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米にこだわる、田んぼにこだわる日本酒── 4/11(火)「郷土酒の日」【CRAFT SAKE WEEK レポート】

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4月7日から16日まで開催された「CRAFT SAKE WEEK 六本木」

開催5日目(4/11)はあいにくの雨でしたが、会場の六本木ヒルズアリーナは野外でありながら大屋根がついているため、イベントを楽しむことができました。1000本もの桜を使ったアート空間の中で、平日のお昼からしっぽりとお酒を楽しみます。

  • ​「月の井」株式会社月の井酒造店(茨城)
  • 「竹林」丸本酒造株式会社(岡山)
  • 「天鷹」天鷹酒造株式会社(栃木)
  • 「松の司」松瀬酒造株式会社(滋賀)
  • ​「仙禽」株式会社せんきん(栃木)
  • ​「綿屋」金の井酒造株式会社(宮城)
  • ​「風が吹く」合資会社白井酒造店(福島)
  • ​「いづみ橋」泉橋酒造株式会社(神奈川)
  • ​「穏」有限会社仁井田本家(福島)
  • ​「会津娘」高橋庄作酒造店(福島)

SHUKIとコインをにぎりしめて

まずは会場入り口で、酒器とコイン6枚がもらえる「CRAFT SAKE スターターセット」を購入。イベント内のお酒やフードはこちらのコインと交換して楽しむことができます。

​酒器は、大正11年創業という歴史をもつ松徳硝子の「SHUKI シリーズ」。日本のクラフトである"うすはり硝子"のグラスで日本酒を楽しめるなんて、うれしいですね。

さらに、この酒器は持ち帰りもOK!家での晩酌に使える酒器がまたひとつ増えました。

原料の米にこだわった逸品の数々

「綿屋」(金の井酒造/宮城)と「会津娘」(高橋庄作酒造店/福島)

「こんにちは~!」と、各蔵の方々がブースで素敵な笑顔を見せる中、ふと目にとまったのは福島・高橋庄作酒造店の「会津娘」。​その土地の人が、その土地の手法で、その土地の米と水から酒を造る「土産土法」をモットーにしている酒蔵です。

いただいたのは、会津産五百万石を100%使用した、精米歩合55%の純米吟醸酒。

自社田で農薬や化学肥料を一切使わずに栽培した有機米「五百万石」で仕込まれるお酒は、優しい飲み口で素朴な味わいが魅力的。なんだかホッとするような風味を持ち合わせた1杯でした。

2杯目は、宮城・金の井酒造「綿屋 純米大吟醸 黒澤米山田錦」。ラベルにもあるように、宮城県涌谷町の黒澤家が生産している山田錦を使用しています。なんと、30年以上も無農薬の自然栽培を続けているそう。

グラスを口元に近づけると、上品でフルーティーな香りがスッと鼻を通り抜けました。口に含むと米の旨みや甘味も感じられます。それでいて、飲み口は主張しすぎることなくキリッとしていて、食事を引き立たせてくれる食中酒として最適でしょう。

美味しいお酒には、美味しいアテが欲しくなりますよね!

会場のフードブースを見て回ると、美味しそうなおつまみを発見。「ミシュランガイド東京2017」に掲載されている、西麻布の日本料理店「La BOMBANCE(ラ ボンバンス)」の岡本氏が手掛ける新ブランド「揚げもの屋 OKAMOTO」がはじめて出店されていました。

海苔の風味が効いた揚げたこ焼きは、外がサクッとしつつも、中はふんわりとろーり。アクセントに旬のマッシュルームがトッピングされているのが新しく、食感も抜群です。

きき酒師など、日本酒の専門家たちが大活躍!

各蔵のブース以外でも、きき酒師をはじめとする日本酒の専門家がお酒をもって会場内を回っています。空になりそうなグラスを発見すると「いかがですか~!」と、注ぎに来てくれました。

最後の1滴を味わったところで次の1杯をどうしようか迷っていたとき、ついついスタッフの方を呼び止め、お酌を受けてしまう。そんな光景も見られました。

この日の3杯目は、全量自然米の純米蔵として知られる、福島・仁井田本家「穏」のスパークリング。銘柄名には「味わう方が日々、おだやかでありますように」との願いが込められているそう。素敵ですね。

ジューシーな味わいでキレが良く、ほどよい甘さとガス感が心地よい1杯でした。

​原料にこだわり抜いた郷土酒と、日本が誇るクラフトの魅力に酔いしれ、少しだけ非日常な体験に幸せを噛みしめました。

​(文・取材/彩)

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東京在住。フリーランスの食空間プランナー。「フードコーディネーター」「食育インストラクター」「ジュニア野菜ソムリエ」保持。 食と器と旅が大好き!シーン別の日本酒×食空間のご提案や、気になるお店のご紹介をしていきます。