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男のこだわり「呑むなら作るべし」その15 -酒と良縁な「旬のトマト」-

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そよ風に吹かれ日光を浴びながら赤く美味しくなるトマト。一年を通して食べられますが、特に夏に食べたい野菜ですね。

真夏日が続く本格的な夏になりました。晩酌の酒肴は夏をテーマにしよう!ということで、トマトを使うのが今回の企画です。

トマトを使った料理で酒を楽しむとなると、どうもイタリアンと白ワインというイメージを思い浮かべてしまいますが、いやいや、そんなことはない。多くの食材と相性を発揮するのが日本酒の良いところ。

そこで、数あるトマト料理の中でも夏にぴったりな「トマトの冷たいおでん」と代表的なトマト料理「カプレーゼ」を作ります。はてさて、日本酒との相性やいかに。

トマトで夏の粋を楽しむ

1品目 トマトの冷たいおでん

【材料】 ※分量はお好みで

  • トマト
  • おでんのつゆ(おでんの素・めんつゆを使っても可)

<つゆを自作する場合>

  • 出汁:500cc
  • 酒:大さじ1
  • みりん:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 塩:少々

【作り方】

まず、おでんのつゆを用意。自分で作るなら出汁500ccに酒、みりん、醤油を各大さじ1の比率で混ぜ、塩で味を調える。

イ. トマトの上部に薄く十字に切り目を入れる

ロ. 沸いた湯にトマトを数秒くぐらせる(皮が少し剥けるくらい)

ハ. 十字に切ったところから皮を剥く

ニ. ハをおでんのつゆに入れ弱火で10分ほど煮る。冷めたら冷蔵庫で一晩寝かせる

2品目 カプレーゼ

イタリアンではお馴染みのサラダ。モッツァレラチーズの柔らかな旨みとトマトのフレッシュな風味が良縁です。タテに積み上げて盛り付け、甘めなバルサミコソースをたっぷりかけるのが我が家流。

【材料】 ※分量はお好みで

  • モッツァレラチーズ
  • トマト
  • バジル

<ソース>

  • バルサミコ酢
  • オリーブオイル
  • 砂糖

【作り方】

イ. モッツァレラチーズ、トマト、バジルを用意

ロ. ソースを作る。バルサミコ酢3:オリーブオイル3:砂糖1の比率で混ぜる。小瓶に入れてシャカシャカ振ると簡単に混ざります。そのまま保存も出来て便利

ハ. チーズ、トマトを5~10mmにスライスする。バジルは大きければちぎる

二. トマト、チーズ、バジルの順で積み重ねる。仕上げに上からソースを回しかける

フレッシュなトマトを肴に「澤の花」で夕涼み

「澤の花 純米吟醸 夕涼み」(伴野酒造/長野)

穏やかな吟醸香。それでも凛とした酸の芳香が伝わります。ひと口含めば、艶のある酸味となめらかな旨みが沁み渡ります。そして心地よい余韻。この酒が語る爽やかな起承転結は、「夕涼み」の演出にふさわしいです。

まずは、おでんをいただきます。トマトは身も柔らかく和風の出汁が身になじんで非常においしいです。そして、酒をひと口。

おや、トマトの酸味と酒の酸味が溶け合い新しい旨みを醸しています。これは予想以上に良縁です。酒と肴の関係には「酸味+酸味=甘い」という方程式もあるんですね。おでんつゆの出汁が仲人となって両者を引き合わせているのでしょうか。その後も、まろやかな甘い余韻が楽しいです。

続いて、カプレーゼと酒を合わせます。甘酸っぱいトマト、柔らかな旨みのチーズ、深い味わいのバルサミコソース、そして酒。すべてが、不思議なくらいに違和感なく一体化しています。なんと良縁なカプレーゼと「澤の花」。

ちょっと分析してみると、甘めなソースによって味わいを増したトマトとチーズが、酒の爽やかな香味と溶け合ったという構図が思い浮かびます。淡麗あるいは辛口の酒が相手ではこうはいかなかったかも知れません。

酒がすっと軽くなる。そんな相性のカタチも見つけました。同時に料理も箸が進み、もりもりといけてしまいます。夕涼みも、ちょっと食欲が勝ってしまいそうな、美味しさたっぷりの晩酌となったのでした。

(文/KOTA)

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KOTA(コタ)

旨い酒と肴に心の居場所を求める晩酌マニア。家では「呑むなら作るべし」と自作の肴に舌鼓。日々繰り返す「呑み過ぎ&反省」のジレンマから、不惑の呑兵衛になるべく利き唎酒師を取得。広告制作および物書き稼業の傍ら趣味で里神楽(獅子舞)も。

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