美味しい日本酒のまわりにはいつも人々が集まり、そこから新しいつながりが生まれていきます。そんな日本酒を通じた出会いを演出してくれる婚活サービス「SAKAKURA(サカクラ)」が、2018年1月にスタートしました。

これまでに、チョコレートとスパークリング日本酒のマリアージュを体験する会や酒蔵訪問などの日本酒イベントを開催してきた同サービス。6月に開かれたイベントのテーマは、ちょっと意外な餃子と日本酒のペアリング。その様子をレポートします。

餃子と日本酒のペアリング!

会場は、名古屋市中区にある「レンタルスタジオ スタスタ」。参加者は受付でくじを引き、6~7人ずつのグループに分かれて、各テーブルへ移動します。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」のオープニング

テーブルには、餃子の食材や調味料が並んでいます。チームごとに異なる具材を使って餃子をつくり、食べ比べて人気投票をするのだそう。エプロンを着けて手を洗い、準備万端です。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」の調理風景

日本酒ファンだけでなく、料理好きの方々も多く参加している様子でした。具材を切ったり混ぜたりしていると、話題は自然と日本酒の話に。行きつけの居酒屋や日本酒イベントに関する情報交換で、盛り上がります。「ひとり飲みデビューをしてみたい!」という未来の日本酒女子も多くいました。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」餃子を皮で包む様子

下ごしらえが終わったら、具材を包んでいきます。オーソドックスなものから、海老、カレー、梅しそ、キムチチーズなどの変わり種まで、さまざまな具材が用意されていました。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」のおつまみ

餃子を包んでいるそばでは、おつまみと日本酒の準備が着々と進んでいます。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」焼き上がった餃子

そしていよいよ、餃子を焼く工程へ。会場に餃子の香りが広がると、「早く日本酒を飲みたい!」との声が上がります。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」乾杯の瞬間

そして待ちに待った日本酒の時間。今日の出会いに、乾杯!

グラスに注がれたスパークリング日本酒は、あっという間になくなっていきました。

日本酒ラインナップを説明する株式会社マグネティックフィールドの代表取締役の山本将守さん

ここで「SAKAKURA」を運営する株式会社マグネティックフィールドの代表取締役・山本将守さんが登場。唎酒師の資格をもつ山本さんがみずから、用意した日本酒と餃子のペアリングを解説してくれました。

日本酒と餃子の相性はいかに......?

今回の日本酒ラインアップから、いくつかをピックアップして紹介します。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」の日本酒ラインナップ

どの銘柄も餃子との相性が良く、参加者の方々は次々とおかわりしていました。それぞれのグループがつくったさまざまな味の餃子とおつまみを肴に日本酒を飲み比べながら、話に花が咲きます。

「作 IMPRESSION “N” 純米大吟醸 原酒」(清水清三郎商店/三重県)

「作 IMPRESSION “N” 純米大吟醸 原酒」(清水清三郎商店/三重県)。こちらは「作 純米大吟醸 雅乃智 中取り」の直汲みバージョンだそう。「N」は「中取り(Nakadori)」の頭文字なんですね。ボトルのデザインも斬新です。

「あらま! 純米無濾過ナマ原酒」(喜久盛酒造/岩手県)

続いて印象的だったのは「あらま! 純米無濾過生原酒」(喜久盛酒造/岩手県)。「SAKAKURA」の代表・山本さんが酒蔵とタッグを組んで造ったこだわりの一品。しっかりとした酸味があるため、キムチチーズやカレーの餃子にも負けません。

「神亀 手づくり純米酒」(神亀酒造/埼玉県)

最後に紹介するのは「神亀 手づくり純米酒」(神亀酒造/埼玉県)。米の風味がしっかりと香る、甘口な印象の純米酒です。特に、オーソドックスな餃子との相性が良く、餃子をつまみながらずっと飲み続けていられるようなお酒でした。

最初は「餃子と日本酒、本当に合うのかな......?」と半信半疑でしたが、意外と相性はバッチリ。具材を変えることで、まったく味が変わるため、合わせる日本酒も変わります。参加者の方々はさまざまな組み合わせを、楽しみながら試している様子でした。

「餃子を作って日本酒を飲もう!!の会」の様子

「SAKAKURA」のイベントは、バーベキューや酒蔵訪問など、自分ひとりではハードルが高いけれど、イベントなら参加できそうという企画ばかり。日本酒ファンもまだそうでない人も、日本酒を通して自然な会話が広がっていきますよ。

◎施設情報

(文/spool)

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