2023年もさまざまな日本酒情報を発信してきましたが、その中で特にアクセスが多かった人気記事トップ10を発表!
今年もっともよく読まれたのは、どのような記事だったのでしょうか。
10位
−2℃から22℃まで設定できるセラー「氷温M2」を酒蔵はどう評価するのか—神奈川県の泉橋酒造に聞きました!
第10位は、ワインセラーメーカーのさくら製作所が開発・販売している日本酒&ワインセラー「氷温M2」の魅力を紹介したPR記事。「氷温M2」をいち早く導入した泉橋酒造(神奈川県)の6代目蔵元・橋場友一さんに話をお伺いしました。
コロナ禍を経て、家飲みの需要が高まった影響か、近年は日本酒セラーに対する注目度が高まっていると感じています。
9位
長野県限定だった日本酒が全国区を目指して—新しい体制で勝負をかける山三酒造
2023年2月に、経営・製造の体制を一新して再スタートを切った山三酒造(長野県)を紹介したPR記事が、第9位にランクイン。山三酒造は150年以上の歴史を持つ老舗酒蔵で、創業当初から続く銘柄「真田六文銭」に加え、酒蔵の名前を冠した新しい銘柄「山三」をリリースし、新たな酒造りに挑戦しています。
この事例にかぎらず、2023年も、酒蔵の事業継承に関するニュースが注目された一年でした。
8位
酒販店の多様性が日本酒の新たな飲み手を育む─酒販店員が審査する日本酒アワード「酒屋大賞」の役割
第8位は、2023年10月に初めて開催された、全国の酒販店員が審査するという新しい形式の日本酒アワード「酒屋大賞」の記事。近年、さまざまな形式の日本酒アワードが生まれている中で、この「酒屋大賞」はどのような役割を果たしていくのでしょうか。実行委員長のカワナアキさんに、話をお伺いしました。
日本酒の魅力を広げていくための重要な役割を担う「酒販店」の価値を高めるアワードとして、SAKETIMESはこれからも「酒屋大賞」に注目していきます。
7位
【編集長レポート】日本酒の魅力を伝えるためには、イベントが必要—「SAKE PARK」発起人・山本典正さん
渋谷の商業施設「MIYASHITA PARK」にて開催された新しい日本酒イベント「SAKE PARK」。第1回が4月に、第2回が11月に開催され、延べ約3万人を動員しました。本イベントの発起人であり、平和酒造(和歌山県)の代表を務める山本典正さんに、日本酒イベントを開催する意義について話をお伺いした記事が、第7位にランクイン。
今年は、コロナ禍に強いられていたさまざまな規制が緩和され、日本酒イベントが増えた一年でした。
6位
チャレンジ精神と笑顔が美味しい日本酒を造る─「日本で一番笑顔あふれる蔵」渡辺酒造店の若手社員の本音
「エンタメ化経営」という独自の経営方針のもと、チャレンジングな取り組みを続ける渡辺酒造店(岐阜県)。ここで働くのは地元出身者だけではなく、社風に惹かれ、県外から移り住んできた人も少なくありません。
第6位のPR記事では、県外から移住してきた若手社員の方々に話をお伺いしました。数ある酒蔵の中から渡辺酒造店を選んだみなさんは、どんな点に魅力を感じているのでしょうか。
5位
この場所でなければ造れない日本酒を目指して—「IWC 2023」にてチャンピオン・サケに輝いた「十六代九郎右衛門」
2023年7月、世界でもっとも影響力があると言われているワインコンテスト「International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ」のSAKE部門にて、湯川酒造店(長野県)の「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」が、毎年1点のみに与えられる最高賞「チャンピオン・サケ」に選ばれました。
湯川酒造店では、どのような酒造りをしているのでしょうか。長野県にある酒蔵を訪れ、16代目の蔵元・湯川尚子さんと、その夫で杜氏の慎一さんに話をお伺いした記事が、第3位となりました。
4位
まるで爽やかなラムネのような飲みごこち!─奈良県・油長酒造「風の森 秋津穂 657」【SAKETIMES編集部 注目の一本】
第4位は、SAKETIMES編集部がいま気になるお酒をテイスティングする連載企画「SAKETIMES編集部 注目の一本」から、油長酒造(奈良県)の人気銘柄「風の森」を紹介した記事。
“大人のラムネ”と言われることもあるそうで、炭酸ガスの刺激と優しい甘味のバランスが良く、飲み手を選ばない一本だと感じました。
3位
「チャンピオン・サケ」の受賞が地域の未来を変えた─歴代の受賞酒蔵に聞いた「IWC SAKE部門」の影響力
第5位の記事に続き、世界でもっとも影響力があると言われているワインコンテスト「International Wine Challenge(インターナショナル・ワイン・チャレンジ」に関連したPR記事が、第3位にランクイン。
日本酒のグローバル展開が進んでいる中で、「International Wine Challenge」の権威性は年々強まってきていますが、過去に受賞した酒蔵は、本コンテストのどのような点に魅力を感じているのでしょうか。SAKE部門の最高賞である「チャンピオン・サケ」を受賞したことがある酒蔵の方々に、話をお伺いしました。
2位
幻の酒とまで呼ばれた「越乃寒梅」が売れた理由とは—当時を知る酒販店と専門家に聞いたヒットの背景
石本酒造(新潟県)の「越乃寒梅」は、1975年ごろに起こった第1次地酒ブームの波に乗って当時の日本酒ファンを魅了し、“幻の酒”と呼ばれるほどの人気を誇りました。後に新潟県の日本酒の代名詞として広まる「淡麗辛口」を象徴する味わいで、現在でも全国に多くのファンを抱えています。
第2位のPR記事では、当時から「越乃寒梅」を取り扱っていた酒販店と日本酒の歴史に詳しい専門家の話を通して、「越乃寒梅」が人々を惹きつけた理由に迫ります。
1位
「精米すればするほど良い日本酒」は本当?—精米歩合という価値基準を変える新しい技術【編集長レポート】
2023年の人気記事ランキングの第1位に輝いたのは、精米機メーカーのサタケが開発した「真吟(しんぎん)精米」と呼ばれる最新の精米技術について取材した記事でした。
これまで、日本酒の世界では、「原料となる米を削れば削るほど、雑味がなくすっきりとした味になる」と言われてきました。しかし、この「真吟精米」の登場によって、そんな酒造りの常識がアップデートされるかもしれません。
2024年のSAKETIMESにもご期待ください!
2023年の人気記事ランキングには、今年初めて開催されたイベントやアワード、事業継承による老舗酒蔵の再スタート、最新の精米技術などの新しい動きだけでなく、時代をつくった往年の銘柄や近年人気を高めている銘柄など、個性の豊かなさまざまなテーマの記事がランクインしました。
来年も、SAKETIMESはさまざまな角度から日本酒の魅力を伝えていきます。2024年もご期待ください。
※ランキングは、12月24日時点の数値をもとに作成しています。
※ニュースリリース・速報・お知らせの記事は除いています。