日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」は、創業10周年を迎えたことを記念して、2024年6月21日(金)に創業10周年パーティーを開催しました。
日本酒の未来のために、専門メディアがやるべきこと─「SAKETIMES」創業10周年イベントレポート(7/5公開)
前半は、SAKETIMESを運営するClearの代表・生駒龍史とSAKETIMESの編集長・小池潤による特別講演。
「日本酒市場の10年間を振り返る」というテーマで、SAKETIMESが歩んできた10年間の日本酒市場のトレンドについて、「精米歩合」「熟成・ヴィンテージ」「酒蔵の新設・復活」などのキーワードをもとに解説が行われました。
後半は、編集長の小池と日本酒メディアの関係者によるトークセッション。
この10年間、SAKETIMESはさまざまな日本酒情報を発信してきましたが、社会とともに日本酒産業が変化していく中で、専門メディアとしての役割も変わってきています。SAKETIMESがどのようなメディアであるべきかを改めて考えるために、このトークセッションが企画されました。
SAKETIMESのこれまでの歩みとともに日本酒産業の10年間のトレンドを振り返り、日本酒の未来を考えるきっかけとなったパーティーの様子をレポートします。
7月公開の記事を振り返ってご紹介!
北陸新幹線の延伸で注目!福井県でおすすめの日本酒─黒龍酒造の直営店の新ブランド「ESHIKOTO」【SAKETIMES編集部 注目の一本】(7/9公開)
2024年3月に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸し、首都圏から福井県まで最短で3時間弱で行けるようになりました。そこで、SAKETIMES編集部では、読者のみなさんに飲んでほしい福井県の日本酒をピックアップ。
2022年6月、「黒龍」や「九頭龍」を醸している黒龍酒造は、同社のある福井県永平寺町に、日本酒を中心とした北陸地方の食や文化の魅力を伝える「ESHIKOTO」という複合施設をオープンしました。「ESHIKOTO」は、その施設名であると同時に、黒龍酒造の親会社にあたる石田屋二左衛門のオリジナルブランドの名前でもあります。
「ESHIKOTO AWA 2020 Extra Dry」は、瓶の中で発酵を進めることで炭酸ガスを発生させる「瓶内二次発酵」という製法で造られています。地下の貯蔵庫やセラーなどの低温環境で、最低でも15ヶ月もの間、じっくりと発酵してから出荷されています。
「ESHIKOTO 永 五百万石」は、日本酒の伝統的な製法である「生酛造り(きもとづくり)」をベースにした新しい製法で造られています。原料の「五百万石」は福井県を代表する酒米のひとつで、すっきりとシャープな味わいになりやすい傾向があります。
【速報】「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」SAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」が発表されました!(7/10公開)
世界最大規模のワイン品評会「International Wine Challenge 2024(インターナショナル・ワイン・チャレンジ/以下、IWC)」の「SAKE部門」における最高賞「Champion Sake(チャンピオン・サケ)」が、日本時間の2024年7月10日(水)に発表されました。
毎年イギリス・ロンドンで開催されるIWCは、"世界でもっとも大きな影響力をもつワインコンテスト"といわれています。IWCにSAKE部門が誕生したのは2007年。以来、SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとして、その価値を高めてきました。
審査結果に応じて与えられる評価は「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つ。さらに、各カテゴリーでゴールドメダルを獲得した出品酒の中で特に優れたものに「トロフィー」が与えられ、その中の1点に、SAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」の称号が授けられます。
「酒蔵の復興は長期戦。それでも絶対にあきらめない」—石川県酒造組合連合会の新たな会長が語った想い(7/31公開)
2024年1月1日、石川県の能登半島を震源とした、最大震度7の大地震が発生しました。この「令和6年能登半島地震」では、能登地方を中心に、建物の倒壊や商品の破損など、複数の酒蔵が被害を受けています。
さまざまな企業や団体が復興支援に取り組んでいるなか、能登地方の酒蔵も含め、石川県内のほとんどの酒蔵が加盟している「石川県酒造組合連合会」も、支援活動に注力しています。
県内の酒蔵をとりまとめる酒造組合として、これからどのような支援に取り組んでいくのか、2024年5月に新たな会長に就任した、石川県白山市の車多酒造(代表銘柄「天狗舞」)の代表取締役社長 車多一成(しゃた・かずなり)さんに話を伺いました。
(編集:SAKETIMES)