2024年12月5日(木)、「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

日本酒・焼酎・泡盛といった日本のお酒は、米や麦などを蒸す、麹(こうじ)を造る、醪(もろみ)を発酵させるなどの伝統的な技術が、各地の自然や気候に合わせて発展し、地域の風土と深く結び付きながら伝承されてきたものです。

こうした技術で造られた日本酒は、祭礼行事や儀式などにも用いられ、日本文化において必要不可欠な役割を果たしてきました。

築100年を超える酒蔵を、日本文化を継承する場に─京都府・玉乃光酒造の「東蔵再生プロジェクト」がスタート(12/5公開)

次の350年を見据え、“作り手を応援する酒蔵”を目指す─異なる才能をかけ合わせる京都・玉乃光酒造の「350×」プロジェクトが始動(12/13公開)

ユネスコ無形文化遺産への登録によって、日本の酒造りに対する注目が高まるなか、京都・伏見にある創業350年を迎える玉乃光酒造は、2つのプロジェクトを立ち上げました。

ひとつは、同社が所有する築100年を超える歴史的・文化的な価値を持った酒蔵を保存・再生する「東蔵再生プロジェクト」。もうひとつは、さまざまなクリエイターとともに新しい日本酒を造る「350×(かける)プロジェクト」です。

次の350年を見据えた玉乃光酒造の2つの長期的なプロジェクトについて、取材しました。

老舗酒蔵の覚悟、愛されるロングセラー、新たな市場の開拓

その一滴に酒造りの哲学が宿る─新潟県・石本酒造のさらなる挑戦「越乃寒梅 一輪一滴」に込められた願い(12/20公開)

一輪一滴 大吟醸

酒どころ・新潟県を代表する銘酒「越乃寒梅」のラインナップに新たに加わったのが、「越乃寒梅 一輪一滴 大吟醸」です。

石本酒造が酒造りのテーマとして掲げる「一滴に、一輪の美意識」を表現したこの一本は、厳選された最高の原料と酒蔵として培ってきた技術を注いで造り上げる、年に1度のみ出荷される特別な大吟醸酒。「超特撰」や「金無垢」など、大吟醸クラスの高級商品がそろう石本酒造が、なぜさらなる高みを目指すのでしょうか。

代表取締役の石本龍則さんと杜氏の竹内伸一さんに、「一輪一滴 大吟醸」に込めた思いをうかがいました。

夢の「ワンカップ号」に乗って出発進行!─ワンカップ®大関×東海道新幹線の60周年記念イベントに参加してきました(12/23公開)


2024年10月10日に発売60周年を迎えた、兵庫県西宮市の酒蔵・大関のロングセラー日本酒「ワンカップ大関」。

これを記念して、東京駅から新大阪駅まで東海道新幹線の一部車両を貸し切った「ワンカップ号」を舞台にイベントが開催されました。1,000件を超える応募のなかから抽選で招待された約60名のファンが大いに盛り上がった、スペシャルイベントの模様をレポートします。

圧倒的な実績がなければ、世界は変えられない─高級日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」が新商品「弐光」の先に描く未来(12/26公開)

近年、注目度が高まっている日本酒の高価格市場。四合瓶(720mL)で1万円を超える商品を見かけることはそれほど珍しくなくなりましたが、そんな新しい市場を牽引しているのが、ラグジュアリー日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」です。

「SAKE HUNDRED」の価格は、代表商品の「百光」が38,500円、もっとも高い「現外」が266,200円と、数万円以上が当たり前となっていますが、その中では珍しい9,900円という価格の新商品「弐光(にこう)」が、2024年9月に発売されました。さらに、ブランドサイトでは販売せずに、小売店・飲食店限定で展開しているといいます。

これまでのラインナップとは異なる「弐光」が誕生した経緯や製法の特徴について、「SAKE HUNDRED」のブランドオーナーである生駒龍史さんに話を聞きました。

【年間ランキング】2024年のSAKETIMESの人気記事トップ10を発表(12/27公開)

年間ランキング2024
SAKETIMESは、2024年もさまざまな日本酒情報を発信してきました。そのなかで特にアクセスが多かった人気記事のトップ10を発表します。

2024年にもっともよく読まれたのは、どのような記事だったのでしょうか。

(編集:SAKETIMES)

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