近年、さまざまな形式の日本酒アワードが生まれている中で、注目を集めているのが「酒屋大賞」です。
2023年に始まった「酒屋大賞」は、全国の酒販店員が心からおすすめしたい日本酒に投票し、その年にもっともおすすめの酒蔵を選出するアワード。日本酒の流通のプロフェッショナルである酒販店員の視点で審査することで、消費者が新しい酒蔵を知るきっかけをつくり、日本酒市場を活性化させることを目指しています。
酒販店員が審査する日本酒アワード「酒屋大賞2024 supported by FERMEX」の結果が発表されました!(2024/11/20公開)
従来の日本酒アワードは、酒蔵や商品に関する一切の情報を隠して、酒質のみを評価するブラインド審査が一般的ですが、この「酒屋大賞」は、酒蔵や銘柄の情報を明らかにしたオープン審査となっているのが大きな特徴です。
酒販店での実際の接客では、香りや味わいだけでなく、酒蔵や商品の周辺情報を組み合わせて伝える能力が必要です。そこで審査を通して、このプレゼンテーション能力の必要性を示すことで、全国の酒販店員のスキルアップにつながることを目指しているのだとか。
「酒屋大賞2024 supported by FERMEX」は、予選(WEB投票)と本選(きき酒投票)を経て、「GOLD」「SILVER」「BRONZE」の3蔵が、2024年11月20日(水)に選出されました。
まだ知らなかった銘柄、まだ知らなかったペアリングに出会う
銀ブラしながら、約40種類の新潟酒を味わおう!─新潟県の新しいアンテナショップ「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」の楽しみ方(2024/11/26公開)
東京・銀座の銀座中央通りから一筋西にあるすずらん通りに、2024年8月にオープンした新潟県のアンテナショップ「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」。
新潟県のアンテナショップといえば、表参道にあった「表参道・新潟館ネスパス」が知られていましたが、こちらの店舗は26年間の営業を終了し、2023年12月に閉館。新潟県の魅力を伝える新たな拠点が、この「THE NIIGATA」です。
日本酒好きにとって気になるのが、2階にある「新潟清酒・THE SAKE Stand」。こちらでは、日本酒を中心に約300種類もの新潟酒を取りそろえ、県外では見かける機会の少ない日本酒を購入できるだけでなく、約40種類の新潟清酒を試飲できるスペースも用意されています。
角煮に力強い燗酒、煮魚にまろやかな生酛─百貨店バイヤーが厳選した冷凍グルメ「ラクリッチ」で、いつもの晩酌をもっとリッチに(2024/11/19公開)
おつまみをつくるのは手間だけれど、スーパーやコンビニで買うおつまみだけでは物足りない日もある。そんな時には、簡単な調理で食べられる冷凍グルメがおすすめです。
「ラクリッチ」は、大丸・松坂屋を代表する食通のバイヤーが、豊富な知識・経験と目利き力を活かして独自にセレクトした冷凍グルメの定期便サービス。毎月1回、バイヤーが厳選したおまかせのメニューが届き、電子レンジや湯せんの調理だけで、まさに“ラクでリッチ”なおいしさを体験することができます。
今回、「ラクリッチ」のメニューと日本酒のペアリングを提案してくれるのは、日本酒講師の並里直哉さんです。「ラクリッチ」のメニューの中から、豚肉の角煮や麻婆豆腐、マリネなど、和洋中のバラエティ豊かな料理を選び、それらと相性がぴったりの日本酒を選んでもらいました。
受賞されたみなさま、おめでとうございます!
「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」SAKE部門の地域賞「Prefecture of the Year」が発表されました!(2024/11/2公開)
イギリスのワインコンテスト「International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024」(以下、IWC)の「SAKE部門」における地域賞「Prefecture of the Year」が、2024年11月2日(土)に発表されました。
IWCは毎年ロンドンで開催され、"世界でもっとも大きな影響力をもつワインコンテスト"ともいわれています。IWCに「SAKE部門」が誕生したのは2007年。以来、IWCは日本酒の海外進出における重要なコンテストとして、その価値を高めてきました。
審査結果に応じて与えられる評価は「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つ。さらに、各カテゴリーでゴールドメダルを獲得した出品酒の中で特に優れたものに「トロフィー」が与えられ、その中の1点に、SAKE部門の最高賞「チャンピオン・サケ」の称号が授けられます。
さらに、2024年から、エントリーした複数の酒蔵が優れた総合成績を収めた都道府県に対して、地域賞「Prefecture of the Year」が授与されることになりました。
酒ソムリエが審査する国際酒品評会「ルクセンブルク酒チャレンジ2024」の受賞酒が発表されました!(2024/11/5公開)
酒ソムリエが審査する国際酒品評会「シンガポール酒チャレンジ2024」の受賞酒が発表されました!(2024/11/6公開)
酒ソムリエが審査する国際酒品評会「ルクセンブルク酒チャレンジ2024」の受賞酒が、2024年11月5日(火)に、「シンガポール酒チャレンジ2024」の受賞酒が、2024年11月6日(水)に発表されました。
「酒チャレンジ」は、日本酒の教育・啓発活動に取り組んでいる酒ソムリエ協会が、現地の主催者とともに世界の各都市で開催する、日本酒を世界に広めることを目的とした国際的な品評会です。
もっとも大きな特徴は、各地で現役で活躍する「酒ソムリエ」が審査員を務めること。香りや味わいだけでなく、現地の料理との相性も評価ポイントになるため、現地の市場に受け入れてもらえるかどうかを知る機会となっています。
「ルクセンブルク酒チャレンジ」では、ベルギー・ドイツ・フランスに囲まれたルクセンブルクの地理的な特性を活かし、周辺のヨーロッパ諸国からも酒ソムリエが集結し、審査を行いました。その結果、プラチナ賞8点、金賞35点、銀賞16点が選ばれました。
「シンガポール酒チャレンジ2024」では、シンガポールやアジア市場を熟知した酒ソムリエが審査を行いました。その結果、シンガポール最高賞32点、プラチナ賞15点、金賞62点、銀賞30点、銅賞3点が選ばれました。
コンテストの受賞実績で酒蔵を格付けする「世界酒蔵ランキング 2024」のトップ10が発表されました!(2024/11/25公開)
日本酒コンテストの受賞実績をもとに酒蔵を格付けする「世界酒蔵ランキング 2024」のトップ10が、2024年11月25日(月)に発表されました。
「世界酒蔵ランキング」は、2019年から実施されている、酒蔵を格付けするプログラムです。その年に開催された有力な日本酒コンテストの受賞実績をポイント化して酒蔵ごとに集計し、獲得ポイントの上位50位を発表しています。
一般的な日本酒コンテストでは、商品が審査対象となっているため、受賞酒がすぐに売り切れてしまうこともあります。その一方、「世界酒蔵ランキング」は酒蔵そのものを評価することで、日本酒を選ぶ際の新たな指標として、「どの日本酒を選べばよいかわからない」という人のガイド役となることを目指しています。
(編集:SAKETIMES)