こんにちは!テイスティング専門家の永木三月です。
今回のテーマは、小瓶で飲む日本酒シリーズ第2弾です。第1弾で紹介した小瓶よりもさらにコンパクトなサイズで、3つの日本酒を紹介します。
駅ナカで買える!小瓶の日本酒に注目
お酒を買い求めたのは、以前の記事で取り上げた、日本酒バー兼酒販店「はせがわ酒店 東京グランスタ店」。 駅構内にあるため、ターミナル駅である東京駅ならではの人の集まりを利用して、短い時間で日本酒を楽しめるスポットとして平日から賑わっています。
旅行客が利用することを想定してか、1合程度のコンパクトなサイズの日本酒は品揃えが充実していました。今回はその50種類ほどのラインナップから、3つの銘柄をご紹介いたします!
1. 初亀 吟醸浪漫
1本目は、初亀醸造(静岡)の「初亀 吟醸浪漫」。
パッケージは、昭和の頃から使われ続けているラベルを180ml用に特別にあつらえたものだそうです。
香りには洋梨のような吟醸香があります。静かな口当たりで、甘みの広がりは控えめです。吟醸としてはキレが目立つタイプの一本で、コクの強いものとも比較的合わせやすいのではないでしょうか。
2. 紀土 純米大吟醸
2本目は、平和酒造(和歌山)の「紀土 純米大吟醸」。その名前通り、紀州の風土を活かした酒造りに定評のある酒蔵です。
林檎のような風味とハーバルな清涼感をあわせ持つ吟醸香があり、味わいも甘酸っぱくフルーティです。初亀に比べると、吟醸酒らしい吟醸酒です。昆布締めなど、淡白な甘みと香りを併せ持つ料理と相性が良さそうです。
3. 雨後の月 特別純米酒
最後は相原酒造(広島)の「雨後の月 特別純米酒」。
前2つに比べれば香りはほのかですが、水飴のような甘い香りがあります。ややコクがあり、味わいのアタックは強めです。後味はあまり残らず、さらりと流れていきます。
キレを重視しながらも優しい味わいなので、卵雑炊など、味が濃過ぎず旨味のあるものと合わせたいです。尖った味わいではないため、多くの料理と合わせやすいでしょう。
様々な地方・酒蔵のお酒を手頃に楽しめる!
いかがでしたでしょうか?小瓶の良さは「手頃に楽しめる」ことにあるので、様々な地方・酒蔵のお酒を味見するのにはピッタリのジャンルです。気になる酒蔵、気になる産地、そういうものをリサーチするのに買ってみるのも良いかもしれません。
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