとに展開。第1弾は、群馬県・永井酒造が醸す「水芭蕉アーティストシリーズ フローラルスパークリング」と、湘南にある農園「リッチフィールド湘南農場」で栽培されたブランドいちごを掛け合わせたドリンクです。
できたてのどぶろくが味わえる!マイクロブルワリー「新橋クラフトサケ醸造所」を併設した日本酒バー「UBU」が、1/14(火)に東京・新橋にオープン(2/17公開)
どぶろくやクラフトサケを醸造するマイクロブルワリー「新橋クラフトサケ醸造所」を併設した日本酒バー「UBU(うぶ)」が、2025年1月14日(火)に、ニュー新橋ビルにオープンしました。
ビジネスマンの聖地・新橋のランドマークと言えるニュー新橋ビルの地下1階にオープンした「UBU(うぶ)」は、5.5坪という狭小スペースでありながらも醸造所を併設。その場で醸した自家製のどぶろくや、どぶろくをベースとしたカクテルをはじめ、こだわりの日本酒、国産ウイスキー、ジンなどが楽しめます。
営業スタイルは2部制。前半(18:00~21:30)は完全予約制のお食事タイムで、豊洲や築地から仕入れた魚介類を使った寿司や一品料理など、約20品のお酒に合う料理が楽しめる「おまかせコース」を提供。後半(21:30~23:00)は予約不要のバータイムで、さまざまなお酒やおつまみが味わえます。
今日からあなたも日本酒のブレンダーに!日本酒ブレンド体験施設「My Sake World 御池別邸」が、1/23(木)に京都市にオープン(2/5公開)
好みの組み合わせで日本酒のブレンドが体験できる「My Sake World 御池別邸」が、2025年1月23日(木)に京都府京都市にオープンしました。
「もっと日本酒を好きになる場所」をコンセプトに、ブレンドという形で日本酒づくりが体験できる施設の1号店「My Sake World 御池別邸」は、京都の姉小路通富小路に佇む古民家を改装した、4名限定の完全プライベート空間です。
こちらでは日本酒の基礎知識を学びながら、京都をはじめとした全国各地の日本酒を試飲し、好みの組み合わせでブレンドすることで、自分だけの「マイサケ」をつくることができます。
「紀土」を醸す平和酒造が、どぶろくのブルワリーパブ「平和どぶろく難波醸造所」を4月中旬に大阪高島屋内にオープン(2/4公開)
日本酒「紀土」を醸造する平和酒造株式会社は、店内で醸造したできたてのどぶろくを味わえるブルワリーパブ「平和どぶろく難波醸造所」を、2025年4月中旬に、大阪高島屋の地下1階にてオープンします。
バースペースでは、できたてのどぶろくをはじめ、平和酒造の日本酒「紀土」、ビール「平和クラフト」、リキュール「鶴梅」などのお酒が、和歌山県の食材をふんだんに使用した郷土料理とともに楽しめます。また、物販スペースでは、お酒を購入することも可能です。
現在、応援購入サービス「Makuake」にて、店舗で使用できる食事チケットや、記念醸造したどぶろくをリターン品としたクラウドファンディングを実施中です。
(編集:SAKETIMES)