こんにちは、SAKETIMESライターのnorikohidaです。

東京の下町として近年大人気の、根津・谷中・千駄木エリア。通称"谷根千"は下町情緒あふれる散策スポットとして有名ですが、実は隠れた日本酒処がたくさんある町でもあるのです。

今回はその中でも、日本酒が充実していて一品一品が本当においしい和食屋「まめたん」を、一皿×日本酒のマリアージュという形でご紹介いたします。

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「まめたん」は、紀尾井町、神保町で修行をされたご主人が今年2月に谷中にオープンされた和食屋です。カウンター7席と個室のみのこぢんまりとしたお店で、気持ちの良いご主人が迎えてくれます。日本酒も豊富でコース仕立てのどれもがとてもおいしいので、このお店の虜になり週に何度も足を運ぶ方もいらしゃいます。今回はまめたんの和食コースに上記の日本酒を合わせてご紹介いたします。

フルーティーな写楽と香ばしい野菜の揚げ浸し

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福島県、宮泉銘醸の日本酒「写楽 純米吟醸 播州愛山 火入れ」×冷やし野菜です。オクラ、トマト、おろし大根、かぶ、れんこん、ズッキーニなど8種類の野菜の揚げ浸しの上にとんぶりが乗っています。コクのある出汁につけられている野菜が香ばしく、野菜のフルコースといった具合です。落ち着いた香り、キレのよいフルーティーな「写楽 純米吟醸 播州愛山 火入れ」をいただいたら今日の宴の幕開けです!

キレ味抜群の王録と程よい塩味とコクのあるウニごはん

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島根県の王録酒造「超王禄 純米 無濾過中取り」×針ごはん(ウニごはん)です。その名の通りハリハリのトゲの器の中にご飯、その上にどーんとウニが乗っています。ウニのコクと程よい塩味が、中取りなのに微発砲!キレ味抜群の「超王禄 純米 無濾過中取りととてもよく合います。これぞマリアージュです。

酸味甘みともに厚みのある田酒ととろけるような甘さの2種類のエビ

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青森県の西田酒造店「特別純米酒 山廃 田酒」×北海シマエビ・ボタンエビです。プリプリの食感と溶けるような甘さ、添えてある緑色のボタンエビの卵は、まさにこれが酒の肴!といった逸品です。酸味、甘みともに厚みのあるキレの良い「特別純米 山廃 田酒」と素敵なハーモニーを奏でます。

さらに田酒が進む!新鮮でカリカリの鮎の塩焼き

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特別純米山廃 田酒」×鮎の塩焼きです。もう田酒がとまりません!店内の水槽で泳いでいる鮎をその場で調理しているので新鮮でカリッカリの鮎がいただけます。水槽の中の鮎は日々成長し、「この前いただいた鮎はあんなに小さかったのに今回のお皿の鮎はだいぶ大きくなっている」ということがあります。水槽の鮎の成長を楽しみにお店に通うのも一興かもしれません。

綺麗な飲みくちの而今とジューシーで旨みのあるカマトロ炙り

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三重県の木屋正酒造「而今 純米吟醸 雄町 火入れ」×鮪と四万十海苔です。青森マグロを使用したカマトロ炙り、ジューシーで旨味のある鮪の上に香ばしいパリッパリの四万十海苔が乗っています。岡山産雄町の甘みが広がる綺麗な飲み口の「而今 純米吟醸 雄町火入れ」を合わせたら、三重×岡山×青森×高知の最強コラボレーションです。

いさぎよい飲みくちの王録と旨みたっぷりのあわび

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王禄 渓 純米吟醸 原酒本生」×蒸しアワビです。じっくり煮られたアワビは滋養も豊富、まさに夏の酒の肴です。磯の香りとアワビの旨みを味わえるこの一皿は職人と食材の追いかけっこ、あくなき探究心を感じずにはいられません。そしてこちらの蒸しアワビと日本酒の追いかっけこには「王禄 渓 純米吟醸 原酒本生がぴったりです。キレッキレの潔い飲み口の日本酒と旬のアワビ、これに勝る夏のマリアージュがあるでしょうか。

九郎左衛門 裏・雅山流と素材の旨さを凝縮した海老しんじょう

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山形県新藤酒造店「裏・雅山流 優華」×海老しんじょうです。芝エビ、新生姜、四万十海苔の旨さが凝縮された海老しんじょうで、エビのコクが最後に広がります。「裏・雅山流 優華」は裏・雅山流の夏バージョン。爽快感なキレのある日本酒がエビの旨みを包み込みます。

裏・雅山流と酸味のある岩もずくとパッションフルーツ

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最後にご紹介するマリアージュは山形の日本酒「裏・雅山流 優華」×岩もずくとパッションフルーツです。スッキリ、爽快な「裏・雅山流 優華」が止まらないのです!サラサラと飲めるこの感じは「優華、水の如し」。石川県の岩もずくとパッションフルーツの酸味、そして優華の清涼感はお互い調和し一切の争いがありません。これぞまさに老子の「上善水の如し」なのではないでしょうか。

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お水を頼むとちょっとセクシーなグラスが出てきます。

まめたんのメニューは、昼夜ともに店主のおまかせコース3,000円と5,000円の2種類で、5~7品の料理が出てきます。また、この他にもお通しや締めのご飯なども出てきます。(2015年8月9日現在)。お酒代は別ですがリーズナブルです。

以上ですが、いかがでしたでしょうか?今回も谷根千在住歴12年の筆者がお届けしました。谷根千をはじめとした下町にはまだ媒体などで取り上げられてないおいしい日本酒処がたくさんあります。今後も実際に飲み歩いたからこそお伝えできる情報を発信していきますね!

◎まめたん

アクセス:千代田線 根津駅から234m
所在地 :東京都台東区谷中1-2-16 1F
TEL :080-9826-6578
営業時間:12:00〜14:00/18:00~22:00
定休日:月曜日

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